あらゆる建築現場で実施されている電気工事の仕事。何となくイメージできても具体的に何を行っているかについては知らないことが多いと思います。実際に着工から竣工まで工事に携わって体で覚えるにも、数年単位の長い期間が必要です。本書では、鉄筋コンクリート造(RC造)のビルの着工から引渡し・竣工までに、電気工事業がどのような仕事を行っているのかを豊富な写真や図をとおして俯瞰的にとらえることができます。
Chapter 1 電気工事業とは何だろう?
1)電気工事業は建設業
2)ひと言で電気工事といっても……
3)内線工事と外線工事の違い
4)電気工事と資格
Chapter 2 建築工事の全体の流れをつかもう
5)ご安全に! 安全策の基本を押さえよう
6)工事のための工事――仮設工事
7)建物の土台をつくる――基礎工事
8)建物の「骨」をつくる――躯体工事
9)「空間」から「部屋」へ!――内装仕上げ工事
10)外壁仕上げ工事――外構工事
11)工事の基本! 図面を理解しよう
Chapter 3 基礎工事における電気工事の仕事
12)安全に電気を使うために欠かせない!――接地工事
13)接地工事のポイント
14)接地極の施工のポイント
15)接地抵抗を測定する
16)電力会社から電気の供給を受ける!――引込み工事
17)引込み用地中埋設管工事
18)埋設時の配管の保護
19)引込線などの通路をつくる――地中梁スリーブ工事
20)スリーブの固定
21)コンクリート打設
22)記録を残そう
Chapter 4 躯体工事における電気工事の仕事
23)床下に配線する――土間配管工事
24)土間配管工事の流れ
25)壁の中に電路をつくる――建込み工事
26)インサートの設置
27)梁、柱に延線する――スリーブ工事
28)スラブ配管工事
29)ケーブルラック工事――部材の加工
30)ケーブルラック工事――ラックの敷設
31)間仕切り配管配線工事
32)電気を管理するうえで重要――盤工事
33)建物の心臓部!キュービクル
34)キュービクルの据付け工事――あと施工アンカーの打設
35)キュービクルの据付け工事――搬入
36)キュービクルの据付け工事――固定
37)幹線の延線工事
38)分岐回路の延線工事――管、ボックス類
39)分岐回路の延線工事――二重天井
40)照明器具やコンセントを取り付けよう!――器具取付け(ボード開口)工事
Chapter 5 その他の工事と竣工検査における電気工事の仕事
41)停電時に活躍する――非常用発電設備工事
42)再生可能エネルギーの代表格!――太陽光発電設備工事
43)建物の外もエレガントに!――外構工事
44)安全・安心して設備を使うために!――自主検査と送電試験
45)建物の引渡しの最終審査!――官庁検査・取扱い説明会
Chapter 6 他業種の仕事も押さえよう
46)とび・土工・基礎工事業
47)鉄筋工事業
48)大工工事業(型枠)
49)左官工事業(スリーブ)
50)内装仕上げ工事業(ボード開口、建込み配管)
51)管工事業
52)消防施設工事業
53)防水工事業、塗装業
54)機械器具設置工事業(エレベーター工事)
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