(株)サムソンと、東京ガス、大阪ガス、東邦ガスの3社は、換算蒸発量1200kg/h以下の小容量機種では業界初の燃焼三位置制御を装備し、ボイラ運転効率を大幅に向上させた『ガス焚き簡易貫流蒸気ボイラ EB-160N』を共同開発し、8月1日から販売する。
新型ボイラは、燃焼ガスフローを改良した新型缶体によって、定格時ボイラ運転効率が従来機で88%だったものが90%にまでアップしており、燃焼量についても、100%、50%、0%の3段階で制御する燃焼三位置制御を新たに採用したことで、運転効率では従来機より約7%向上している(50%負荷時)。
従来の小容量簡易ボイラは、燃焼量100%と0%(運転停止)の「ON/OFF制御」が採用されており、蒸気の使用量変動によって発停を繰り返すことになり、その都度、安全のためにボイラの炉内を換気するため、熱損失が大きくなってしてしまう欠点があった。