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送風機の必要静圧を求める場合は、通常は送風機の内部抵抗は考慮する必要はありません。
送風機の静圧表示は測定条件から、内部抵抗を除いた機外静圧で表示されているからです。
ダクトの局部損失係数に関しては、三菱電機技術資料に書かれているζとテラルのfは同じものです。
数値が異なるのは、出典が違うからです。(三菱電機は空気調和・衛生工学会便覧などからの引用でしょう)
また、ダクト系の静圧損失の計算においても、送風機の内部損失はテラルでも考慮していないはずです。(送風機の抵抗は0と表示されています)
空調機は、内部損失(コイル、フィルター、ミキシングボックスなど)を考慮しています。
ダクト系の損失は、吸込側と吐出側ダクトの局部損失係数を全圧基準の値を用いた場合全圧損失として表示されます。
したがって、求められた全圧損失から送風機の吐出側動圧を減じれば、送風機(機外)静圧を求める事が出来ます。
直管ダクトは、形状変化が無いので、動圧の変化はありません。 したがって静圧損失と全圧損失は同じです。(静圧損失しかありません)
局部損失係数は、実験式などから求められるので、出典により異なります。
一般的には、空気調和・衛生工学会便覧などから引用する例が多いです。
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