(リリース引用)
冷媒自然循環(VCS)を利用した放射パーソナル空調システムを開発
~「ケイ・オプティコムビル」に実施導入~
竹中工務店(社長:宮下正裕)は、冷媒自然循環(VCS)を利用した放射パーソナル空調システムを開発し、当社が設計・施工した「ケイ・オプティコムビル(2017年竣工)」に導入しました。快適性と省エネルギー性を両立する放射パーソナル空調に、冷媒搬送動力のいらない冷媒自然循環システムを組み合わせることで、省エネルギー性をさらに高めて従来空調方式に対して空調エネルギーを30~40%削減します。
当社開発の冷媒自然循環システム(VCS)は、これまで氷蓄熱等の低温性を活用したシステムとして多数実績があり、中温冷水(9~13℃)に対応したシステムを新たに開発して、熱源を含めた大幅な省エネルギー化を実現しました(新晃工業株式会社と共同開発)。また、放射パーソナル空調は、2009年に開発して十数件の建物へ導入してきましたが、パーソナル気流ユニットの気流特性と省電力化など性能を向上した新型機種を開発して、快適性と省エネルギー性をさらに高めることが可能となりました(空研工業株式会社・空調技研工業株式会社と共同開発、意匠登録、平成29年度近畿地方発明表彰発明奨励賞を受賞)。
本システムは、中温冷水による熱源の効率化、冷媒自然循環による熱搬送動力の最小化、放射パーソナル空調による快適なクールビズ環境を実現でき、ZEB化を見据えた快適性と省エネルギー性の両立に大きく貢献します。
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