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「動力機器」が200Vの三相の電動機負荷で直入で起動できると仮定します。
30Aにしてほしいという要求はトリップ値のことだと推定します。
200Vの三相誘導電動機で直入起動ならば30Aの適応は3.7kwだと思われます。
保護のMCCBから電線長でせいぜい数m以内と仮定します。
この場合は電線サイズがIV換算でで3.5Sqが 常識的な選択です。
これに50Aトリップが保護になっていた場合、3.5Sqの短絡電流の保護は
厳しいです。
50Aトリップだと8Sqは保護できるが、 5.5Sqが保護できるか微妙なところです。
メーカー資料では5.5Sq保護できる領域ですが、5.5Sq以下では安全を見て
ダメだという盤メーカーもあります。
よって、電線の短絡保護の観点から30Aの要求があれば電線サイズを確認して、
50Aから30Aにするのは正しい判断だと思います。
施工上の問題ですが、現状の50Aと同じフレームの30ATを用意すれば
取付変更もなく、一次側の電線サイズもそのままでよいと思います。
50Aの下位にBOXを設けて直列に30Aを設ける手もあります。
まず、電線の種類とサイズと電線長を確認しましょう。
それと負荷の種類と容量の確認は必須です。
また動力負荷の保護は過電流保護が必須ですので、客先側に
電磁開閉器などの過電流保護がされているかも要確認です。
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