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 ▼防火区画貫通処理方法で悩んでます..  悩める子羊 07/1/13(土) 15:39
   ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  北品川庄司 07/1/13(土) 15:44
      ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  悩める子羊 07/1/13(土) 16:11
         ┣Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  北品川庄司 07/1/13(土) 16:53
         ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  masa 07/1/13(土) 17:32
            ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  悩める子羊 07/1/13(土) 17:38
               ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  masa 07/1/13(土) 18:24
                  ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  悩める子羊 07/1/13(土) 18:51
                     ┣Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  masa 07/1/13(土) 23:29
                     ┃  ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  悩める子羊 07/1/15(月) 10:50
                     ┃     ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  masa 07/1/15(月) 17:47
                     ┗Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  やま 07/1/14(日) 7:13

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 ■題名 : 防火区画貫通処理方法で悩んでます..
 ■名前 : 悩める子羊
 ■日付 : 07/1/13(土) 15:39
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   新築工事施工中で、区画貫通処理方法で悩んでいます。
建物はS増で3階建て。水平区画が存在します。
使用配管材料は、給水HIVP、給湯HTVP、排水・通気VPです。
色々調べ、排水・通気50A・75Aは貫通処理が不要と言う事がわかりました。
また、給水に関しても75Aは不要となることがわかりました。
その他は大臣認定工法にて区画貫通処理を施さなければいけないのでしょうか?
今まで施工してきた現場では、区画貫通の処理を行わず、収めてきたのですが、たとえば、器具接続用給水配管、SK排水管等は、どうすればよろしいのでしょうか?
耐火処理材も色々調べましたが、床上に部材が出てくるものしか当現場では使えません。なぜなら波デッキ工法で薄い部分が80mmとなり、認定受けてる工法は調べた限り全てスラブ厚100mm以上となっているからです。
SK接続は鉛管で逃げることも可能ですが、もしかして波デッキ時のスラブ貫通で塩ビ管の使用はご法度で鋼管にしなければいけないのでしょうか。
皆さんはどのように施工しているのでしょうか。
無知な私に教えてください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : 北品川庄司  ■日付 : 07/1/13(土) 15:44  -------------------------------------------------------------------------
   話の腰を折るようですが
悩むような状況の問題については
まず所轄消防署へ図面を持って相談に行くのが
スジだと思います
そうすれば悩まなくてもいいからです

地区、消防署によって大なれ小なれ解釈が変わってくることが
あります ですから相談するのがベターだと書いています

難しい話は他のが書いてくれるでしょう。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : 悩める子羊  ■日付 : 07/1/13(土) 16:11  -------------------------------------------------------------------------
   もちろん所轄には行くつもりですが、こちらの方針が固まらないままで、法的根拠もないままだと、コストのかかる方法に話が言った時の対処のしようがないので悩んでいるのです。
工法認定が取れているものも、100mm以上の不燃物で製作された鞘管を使用しモルタルで埋めれば工法的には認定工法と同等となる為説得は出来ますが、コストがかかってついていけません。
本当に皆さんは細い給水配管でも区画貫通処理を行っているのですか?
何か法的緩和はないのでしょうか?
そもそも、50Aの排水配管がいけて50Aの給水配管がだめなのが納得いかないのですが。。。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : 北品川庄司  ■日付 : 07/1/13(土) 16:53  -------------------------------------------------------------------------
   私が消防と喧嘩しにいくときは
確かに理論武装にてから行きます
わざとらしく本を持って行ったりと・・。


ただ、言うこともわかるのですが
消防がNGだと言えば それが法的根拠になります
かけひき部分もありますが
いくら法的根拠だと言ったところでねぇ・・・。

低姿勢でコスト面を含めた相談というスタイルで
行けばどうでしょうか?
わざわざ高くて面倒な対処を求められるとは
限りません  
あの 日本一うるさいと言われるような
銀座地区でも 相談氏にいけば結構緩和的な
措置をしてくれたりもするものです


なので 消防へ相談するのがいい と書いたんですけどねぇ・・。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : masa  ■日付 : 07/1/13(土) 17:32  -------------------------------------------------------------------------
   建築基準法施行令129条の2の5第1項には以下のとおりの記述があります。

「建築物に設ける給水、排水その他の配管設備の設置及び構造は、次に定めるところによらなければならない。(一〜六省略)
七 給水管、配電管その他の管が、第112条第15項の準耐火構造の防火区画、第113条第1項の防火壁、第114条第1項の界壁、同条第2項の間仕切壁又は同条第3項若しくは第4項の隔壁(以下この号において「防火区画等」という。)を貫通する場合においては、これらの管の構造は、次のイからハまでのいずれかに適合するものとすること。ただし、第115条の2の2第1項第一号に掲げる基準に適合する準耐火構造の床若しくは壁又は特定防火設備で建築物の他の部分と区画されたパイプシャフト、パイプダクトその他これらに類するものの中にある部分については、この限りでない。
イ 給水管、配電管その他の管の貫通する部分及び当該貫通する部分からそれぞれ両側に1m以内の距離にある部分を不燃材料で造ること。 
ロ 給水管、配電管その他の管の外径が、当該管の用途、材質その他の事項に応じて国土交通大臣が定める数値未満であること。 
(以降略)」
上記の七のロに対する告示が1422号となります。 七のロは貫通できる配管の最大外径を告示で指定するという意味ですので、告示の表で規定されている配管材料ごとの外径と配管厚を満たす系列の配管材はそれ以下の口径も区画貫通工法は不要です。 具体的には硬質塩化ビニール管のVPであれば、告示で指定されている外径以下の管は区画貫通工法は不要です。(VUは肉厚が不足するため区画貫通工法が必要となります)
その他、耐火2層管なども、認定工法により区画貫通が可能です。(個別認定の場合はRC100mm以上が認定条件になっているようです)

消防法施行令第8条に規定されている区画及び、共同住宅の特例適用の場合の共住区画貫通部については消防法関連の通達で貫通できる配管径が別に規定されていますので、所轄消防に問い合わせてください。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : 悩める子羊  ■日付 : 07/1/13(土) 17:38  -------------------------------------------------------------------------
   告示が1422号に、肉厚の基準があるのですが、そこに5.5mm以上となっております。
そうなると、VP配管でも65A以下は5.5mm未満になるので、基準が満たせません。
そうなるとやはり認定工法での施工となるのではないのでしょうか。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : masa  ■日付 : 07/1/13(土) 18:24  -------------------------------------------------------------------------
   ここら辺の解釈は微妙ですが、建築基準法施行令では貫通できる配管の外径を告示で指定する数値未満にしないさいとの記述です。(前の記述では、以下と表記してしまいましたが、未満が正解です)つまり配管の厚みは規定していません。
この場合の解釈は通常、以下のように考えられています。
例)給水管で30分耐火構造の場合
肉厚5.5mm以上で、外径90mm未満→VP75 肉厚5.5mm 外径89mm、したがってVPの場合は呼径75以下は区画貫通できる。
VU75の場合は 肉厚2.7mm 外径89mm、したがってVUは区画貫通不可。

ちなみにむかしの告示では、給水管・排水管・通気管の配管外径と肉厚は区別なく規定され、区分毎の最大貫通外径が規定されていました。
もし告示の解釈が変わったとすると、既存建物で給水管VP50で区画貫通している建物は既存不適合となってしまいます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : 悩める子羊  ■日付 : 07/1/13(土) 18:51  -------------------------------------------------------------------------
   告示によると、30分耐火時6.6mm以上の肉厚で115mm未満の外径も可となっております。これは100VP相当の配管です。
なのに、わざわざ75VPも可となってるのはなぜですか?
排水配管に関しては、100VP、75VP、50VP相当は可となっており、65A相当の基準がありません。いずれにしても、複数個定義する必要性がなぜあるのかがわかりません。
また、1時間耐火以上になると、JISの規格にない肉厚の指定があります。
ここら辺も混乱する要因の一つであります。
そもそもこの肉厚の指定が混乱している原因であります。
モルタル等不燃材で穴埋めしたら許容貫通径に対する難燃材及び空間は減少するわけですから。
強いて言えば、排水・通気・給水は器具等で居室とは絶縁されており、外部に直接開放している状態ですが、配電管に関しては、貫通部のみ配管を使用する可能性があるわけで、また、それが予備の用途になる可能性もあるわけで、そうなるといかなる物を貫通させる際でも75VP相当のスリーブを打込めば通せるという解釈もできるようになるわけで。。。
う〜ん。。。やっぱり解らん。。。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : masa  ■日付 : 07/1/13(土) 23:29  -------------------------------------------------------------------------
   これは配管の系列をVPに限定する為に記載したものだと思われます。
以前の告示の場合はVP50〜VP125の呼径と肉厚、外径が記載されていました。
VP 50 肉厚4.1mm以上 外径 60mm以下
VP 75 肉厚5.5mm以上 外径 89mm以下
vp100 肉厚6.6mm以上 外径114mm以下
VP125 肉厚7.0mm以上 外径140mm以下
これが現在の告示1422号の
肉厚4.1mm以上 外径 61mm未満(外径 60mm以下)
肉厚5.5mm以上 外径 90mm未満(外径 89mm以下)
肉厚6.6mm以上 外径115mm未満(外径 114mm以下)
肉厚7.0mm以上 外径141mm未満(外径 140mm以下)
に該当しています。
これと外れた値が記載されているものは、そのようなものを作れば使用可能という意味なので、VPで該当しない場合はVPでも使用できないという意味です。
排水管の場合VP65は表に記入されていませんでしたので、以前の告示でも区画貫通に使用できませんでした。(VP65は肉厚4.1mmなので最大外径が61mm未満に該当しないので、現在も使用不可です)
複数指定されている場合はその間にはいるものを除く為に記入してあると解釈できると思います。
例)給水管 1時間耐火構造
外径90mm未満→VP75以下のサイズは区画貫通可能
外径90mm〜外径115mm未満→肉厚5.5mm以上なら可能→VP100のみ可能(特注すれば外径90mm〜外径115mm未満の肉厚5.5mm以上の硬質塩化ビニール又は難燃材料の管は使用可能)
例)排水管及び通気管(覆いの無い場合) 1時間耐火構造
外径61mm未満→VP50以下のサイズは区画貫通可能
外径61mm〜外径90mm未満→肉厚5.5mm以上なら可能→VP75のみ可能(特注すれば外径61mm〜外径90mm未満の肉厚5.5mm以上の硬質塩化ビニール又は難燃材料の管は使用可能)
外径90mm〜外径115mm未満→肉厚6.6mm以上なら可能→VP100のみ可能(特注すれば外径90mm〜外径115mm未満の肉厚6.6mm以上の硬質塩化ビニール又は難燃材料の管は使用可能)

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : 悩める子羊  ■日付 : 07/1/15(月) 10:50  -------------------------------------------------------------------------
   細かいご説明ありがとうございます。
まとめると、こういうことですね。
30分耐火構造
給水:100A以下処理不要、排水通気:100A・75A・50A以下処理不要
1時間耐火構造
給水:100A以下処理不要、排水通気:75A・50A以下処理不要
2時間耐火構造
給水:75A以下処理不要、排水通気:50A以下処理不要

給湯管は給水に準じる。。。
で、いいんですよね。
これを基に所轄に確認とりま〜す。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : masa  ■日付 : 07/1/15(月) 17:47  -------------------------------------------------------------------------
   財)日本建築設備・昇降機センター発行の「東京都建築設備行政に関する設計・施工上の指針 2003年版」には告示1422号の解説として、表にVPの呼径を付記して、注として以下の内容が書かれています。
「[注]()内は、適合可能な硬質塩化ビニル管の呼称寸法を示す。 呼称寸法未満の給水管等については、JISに適合した硬質塩化ビニル管であれば、同一の性能を有しているとし、表中の肉厚に満たなくてもよいものとして取り扱う。 例えば、配電管における硬質塩化ビニル管(JIS C 8430)、給水管、排水管及び排水管に付属する通気管における硬質塩化ビニル管(JIS K 6741)のうちVP管は、本基準を満足しているため、使用できる。 しかし、VU管は、上記と同一の性能を有していないため、使用できない。」
「建築設備設計・施工上の運用指針 2003年版」にもほぼ同様の記述があります。
「(略)A 平12建告第1422号に規定されていない給水管等の外径寸法等
令第129条の2の5第1項第七ロでは、本告示に定める給水管等の外径寸法未満のものが使用できることになっている。 一般的には、配電管に用いる硬質塩化ビニル電線管(JIS C 8430)、排水管等に用いられる硬質塩化ビニル管(JIS K 6741)のうち、VP管は同一の性能があると考えられるが、VU管は該当しない。」
上記から私の記載した解釈で問題ないと思われます。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:防火区画貫通処理方法で悩んでます..  ■名前 : やま  ■日付 : 07/1/14(日) 7:13  -------------------------------------------------------------------------
   >また、それが予備の用途になる可能性もあるわけで、そうなるといかなる物を貫通させる際でも75VP相当のスリーブを打込めば通せるという解釈もできるようになるわけで。。。
内部に電線等を挿入していない予備配管にあっては当該管の先端を密閉してある
ことが必要です。これはOK
その予備配管に電線等を挿入した場合、これもOK
その予備配管に冷媒用銅管を挿入した場合、「給水管、配電管、排水管及び排水
管に付属する通気管」の何れにも該当しないのでNG
という解釈で如何でしょうか。

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