著者・汐見文隆氏は 日本で初めて低周波音被害に取り組んだ内科医で、一九九〇年代からさまざまな著作・講演活動を通じて、この問題を広く訴えてきたが、行政・法律の改善はいまだ見ず、全国にいる被害者は現在もなお苦しんでいる。
汐見氏は二〇一六年四月に逝去。本書はその遺稿でもある。
序章
第1章 低周波音症候群―無視され続ける被害者たち(因果律の世界
メリヤス工場隣家の被害―最初の低周波音被害経験例
聴覚と左脳(言語脳)
大阪府八尾市・綿実油工場―私の次なる経験例
気導音と骨導音
低周波音被害―これでもまだ騒音被害と混同するのか
低周波音被害者は聴覚が鈍いのか?
低周波音被害のその後の姿とエコキュート)
第2章 風力発電公害―超低周波空気振動症候群(風車病)(風力発電機の住民被害は低周波音被害では?
愛知県田原市・久美原風力発電所―どちらが悪い?
愛媛県伊方町・佐田岬半島―悲しい風車の一列縦隊
静岡県東伊豆町奈良本―住民の建築と幸福の破壊)
おわりに
追記 冤罪を問う
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