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お世話になります。
「上司直伝のダクト静圧計算」について、皆さまのアドバイス等いただきたく投稿します。
通常、ダクトの圧損計算は、下記の流れと思います。
@ダクト換気扇の必要排気量を求める
A換気扇から外部ベントキャップまでのダクトルートを設計
B摩擦抵抗線図から風量とダクト径をたどり、圧力損失求める
Cダンパー、ベントキャップ等の各部材の静圧を足しこむ
D静圧-風量特性曲線より条件を満たす機種を選定
私の上司のやり方だと、簡便法として、下記の流れで図面作成しています。
@ダクト換気扇の必要排気量を求める
A静圧50Paとなる時の機器風量で機種選定
B換気扇から外部ベントキャップまでのダクトルートを設計
Cダクトの損圧を計算 ※オリジナル?計算
Dダンパー、ベントキャップ等の各部材の静圧を足しこむ
E静圧50Pa以下となることを確認
「正確ではないが安全側なのでOK」と言われておりましたが、
このオリジナルの計算がおかしいのでは?と思っています。
風量に関係なく、ダクト直管(m)に掛ける摩擦損失(Pa/m)を
φ100:1.0
φ150:1.5
φ200:2.0
とし、継手に関しても、90L×1箇所に対して径ごとの同じ係数を掛けて算出しています。
φ150のダクトで延長が10m、90°曲がり部分が2箇所では、
10(m)×1.5(Pa/m)+2(箇所)×1.5(Pa/m)=15+3=18(Pa)
というような具合です。
また、VC・フードやガラリ・フィルター類、吸込・吹出、ダンパー類は一律に10Pa×個数として足しこんで計算しています。
上司から教確認検査機構等に提出する図面には静圧計算書を付けるよう教わっており、私も上司も毎回このやり方で表計算をし、静圧計算図面として提出しています。(計算書の画像の一部を添付します)
今回改めて内容理解の為、必要風量と選定するダクト径から、風速及び摩擦損失を求め、その摩擦損失を用いて直管部分の静圧を求めてみたのですが、今までのやり方が安全側とは言えないように思えてきました。
今回、比較的大きめの物件をひとりで任されることになり、ひとり立ちの意味でもきちんとした算出方法を身に着けたいと思っています。
設備設計5年目にもなって今更疑問を持つのもどうかと思うのですが、ご意見いただけますと幸です。
【HYOU.jpg : 114.9KB】
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