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返信ありがとうございました。
大変参考になりました。
こちらでも調査しましたので、報告します。
旧JIS 2種55(HDZ55)の亜鉛付着量は550g/uですが、それに対応する新JIS HDZT 77 の亜鉛付着量はご指摘の通り554.2g/uなので、旧JISで掲示があった適用例の「過酷な腐食環境下で使用される…」に対応できるということになります。
(一社)溶融亜鉛鍍金協会のHPでは、亜鉛腐食速度(亜鉛消耗量)が海岸地域では19.6g/uの提示があり、554.2g/uで計算すると25年以上の耐用年数となります。
以上により、塩害地域に屋外設置する機器の架台などは、従来と同様にHDZT 77を採用することで問題ないと判断しました。建築設備業界では、エアコンと盤類以外は、塩害仕様に対する規格はなく、これを拠り所としていきたいです。水槽類や製缶類メーカーも、殆どが、塩害対策仕様としてHDZT 77を採用しているようです。
但し、鉄板など薄い鋼板類には、この仕様は適さないようです。なぜなら、亜鉛付着量を増やすと、薄い鋼材では歪みが発生するからです。従って、私の予想ですが、ガルバニウムやスーパーダイマなど、厚みが薄くても対応できるアルミと亜鉛の合金が利用されるのだと思います。
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