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PSが竪穴区画で無い場合は、防煙区画である壁に防火区画貫通工法は不要です。
したがって、貫通部の保温材はグラスウールで問題ありません。
隙間に関しても不燃材料等で穴埋めしてあれば、防煙区画としては成立します。
グラスウール自体は、建築基準法上も不燃材料です。
防煙区画の防煙垂壁がガラス製の場合、線入もしくは網入とするのは、破損したガラスが落下しないようにする為です。
そういう意味では、防火区画貫通部もグラスウール保温材が許可されそうですが、防火区画では遮炎・遮煙性能が要求されます。
グラスウール自体は不燃材料ですが、直接炎にさらされた場合、容易に溶融します。
したがって、不燃材料ではありますが、耐火材料ではありません。
「建築設備設計・施工上の運用指針 2024年版」では、防火区画貫通部の保温材をグラスウールにするのはのぞましく無いとされています。
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