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負荷と変圧器の容量がイコールではない、という事を気にされているのでしょうか?
1、最初に確かめるべきは、負荷の種類と容量、使用する時間帯や時期(夏or冬)です。
2、ここでの「種類」は照明、コンセント等の分類、「容量」は種類毎の負荷の
合計を指しています。
3、例えばコンセント回路の場合、掃除用のコンセントなら需要率を低く見込んでも
問題ないと考えられますが、OA機器用のコンセントなら日中は同時に
複数使用する可能性が高い(つまり需要率が高い)、と考えるのが自然です。
4、「3」に関し、具体的な需要率は庁舎の調査値になりますが、
「建築設備設計基準」、俗にいう「茶本」にグラフで掲載されています。
これが参考になるでしょう。
5、動力回路については、kW→kVA換算をどのように行っているのか?も
影響しますので、ご注意ください。
茶本もH18年版以前とH21年版以降では換算方法が異なり、数値が変わります。
(換算方法については、内線規程にも関連する内容が掲載されています)
上記の内容に沿って検討すれば、変圧器容量が適切なのか、それとも過少or過大なのか
見えてくるかと思います。
なお、ご質問のビルに飲食店が入っている場合は以下をご確認ください。
https://www.setsubi-forum.jp/cgi-bin/c-board/c-board.cgi?cmd=ntr;tree=20403;id=design
既存改修の場合は、デマンド計や年次or月次点検の記録を読むとか、可能であれば
自らクランプ計で計測する事も選択肢の一つです。
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