『建築数理の基本』、『建築構造から見る数理/見えない力の流れを読み取る』、『デザインからみる数理/建築に隠された数学』という3編で構成され、最終の14章が総合演習となっている。
『建築数理の基本』では、「形と重心(図心)」「分かると便利な三角関数」「数列と級数/フィボナッチ数・黄金比」「確率と統計/回帰直線・調和分析」「log/対数と人の感覚」「+-×÷で解く微分方程式」「行列で解く連立方程式」「数式と単位と物理量」の8つのテーマを解説している。
『建築構造から見る数理/見えない力の流れを読み取る』(9章~11章)では、問題を解くこと以上に、本質が何かを理解できるような記述がなされている。
『デザインからみる数理/建築に隠された数学』(12~13章)では、物語風に書かれており、古代から現在に至るまで建築家がどのように建築デザインを考え、数学が深く係わっていたかがわかる。
第1部 建築数理の基本
1. 形と重心・体積・面積
2. 分かると便利な三角関数
3. 数列と級数/フィボナッチ数列と黄金比、根っこは同じ
4. 確率と統計/回帰分析・調和分析
5. 対数/人の感覚と音のデシベル
6. +-×÷で解く微分方程式
7. 行列で解くつるかめ算
8. 数式と物理量と単位/力・加速度・運動量・エネルギの関係
第2部 建築構造からみる数理/見えない力の流れを読み解く
9. 部位にかかる力/圧縮と引張
10. 部位の性質/曲げとたわみと断面性能
11. 構造力学から建築へ
第3部 建築デザインからみる数理/建築に隠された数理
12. 建築の形と数理/古代ギリシアから現代までのシュムメトリアの流れ
13. 建築の秩序のつくり方/座標、単位、部分と全体
14. 総合演習
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