Page 1021 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼メンテナンスの逆襲 stein 06/8/6(日) 11:28 ┣Re:メンテナンスの逆襲 北品川庄司 06/8/6(日) 11:35 ┣Re:メンテナンスの逆襲 なかしん 06/8/6(日) 16:01 ┣Re:メンテナンスの逆襲 stein 06/8/22(火) 20:24 ┃ ┗Re:メンテナンスの逆襲 隙間産業 06/8/23(水) 17:14 ┃ ┗Re:メンテナンスの逆襲 stein 06/8/26(土) 9:08 ┣Re:メンテナンスの逆襲 ゆたか 06/8/27(日) 13:53 ┃ ┗Re:メンテナンスの逆襲 北品川庄司 06/8/27(日) 18:40 ┃ ┣Re:メンテナンスの逆襲 一白水星 06/8/27(日) 21:14 ┃ ┗Re:メンテナンスの逆襲 ゆたか 06/8/28(月) 0:14 ┗Re:メンテナンスの逆襲 stein 06/9/18(月) 10:14 ─────────────────────────────────────── ■題名 : メンテナンスの逆襲 ■名前 : stein ■日付 : 06/8/6(日) 11:28 -------------------------------------------------------------------------
最近、回転ドア、エレベーター、プールなど一般設備が絡む人身事故が増えています。 事故原因のひとつに設備メンテナンス(維持、保全)不良があげられています。 田舎の拙宅の近くにも大きなショッピングセンターがあります。 その内部では工場顔負けの大きな設備が動いています。 設備メンテは、ショッピングを経営する会社の系列設備管理会社が行っているようです。 定期点検は、メーカーやその代理店の技術者が来てやっているようですが、 日常メンテは、系列設備管理会社の設備屋さんではない方が行っているようです。 専門のメンテ会社に日常メンテまで頼むと高い、 そこそこの管理マニュアルがあれば日常メンテぐらい簡単等の 経済的技術的見識でやっているのでしょう。 この例からも明らかなように、最近は、設備メンテを非常に甘く見ているようです。 設備メンテは、本当は、設備の計画・設計・施行で用いる技術と同等の あるいはそれ以上に高度な総合技術を必要とする職種なのですが・・ 擬人的に言えば、なおざりにされた「メンテナンスの神が逆襲している」 そんな感じがしています。 |
メンテナンス=バイトのアンチャン レベルのイメージがあります 昔勤めていた会社で 工事で使えないからメンテに配属っていう社員が居ましたが 確かにどこでもメンテは軽く見られがちだと思います その理由として ・何もしないでも設備は稼動してしまっている事実がある ・整備しても壊れるときは壊れる という割り切り的な考えが蔓延している ・安い金額で請け負う業者が多く存在する ・メンテ=清掃作業=素人の清掃会社が参入する でしょうか。 設備を知らない人間が設備を整備できるとは思えないんですけどねぇ・・。 |
>この例からも明らかなように、最近は、設備メンテを非常に甘く見ているようです。 >設備メンテは、本当は、設備の計画・設計・施行で用いる技術と同等の >あるいはそれ以上に高度な総合技術を必要とする職種なのですが・・ 確かにそうですね。どうしようもない時に電話が掛かってきます。 10年前の現場を即答で答えるのは辛いものがありますが、システム概要は伝えら れるようにしています。設備をやる上で必要事項だと思っています。 更新を踏まえて・・・・ いつまでも同じ状態であることは不可能であり、メンテが必要であることを伝え ています。 理解される方と理解されない方がいます。 人間ドックと同じと言っていますが・・・・ メンテ不用と言っているもの、壊れたら新品に交換というのが流行でしょう。 軽く見られている現状としては、北品川さんが書かれていることが現実。 自分の病気が進行しているが、発病しないと問題にしないのは今の世の中ですね。 病気の予防番組は流行っていますが・・・・ 危険度を数値でしか判断できない社会になりつつあります。また、事故が少なく なり経験不足も考えられますね。 これは自分にもあてはまります。自戒の意味で書かせていただいております。 書棚にある、「危機管理のノウハウPART1、2、3」の3冊が目にとまりました。 著者:佐々淳行 PHP出版 昭和55年 「ラッキーボーイであった期間が長ければ長いほど、危機に対する脆弱性は増大し 不運に対する免疫性は弱まるであろう。・・・・・・」 「問題は、敗けたときの敗けっぷりである。敗したときの出処進退や言動が大切で あって、見苦しい敗け方をすると、リターン・マッチの機会がまわってくる可能性 が少なくなる。」 |
元工場設備屋です。 だいぶ前になりますが、 ある設備の細かな動きを知りたくて「○○操作」という洋書を買いました。 約700ページの本ですが、 実にその内の70ページがトラブルシューティングに割かれていました。 その内容が実に細かく、著者の経験の豊富さと根気に感心しました。 本の最後に著者の紹介がありました。どこかの会社のエンジニアのようでした。 こんな本は今まで見たことがありませんでした。 我が国のメンテナンスの本といえば一般論に毛が生えた程度の内容しか書かれていません。 本は現場経験のない学者が書くのが普通ですから、仕方のない事かも知れませんが、 やはり、理論重視、現場軽視の風潮があるようです。 設備の使い捨てを止め、設備を長期間使い込む時代に入ろうとしています。 そうすることが、人と地球環境との共存を可能にする唯一の道のようです。 もっとメンテナンスを真剣に考えて欲しい、 そしてその分野に、設備屋さんの経験と智恵が発揮できたら 新しい雇用創出にもなるし、一石二鳥かなと思っています。 |
>元工場設備屋です。 > >だいぶ前になりますが、 >ある設備の細かな動きを知りたくて「○○操作」という洋書を買いました。 >約700ページの本ですが、 >実にその内の70ページがトラブルシューティングに割かれていました。 >その内容が実に細かく、著者の経験の豊富さと根気に感心しました。 >本の最後に著者の紹介がありました。どこかの会社のエンジニアのようでした。 >こんな本は今まで見たことがありませんでした。 > 少し話題とはずれるかと思いますが、最近NHKで《失敗学》に関する番組を放送してますね。TVをつけると偶然その番組だったのですが、自身の最近の境遇も相まってハマってしまい、勢いでナビゲーターである畑村洋太郎氏の著書も数冊読みました。トピックスも回転ドア・新幹線脱線等々、施工管理並びに維持管理に従事する技術者が、考え方を共有出来る内容と思います。特にあの回転ドアは事故以前のメンテナンス自体も危険だったのでは、、、?これもメンテナンスの逆襲? |
6年前、「失敗学のすすめ」が出たときに買い、読みました。 「失敗学」は立花隆氏の命名でしたね。 ポイントは失敗情報の共有化だったと思います。 工場では以前からこれをやっております。 工場では、失敗が進歩の原動力といっても過言ではありません。 建築設備業界の場合は、企業の集合体ですから情報の共有化は難しいでしょうね。 しかし、一般市民が使用する設備であれば、当然やるべきでしょう。 |
サブコン監督を5年ほど経験し それからビルメンテナンスを 3社経験しているものの意見です。 現在は某巨大企業の子会社のビル管会社に居ますが 法規以上の内規が巨大企業から与えられており なかなか良いメンテかと思います。 以前、いた会社はかなりボロボロでしたが・・・ 減額要請が来ればメーカー点検から 非メーカー系に変えるとか、点検回数減らすとか やはり企業倫理につきるのでしょう。 安ければよい、書類上整っていればよい 入札を繰り返し行う こういうところは先日のような事故が多いと思われます。 施工でも同じですよね。 工期に収まればよい、配管が繋がっていれば良い 点検口はついていればたどり着けなくても良い 2年壊れなければよい。 こんな施工会社のビル管理はしたくないものです。 |
とある物件で、工事を施工したことから 年間メンテナンスを請負っていたのですが 金額的な折り合いから地元業者を使うという事になり 翌年からそちらのほうでメンテナンスをやることになったのですが その地元の業者らしき人間からワタシのところへ電話があり (客先が教えた模様) メンテナンスの資料(ノウハウ)を伝授せよとの事、 あほか〜! って言いたかったですね。 何でウチがそんなことせにゃならんの? 現場に竣工図があるだろ! 自分で考えろよヴォケ! って思いながら 申し訳ないが、会社としてそれは出来ません! と ”ご丁重に”お断りしました。 そりゃそうでしょ! この地元の業者って清掃メインの業者らしいです (エアコンのフィルター清掃程度) プールのろ過装置とか空調の制御なんかのメンテナンスを 一緒に請負ったらしいですが担当者が何もわからないで困って 電話してきたようです。 ワタシは意地悪なんでしょうかねぇ・・・。 まぁ 数年前の事ですが・・。 |
抜けてる会社(俺)だったのかなー 年間メンテナンスを、請け負っていて 見積もりはもちろん、どんな作業をして どんな結果だったか報告して、全て教えて 5年くらいたったら、5万円くらい安く(総額100万程度のメンテナンス) 他の業者にそっくり横取りされて 何処かで、石をぶっつけたい |
>ワタシは意地悪なんでしょうかねぇ・・・。 フツーですよ。 ビル管理会社同士でも多々あります。 親会社意外からの仕事の場合は 他社に流れる心配がついてまわりますから。 ノウハウやデータは減額要請後の撤退時には 持って帰りますもんうちも。 でも常駐管理の業者交代は恐ろしいです。 なんてったて、お互い他社の人間が一ヶ月とか 同じ現場で同じ中央監視室で仕事するんですから・・・ かたや出て行くほう、かたや新規ではいるほうと。 |
IT技術の急速な進歩に伴い、設備も進化しています。 小型貫流ボイラ等は、 メーカーと保守契約を結べば電話回線を介して、ボイラの状態を24時間モニターされ 異常が起きれば、自動的にメンテ員を派遣し処理してくれます。 自動倉庫も同じです。便利ですね。 IT技術の申し子であるインターネットの、わずか10年ほどの普及が 想像をはるかに超えた速さで我々の生活を大きく変えているように 設備も変わっていくのでしょう。 当然、メンテに要求される事柄も変わっていくのでしょう。 巷の設備屋さんとしては、難しい時代になるのでしょうか・・・ |
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