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初投稿となります。
札幌の事務所ビルに全熱交換器を
1フロア3台天井内隠蔽で設置しております。
全熱交換器の1次側吸排気は建物西面に大型の
ガラリにチャンバーボックス設け3系統分それぞれ
取り出しており、2次側吸排気は制気口へ接続されています。
1次給気系統にはMDは入っておりません。
建物西側はビルが隣接しておらず解放されています。
事務所の天井はシステム天井です。
現在テナントが入居されて初めての冬季を迎えております。
先月2023年1月末に強力な寒波が押し寄せ、1週間ほど
最低気温が―10℃を下回る日が続いた際に、全熱交換器の
1次側給気系統で結露による漏水被害が複数個所で発生しました。
発生した箇所 ※いずれもすべて1次側給気系統です
@ガラリチャンバー取出しについているFDの温度ヒューズ部表面が結露の上凍結
A全熱交換器外気流入口の樹脂製フランジ部(保温付フレキシブルダクトの接続口)
B鉄骨梁を貫通してくるスパイラルダクトと全熱交換器を結ぶフレキシブルダクトの両端(保温付フレキシブルダクトの保温材が水を含みすぎている状態になるほど)
結露の見られたフロアの環境条件
@全熱交換器の運転モードは自動運転、または、全熱交換運転でした。
A全熱交換器の稼働は入居テナントによる操作であるため、
一概には言えませんがテナントの営業時間に合わせた
8:00〜20:00ころが多いです。
夜間を止めているかが不明。
Bエアコン、加湿器(天井カセット型)が稼働しているフロアでは
結露が特にひどかったです。
特に室温設定の高い(25℃〜27℃)フロアは顕著でした。
当方では冷え込んだ際の外気温とシステム天井であるが故に
天井内温度が非常に高い上、加湿器が稼働しているのも合わさって
FDの温度ヒューズ部やスパイラルダクトや全熱交換器の接続口などの
断熱されていない箇所、または、保温材が端末処理で薄くなっている箇所で
結露を起こしているのではと考えております。
以上を踏まえて今後結露被害の再発防止として下記対応を考えています。
@各結露発生個所をグラスウール24Kの50oで二重保温する。
A全熱交換器の稼働を夜間も止めずに稼働してもらう。
B外気温の冷え込みが厳しいとき(-15℃以下)に全熱交換器の稼働を停止してもらう。
前置きが大変長くなり申し訳ございません。
対応として正当であるものなのか、他に何か良い対応策が
あれば教えていただきたく存じます。
よろしくお願いいたします。
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