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当方、諸事情で暖房設計はほぼ扱ってないので自信はありませんが、
空気線図に各種状態点をプロットすればなにか見えてくるはずです。
加湿なしの場合、外気を加熱するだけで湿度量は不変なので吹出し空気は
極端に乾燥してます。室内の潜熱発生量を正確に見極めないといけませんが、
恐らくビル管法の室内相対湿度下限40%を下回るのではないかと。
部屋に長時間勤務の作業員がいる場合は加湿を考慮。
加湿有無で負荷計算も変わりますが、無しの場合通常の暖房負荷計算通り、
1.室内負荷を求める(部屋から外へ逃げる熱)。
躯体負荷は夜間につき日照負荷不要で通過熱負荷のみ内外温度差から算出
(窓、ドア、床も忘れずに)。人体、照明、機器発熱等は差し引き可。
2.夏季エアコン風量と1.の室内負荷から吹出し口温度差を顕熱式で算出し
吹出温度を求める。一応、適正温度差範囲:14〜20℃か確認。
3.外気状態点と2.の吹出状態点から全熱式で加熱コイル負荷を求める。
この負荷がエアコン暖房能力以下なら条件クリア。
能力以上なら足らない負荷分をエアコン能力に上乗せ。
能力確認は上記の様な流れと思いますが、中間期のアドバイスをされていた先生の
仰る通り、制御を余程きちんと考えないと室温管理は難しいかと。
圧縮機を複数台に分割し制御を分ける等考えられますが費用対効果もありますし。
何れにせよ上手くいくことをお祈りし、最後の言葉と致します。
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