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ビジネスホテルやシティホテルではよくある換気の手法です。
外気が廊下からパスダクトを経由して客室に導入している流れですが、この分の外気量は「排気」と捉えません。
廊下は一時的に人はいますが、非居室であり、火気使用もないでしょうから建築基準法上の居室換気は必要ありませんので、設計者は廊下を換気経路としているのだと思います。
着目するのは外気量です。あくまで廊下を経由させているだけです。
病院の病棟階でも使われる手法ですし、一般的に共用部に外気を導入して居室から排気することはよくあります。
また、居室と居室の間でも、パスダクトやガラリ等で空気を流しても、外気量(換気量)を満足していれば建築基準法上、問題ありません。
設計図のパスダクトに「EA」と書かれていたなら、人によっては排気と思ってしまうかもしれません。表現は「PD」が宜しいかと思います。
廊下は居室換気が必要無くても空気がこもったりするので、これを廊下の「排気」として法定換気以外にとるのは設計者判断になるかと思います。
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