「生活設備」とは人間機能を支援し、快適な環境を創造する装置でなければならない。
「生活設備」は人間の「身体のメカニズム」の要求に応えながら発達してきた。建物の躯体は「骨格と皮膚」、設備機器は「臓器」、配管は「血管」…にたとえられる。その意味で、生活設備の施工とは、建物に一種の生命を与える仕事である。
これら生活設備を、多彩な実務経験を有する著者が、「技術設計」「維持管理」「生活環境の成立史」「発想(アンソロジー)」の四視点から平易かつ広範に解説した、「設備管理/設計」を志す者、従事する者、開発者のすべてに捧げる書。
第1章 序論
第2章 生活設備のエンジニアリング―工学的解析
第3章 生活設備のマネジメント―工学的維持管理
第4章 生活設備としてのエレベータシステム
第5章 生活設備の環境小史
第6章 生活設備の起源史
第7章 生活設備からの発想
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