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改修工事において後施工アンカーを打たずに施工は難しいので
事前にあと打ちアンカー施工についてのルールを現場共通のルールとして決めておき、顧客に承諾を得る形になります。工事の規模にもよりますが。
一般的にあと打ちアンカーが禁止される理由は
・打ち込まれている電気配管破損・配線の断線原因になる。
(既存の電気配線をあと打ちアンカーで打ち抜いちゃったという話は新築工事でもある話ですが、改修となれば通電も終えてる、場合によっては稼働中ということで影響大です。)
・強度不足
(形状・構造で耐荷重がまるで異なります)
だと思っています。
これに対する対処法を事前に決めておけば良い、という話です。
※以下、スラブからの吊り用アンカー前提で話をします。
<ルールについて(思いつく範囲で)>
・打設の事前報告の要否
・打設前のレントゲン撮影の要否
・使用可能なアンカー種類決定
(一般的な見解として、荷重掛かった際に躯体に対してよりアンカー筐体が拡がる構造のものでなければ認められない)。
・場合によっては使用用途に分けて仕様アンカー種類を決める必要があることも。
・穴あけ段階で電配に築いた場合どうするか(電気屋さんとの約束)。電配管に気づいて線まで達する前にやめれる場合もありますので。その場合どうするか等々
だれも決めてくれない、承諾する人が居ないならこれしかありません。↓
<あと打ちアンカー以外の対処方法>
アンカー打設出来ることになっても、配線打ち抜きのリスクがありますので既存インサートをフル活用し、複数のインサートから短く全ねじを下ろして、高いレベルて鋼材を流して適正な位置に吊りを得る。手間は掛かりますが電配打ち抜きのリスクがありません。但し、職人さんが使いたがる長穴あきアングルは強度の問題もありますので、この辺は決めておく必要があります。
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