Ｐａｇｅ 466 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ ＩＮＤＥＸ ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼厨房の負荷について おたまじゃくし 04/2/15(日) 13:50 ┣Re:厨房の負荷について masa 04/2/15(日) 17:25 ┃ ┗Re:厨房の負荷について おたまじゃくし 04/2/15(日) 17:48 ┗Re:厨房の負荷について こてつ 04/2/27(金) 11:32 ┗Re:厨房の負荷について おたまじゃくし 04/3/2(火) 9:03 ─────────────────────────────────────── ■題名 ： 厨房の負荷について ■名前 ： おたまじゃくし ■日付 ： 04/2/15(日) 13:50 -------------------------------------------------------------------------
| 業務用厨房の空調を依頼されましたが、負荷計算についてお教えいただけないでしょうか？ フードサイズＷ3100×Ｄ1250（コンポオーブン9KW×2台）用 フードサイズＷ3100×Ｄ800（ガステーブル食器洗浄器13A 10KW/H 30.2KW/H)用 他にミキサー0.4KW 0.75KW コールドテーブル190W×2 冷凍ストッカー205Ｗ 等があります。 発生熱をフードで処理する場合どの位を処理できるか？又この時の換気負荷はどの位か？（フード近くの十分な外気取り入れ口あり）空調機容量が大きいと電気容量が50KWを超えそうなので作業環境を下げずに空調機容量を選定したいのですが よろしくお願いします。 |
| とりあえず、フードの面風速を0.5m/sと仮定すると コンボオーブン用フードの排気量＝3.1m×1.25m×0.5m/s×3600s/h＝6975m3/h 発熱量＝9kw×2＝18kw、発熱量を排熱する為に必要な温度差ΔＴは、V＝Ｑ／（0.33×ΔＴ）、V:換気量（m3/h）、Ｑ：発熱量（w）、ΔＴ：温度差（K）より ΔＴ＝Ｑ／（0.33×V）＝18kw×1000w/kw／（0.33×6975）≒7.8k 室温が33℃だとすると、フード周辺の平均排気温度が33+7.8＝40.8℃程度なら、排気でコンボオーブンの発熱はまかなえます。（輻射熱は除く） ガステーブル・食器洗浄器用フードの場合ですが、同様に面風速を0.5m/sと仮定すると 排気量＝3.1×0.8×0.5×3600＝4464m3/h ΔＴ＝（10＋30.2）×1000／（0.33×4464）≒27.3k フード周辺の平均排気温度が33+27.3＝60.3℃程度なら排気で発熱をまかなえます。 ただし、食器洗浄器は多分給湯用負荷が大部分なので、給水を室温まで上昇させる熱量は室内の熱負荷として発現しません。 したがって、実際の平均排気温度は計算値より少なくてすみます。 厨房用空調の設計としては、外気に対して温度差5℃程度を仮定して、外気量＝排気量と仮定すると、顕熱負荷＝0.33×（6975＋4464）×5≒18875w→18.8kw程度をまかなう空調機が必要になります。（厨房の従業員が外気そのままで耐えられるならばいらないですが） 通常は、この程度の厨房だと14.0kw〜16.0kw程度の全熱冷房能力をもつ厨房用パッケージを設置する例が多いです。 |
| まささん 早速のレスありがとうございます。お客様に早速提案してみたいと思います。 |
| 調べものをしていたらたまたま以下をみつけこのレスを思い出しました。 （時期を逸しているかもしれませんが今後の御参考まで） 有効なフードがある場合、対流及び潜熱はネグレクトして考えられる。 輻射熱はフードのある機器の最大入力の32％として良い。この最大入力は種々の機器がある上、使用勝手や温度コントロールがある場合があるので、安全性を考え、カタログ表示熱量の50％と考えれば良い。ゆえにフードのある場合はこの値が16％（32％×0.5）になる。 また、直接燃料を焚いて調理する器具（ガス焚レンジ等）では有効なフードがある場合は輻射熱だけを考え、カタログ表示の10％を考えればよい。 フードのない時は入力の50％を入ってくる熱量とし、このうち34％を潜熱、66％を顕熱とすることで考えればよい。 出典：実用空調・衛生設備設計データブック |
| こてつさんありがとうございました。 悩みが解決でき大変すっきり出来ました。 |
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