Page 1590 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について かず 07/3/29(木) 21:55 ┣Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について ゆったか 07/3/29(木) 22:40 ┣消火ポンプユニットなら付属品では? 花見 07/3/30(金) 11:58 ┣Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について なかしん 07/3/30(金) 12:21 ┣Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について ペラ 07/3/30(金) 15:20 ┣Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について かず 07/3/30(金) 20:35 ┃ ┣Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について 花見 07/4/2(月) 13:21 ┃ ┃ ┗Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について かず 07/4/8(日) 16:25 ┃ ┗Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について hatomori 07/4/2(月) 17:48 ┃ ┗Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について かず 07/4/8(日) 16:29 ┗Re:可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について ペーパー消防設備士 07/4/9(月) 22:21 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異について ■名前 : かず ■日付 : 07/3/29(木) 21:55 -------------------------------------------------------------------------
いつもためになると拝見しています。 今度消火ポンプを設置するんですが ポンプのデリベリ・サクション側につける継手を何にしようか 悩んでいます。公共工事の標準図にはフレキシブルジョイントと書かれていますが、可撓継手ではだめなのでしょうか? また揚水ポンプのデリベリ側には防振継手を使用するよう同じ標準図では書いていました。 可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異がメーカーのサイトを見てもわかりません。ご教授いただけないでしょうか? またポンプ廻りの配管に設けるこのような継手の目的は何なのでしょうか? ポンプ稼動時の振動から配管を守るためなのでしょうか? それとも地震災害のための耐震措置として設けられているのでしょうか? 参考にしている本を読んでもわかりません。 よろしくお願いいたします。 |
まずは、消火ポンプとありますので、消防認定品の使用となります。 あとは、所轄の消防にて、サイズにより最小長さの規定があるとおもいますので、確認して選定しましょう。 防振継手と可とう継手の区別については、 防振継手 :回転体機器類の配管出入口に取付け、振動の伝達を低減する。 可とう継手:機器類の配管出入口に取付け、配管の芯づれを吸収する。 との説明文がありましたので参考までに。 それと、可とう継手=フレキシブルジョイント です。 一般的に言う、フレキシブルジョイント(=ステンレス製ベローズ形)は、本来は可とう継手ですが、防振継手としても使用できる製品です。 選定については、 ・内部流体 ・使用箇所 ・防振効果並びに可とう性 ・耐熱性、耐圧強度、耐薬品性など 上記を考慮して選定します。 可とう継手については、 ・最大軸直角変位量により、長さが変わります。 上記の仕様を確認して、メーカーに問い合わせて、選定してください。 |
>ポンプのデリベリ・サクション側につける継手を何にしようか >悩んでいます。公共工事の標準図にはフレキシブルジョイントと書かれていますが、可撓継手ではだめなのでしょうか? FJ=可とう継手です。 消火ポンプユニットでしたらデリベリ側には1本標準付属でついているのじゃないですか。 吸い込み側にも必要とするのだったら、追加注文すればよいと思います。 でも、不用なのでは? 消火ポンプならば、運転中=非常事態ということでしょ? 振動で苦情がくるからなんていう心配は無用でしょ? (強いて言えば試運転の際に苦情がくるかも) >また揚水ポンプのデリベリ側には防振継手を使用するよう同じ標準図では書いていました。 揚水ポンプは毎日しかも何回も動くものです。 給水加圧ポンプもそうですが、振動や騒音に十分注意をしなければなりません。 苦情の素です。 ゴムフレキをつけるのみならず、防振架台も必要な場合があります。 >またポンプ廻りの配管に設けるこのような継手の目的は何なのでしょうか? >ポンプ稼動時の振動から配管を守るためなのでしょうか? 配管を守る効能もありますし、隣室などに振動や音を伝えないためもあります。 >それとも地震災害のための耐震措置として設けられているのでしょうか? ポンプは重心が低く、かつ堅固にできていますので、耐震ウンヌンとは関係ないと思います。 耐震とは、水槽などでもわかるように、振動させながら吸収するのではなく、むしろ堅固にするのです。 ちなみにわざと振動させながら吸収するのは免震です。 |
こんにちは。かずさん。 なかしんと申します。 ゆたっかさん、花見さんがレスしているので、消防上の問題や違いについては 理解されるでしょう。 >可撓継手とフレキシブル継手と防振継手の差異がメーカーのサイトを見てもわかりません。ご教授いただけないでしょうか? 私も業界に入りたてのころ区別がつきませんでした。 たわみ継手・可とう継手・防振継手・フレキシブル継手・・・・ そこで・・・私なりの解釈をしました。 (正しいかは不明です。信用するかはご自身の判断を・・・・) フレキシブル・ジョイント(継手)=たわみ継手、可とう継手 アイソレーション・ジョイント=防振継手 用語的にフレキシブルなので、まとめてフレキシブルと称したのかと 思っていました。これはわかりません。 >またポンプ廻りの配管に設けるこのような継手の目的は何なのでしょうか? >ポンプ稼動時の振動から配管を守るためなのでしょうか? 消火ポンプですから、始動して振動が伝わっても誰も苦情を言わないと 考えます。しかし、始動時の静から動へ変わった場合、配管への影響が 考えられます。ゴムでは劣化や火に対して強くないのでしょう。 >それとも地震災害のための耐震措置として設けられているのでしょうか? >参考にしている本を読んでもわかりません。 それも考えられますが、建物が倒壊して消火ポンプと配管が残るというのも。。。 見てみたいですね。体(皮膚と骨)は無くなっても、血管と心臓だけが残る? かずさんは、とってもまじめな方だと思います。。。 回答になっていませんが・・・・・ イメージが伝わればと思ってレスさせていただきました。 これからもがんばってください。 |
私なりの見解です。 ○FJ=可とう継手の事で 役目:主に地震時の変位吸収や施工性 種類:ステンレスベローズが良く用いられています。 特徴:ステンレス製なので、防振性(音の伝播)はあまり 期待できません。金属なので耐火性はあります。 ○防振継手 役目:主に回転機器等の振動吸収 種類:ゴム製やテフロン製があります。 形状:球形や筒形があります。 特徴:ゴム製の球形は防振性に優れています。弱点は火や高温に弱いです。 テフロン製は主に高温(給湯)などで使われます。弱点は樹脂製 なため、ゴム程の防振性はありません。 ∴消火系では火災時にしっかり動かなければならないため、ゴムはあまり使えませ ん。一般のポンプ廻りはゴム製球形、高温系ポンプ廻りはテフロン製球形、 冷却塔では、防振性と可とう性両方求められるので、ゴム製筒形といった 感じにしています。 |
すごく分かりやすい答えどうもありがとうございます。 ステンレス製のフレキをデリベリ側にだけつけて対応しようと思います。 これからもよろしくお願いします。 |
>ステンレス製のフレキをデリベリ側にだけつけて対応しようと思います。 何故、そう思ったかも書いてくれると、他の人の参考になりますんですが。 というのも、一言言い忘れたなぁと思っていたのです。 ポンプメーカーの標準付属品が、何故1個かということです。 デリベリ側が標準付属で、吸い上げ側は特別注文なんです。 それは、吸い上げ側は、なるべく継ぎ手やフランジを少なくして、 エアーの吸い込みの危険性を排除するためです。 ほとんどありませんが、消火水槽の水面がポンプより高ければ、 流入側にFJをつけても問題ありません。 |
>>ステンレス製のフレキをデリベリ側にだけつけて対応しようと思います。 > >何故、そう思ったかも書いてくれると、他の人の参考になりますんですが。 そうですね。 ここで意見を伺っているとSUS製のベローズフレキは防振性もありかつ耐火性もあるということがわかりました。(メーカーにも確認しました) そして、やはりおっしゃっているとおりサクション側に継ぎ手を増やすことはエア吸い込みのリスクが増加すると考えデリベリ側だけに採用するよう決定しました。 (ポンプ地上式・水源地下式なので・・) 追加の解説どうもありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。 |
>ステンレス製のフレキをデリベリ側にだけつけて対応しようと思います。 吸込側にもフレキを要求される地区も多いですよ。 ポンプ室内に消火水槽がある場合はサクションユニットをつければ フレキは不要、壁などを貫通して吸込み配管が固定状態になる恐れ のある場合はフレキが必要など。 所轄の消防と協議されることをお勧めします。 又、確認申請時の設計はどうなっているかも、確認してください。 (フレキは消防認定品を使用する必要があります。) |
>吸込側にもフレキを要求される地区も多いですよ。 >ポンプ室内に消火水槽がある場合はサクションユニットをつければ >フレキは不要、壁などを貫通して吸込み配管が固定状態になる恐れ >のある場合はフレキが必要など。 >所轄の消防と協議されることをお勧めします。 >又、確認申請時の設計はどうなっているかも、確認してください。 >(フレキは消防認定品を使用する必要があります。) 消防本部の予防課と協議した結果、デリベリ側だけにSUS製フレキをつけるよう指導されました。 また確認申請時の設計もそのようになっていました。 というか予防課の担当者の方もあまりよくお分かりになってないようでしたが・・・・ (ちゃんと議事録とって取り交わしています) ご指導ご鞭撻どうもありがとうございました |
今晩は。ペーパー消防設備士です。蛇足であればごめんなさい。 消火ポンプのFJは、 >それとも地震災害のための耐震措置として設けられているのでしょうか? 上でお見込みの通りです。地震による火災時にも有効に能力を発揮できるように設けます。デリベリ側は上で皆さんが仰るとおり認定ポンプの付属品として付いています(標準付属品の長さでは足りないとする消防もあるのでご注意!)。サクション側はサクションユニットまで躯体に一点も配管支持無く配管できる場合は省略もありでしょうか。性能試験配管にすらFJを設置するよう指導を受けております。基本的には地震時の躯体の揺れが消火ポンプに直接伝わらないようにするためのものです。 |
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