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 ▼配管吊りの防震について  mu 07/7/10(火) 22:32
   ┣Re:配管吊りの防震について  つなぎの水道屋 07/7/12(木) 21:50
   ┗Re:配管吊りの防震について  どんちゃん 07/7/21(土) 11:14

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 ■題名 : 配管吊りの防震について
 ■名前 : mu
 ■日付 : 07/7/10(火) 22:32
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   とある工場の窒素真空2重管(既施工)の天井下露出配管を民間仕様にて施工しております。
棒鋼吊りでピッチ2m前後、8mピッチとまではいきませんが、適宜に棒鋼による
両側張引の振れ止めを施してあります。

先日、工場の社長パトロール時に設備担当者の方が
「この配管は震度6の時に耐えれるのか?」とのクレームを受けました。
工場の設備担当者に説明を求められた為、
○既存の設備に合わせて一般的な民間仕様で施工している旨
○民間仕様は国交省仕様を部分的に簡略施工している旨
を伝えましたが、震度6に耐えれるかどうかについては
共振周波数等の問題もある為、実際に耐震施工をしても明確に保証は出来ないとの旨を伝えてあります。
その上で、一般的な民間仕様の場合の基準を定めた前提条件は震度何なのか、又は何ガルか?
また、厳密な国交省仕様に変更したとして、国交省仕様の前提条件は震度何なのか、又は何ガルか?
予算の関係、今後の施工に全て適用した場合の工事費の高騰もあるので、実際に施工出来るかどうかは別問題として、実際に震度6対応にするには、一般的な仕様としてどの様にすれば対応出来るのか?を求められております。
(今般の対応施工についても、今後の対応施工についても、逐一耐震計算を行って施工することまではしないで、今後の施工の為にも一般基準化してほしいとも言われてます。震度6対応となると、重心や固有周波数も求めないと難しい気もするので、多少矛盾している要望なのかなとも感じました。)

実際の所、両側張引の振れ止めは縦揺れに弱いのは明白な様な気がします。
又鉄骨造の為、使用しているエイム金具の耐震強度、エイム金具に離脱保護金具を用いたときの耐震強度も影響してくるような気がします。

検証課題が多々あってどこから手を付けたらいいか非常にこまっていますが、取りあえず
棒鋼両側張引の場合の耐震震度設定、国交省仕様の形鋼振れ止めの場合の耐震震度設定をご存じの方おりましたら教えて下さい。一般化した資料であれば一番良いです。
宜しくお願いします。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:配管吊りの防震について  ■名前 : つなぎの水道屋  ■日付 : 07/7/12(木) 21:50  -------------------------------------------------------------------------
   >「この配管は震度6の時に耐えれるのか?」

 現場で施工している者の意見ですが、構造によって揺れる具合も違うと思います。
構造によって揺れ方が違うとすると、

>検証課題が多々あってどこから手を付けたらいいか非常にこまっていますが、取りあえず

 継手(継ぎ目)にかかる応力もその建物によって違ってくると思うので、
建物の揺れを知り(震度6時)、継手の応力を求めて、それに伴う振れ止めを計算していくのではないでしょうか。

>一般的な民間仕様の場合の基準を定めた前提条件は震度何なのか?
 
 上記の様に思うので躯体の構造(配管材料も)によって、まちまちだと思うのですが。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:配管吊りの防震について  ■名前 : どんちゃん  ■日付 : 07/7/21(土) 11:14  -------------------------------------------------------------------------
   >検証課題が多々あってどこから手を付けたらいいか非常にこまっていますが、取りあえず
>棒鋼両側張引の場合の耐震震度設定、国交省仕様の形鋼振れ止めの場合の耐震震度設定をご存じの方おりましたら教えて下さい。一般化した資料であれば一番良いです。

建築設備の耐震クラスを何で設定するかで違ってきます。
震度6強でAでは小被害。Sでは軽被害。
震度6弱でAでは軽被害。Sでは無被害です。
平屋の工場であれば耐震支持は棒鋼両側張引の場合でもクラスS対応になります。
(階によって変わります)
支持間隔は管種、サイズ毎で違います。

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