(リリース引用)
熱量算出に必要な温度と流量の同時測定を実現 「温度測定機能付き超音波流量計」を開発
当社は、熱量算出のために必要となる水温と使用流量が、簡易に配管の外部から測定可能な「温度測定機能付き超音波流量計」を開発しました。
【開発の背景】
近年、ビルなどで使用するエネルギーを適切に管理し、省エネを実現するためには、エネルギーの見える化が重要となっています。そのためのエネルギー測定には、電気だけでなく、熱源廻りの冷温水の流量測定も必要となるため、既設の配管の外側から簡易に測定できるセンサシステムが求められています。特に事業所等の熱源廻りの性能評価には、熱量の算出が必要となりますが、熱量算出に必要な水温と使用流量の測定は、測定機器を配管へ挿入する必要があるため工事が発生し、エネルギー診断費用の高コスト化の要因となっていました。これらの
問題を解決するため、簡易に配管の外部から水温と使用流量を同時測定可能な「温度測定機能付き超音波流量計」を開発しました。
【製品の特長】
本開発品は、プローブと制御器で構成されています。プローブの大きさは W125mm×D24.5mm×H28mm(25A~80A用)で、質量は約280gです。また、制御器の大きさはW160mm×D130mm×H60mmで、質量は約700gです。特長は以下の通りで、配管の外側に取付けることで、簡易に測定が可能となります。現在特許出願中です。(特開2011-
232297号)
1.配管の外側から流量測定と同時に温度測定が可能です。
2.流速最小分解能力が0.003 m/sec(100A)であるため、低流速での流量測定が可能です。
3.設定操作は日本語表記のタッチパネル式で、必要な情報を図で確認しながら入力可能です。
4.配管のサイズ、流体温度等によるプローブ間の距離調整が不要です。
5.配管工事が不要であり、工事費用削減・作業効率アップにより、大幅なコストダウンが図れます。
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