メーカー主催のルームエアコン取付講座を受講し解ったつもりでお客様宅へ訪問・・・
でも、何から手を付けてよいのか?どこに付ける?どこに穴をあける?解らないことだらけでした。
30年近く前、私はサラリーマンをやめ父親が経営する電気店に入社しました。しかし、その事が気にさわったのか長年工事や営業を担当していた従業員が独立し、いきなり工事や営業を担当することになりました。
学生時代、多少の手伝いは経験していましたが、解らない事だらけ……
適切ではないエアコンを取り付けて、夏には冷えないとサービスコールが……
結局、お客様を失った苦い経験もありました。
他にも、石膏ボードの壁はビスが効かないからと、ビスの本数を増やして固定、よく落ちなかったと、いまでは冷や汗ものの工事も有りました。
その後、メーカー販売会社から工事に詳しい方に数年間出向してもらって指導を受けたり電気屋仲間での手伝いに参加したりで、徐々に工事の知識や技術力が付いてきました。
さらに、メーカーのサービス講習に参加したり、エアコン部材のカタログを隅から隅まで熟読して勉強しました。また、インターネットを通じて知り合った電気屋さんに教えてもらった事も有りました。
こうして、徐々にエアコン工事に関する知識を付けていき、それをまとめていきました。
そして雑誌「技術営業」にエアコン工事方法の連載や同じく株式会社リックの「プロが教える エアコン「施工」の本」の執筆なども行いました。
ここで、紹介している工事方法は、一事例ですので、経験を積んで理解できたら、もっと効率的、もっとキレイな工事方法を考えてみて下さい。
(注意:このテキストは 2006 年に連載した記事をベースに 2023年加筆・修正した物です。
その為部材や工具紹介など現在使われていない物の情報が含まれていることをお詫びいたします。また、新フロンR32についての記述は有りません。)
----------
Copyright (c) 2000-2025 Environmental System Design Institute, Inc.
|