Page 1180 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼初めて書いた図面 鉄人60号 07/5/13(日) 10:53 ┣Re:初めて書いた図面 みっちゃん 07/5/13(日) 15:15 ┃ ┗Re:初めて書いた図面 鉄人60号 07/5/15(火) 6:13 ┃ ┗Re:初めて書いた図面 みっちゃん 07/5/17(木) 21:20 ┣Re:初めて書いた図面 ada 07/5/14(月) 10:39 ┃ ┗Re:初めて書いた図面 鉄人60号 07/5/14(月) 22:44 ┃ ┗Re:初めて書いた図面 ada 07/5/15(火) 10:25 ┃ ┗Re:初めて書いた図面 鉄人60号 07/5/15(火) 18:58 ┃ ┗Re:初めて書いた図面 ada 07/5/15(火) 21:13 ┃ ┗Re:初めて書いた図面 鉄人60号 07/5/15(火) 21:57 ┣Re:初めて書いた図面 北品川庄司 07/5/19(土) 8:40 ┗Re:初めて書いた図面 おっちゃん 07/5/19(土) 18:21 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 初めて書いた図面 ■名前 : 鉄人60号 ■日付 : 07/5/13(日) 10:53 -------------------------------------------------------------------------
元工場設備屋です。 働き始めてから(給料を貰って)始めて書いた図面を覚えていますか? 私の最初の図面は扇風機の試作羽根でした。 羽根の前面形状図と複数の断面図を組み合わせたもので、初めて見るものでした。 T定規や三角定規の他に、雲形定規も使いました。 納期はありません?でしたので、何回も何回も書き直しました。 その職場では、図面の専門家がいなかったので、自分が納得するまで書きました。 残業もしました。懐かしい思い出ですね。 皆さんが給料を貰って初めて書いた図面作品は何ですか? |
>働き始めてから(給料を貰って)始めて書いた図面を覚えていますか? > お金をもらってとの意味でしたら、学生時代に沢山かいていました。 その中で最初の図面は、確か道路の竣工図書に使う平面図だったと思います。 就職して、単純に指示されて書いたのは、橋梁の床版の配筋図、その会社では、全ての新入社員が受ける洗礼みたいなものでした。 縮尺が百分の一で間隔が125mm、何十本と書いていると綺麗な平行線に見えるように書くのはなかなか大変です。自分では等間隔にかいているつもりでも、十分の一ミリ以下の狂いで平衡にはみえなくなります。また、線の太さが揃っていないと、等間隔には見えません。それが嫌で、お絵かきプログラムを開発してしまいました。当時のことですから、XYプロッターでプロットして線を書きます。問題は文字で、今のように文字情報が出来あいである時代ではないので、必要に応じて全て手作りでした。客先に持参して、何でこんな文字をひらがなで書くのだと怒られるたびに辞書の文字を写真で拡大して、ドット情報を取り入力して出力のしなおしを行いました。当時は、一枚出力するのに数時間かかっていました。 自分で設計して書いた最初の図面は、樋門(大きな川(本流)に小さな川(枝川)が合流する時に堤防を横切ります。洪水の時に本流の水が枝川に逆流しないように付ける水門で、堤防をカルバートで横切っている場合に付ける水門が樋門、円管の場合は樋管と言います)でした。 最もこれも、単純な計算の繰り返しなので、一年足らずで計算書と標準図の作製プログラムを作りました。ですから私の後輩は殆ど楽をしています。 |
> 自分で設計して書いた最初の図面は、樋門(大きな川(本流)に小さな川(枝川)が合流する時に堤防を横切ります。洪水の時に本流の水が枝川に逆流しないように付ける水門で、堤防をカルバートで横切っている場合に付ける水門が樋門、円管の場合は樋管と言います)でした。 > 最もこれも、単純な計算の繰り返しなので、一年足らずで計算書と標準図の作製プログラムを作りました。ですから私の後輩は殆ど楽をしています。 水理学と材料力学を使って構造設計する設備でしょうか? 扉の駆動部分には歯車も使われていそうで、面白そうですね。 設計プログラムは、作る時は苦労しますが、後輩には便利でしょうね。 プログラムのバージョンアップ数は、現在いくつになっているのでしょうか。 私は景色のよい川の両岸をウォーキングしていますが、最近ここにも樋門ができました。 扉の駆動は手動式です。 川の水位が上がった時、誰が閉めるのでしょうか?、ちょっと心配になります・・・ |
ご返事遅れまして >水理学と材料力学を使って構造設計する設備でしょうか? 水理学と云うより、水門学です。雨量の観測データー数十年分の年最大値を使用して確率降雨強度を求めるだけです。今なら数十分で計算部分は図示まで含めて完成します。 構造部は単純な構造計算ですからそれほど難しくありません。 河川部及び護岸は個別に考えなくてはいけないので、自動計算には乗りません。 >扉の駆動部分には歯車も使われていそうで、面白そうですね。 門扉自体は、別途機械屋さんが詳細設計を製造時にします。 >設計プログラムは、作る時は苦労しますが、後輩には便利でしょうね。 >プログラムのバージョンアップ数は、現在いくつになっているのでしょうか。 作った時代が、汎用機全盛時代でした。プログラムもフォートランとコボルを別々に組み合わせて、計算部分と、提出書類部分に分けて出力を行っていました。PL-1が立ち上がりかけていた頃です。そのうちに言語が変わり、PCが導入され始めたことと、図示表示部分のプロトコルが大きく変更される時代でしたので、マイナーチェンジを二三度した後、全く別のプログラムになってしまったようです。 その後計算機部門が独立採算制になり、ユーザープログラムからソフトハウスプログラム全盛になり、その会社を退職したこともあり原型は全く残っていないと思います。 最も、当時の計算機課の課長が、三百人程度の会社ですが社長になったときは驚きました。 >私は景色のよい川の両岸をウォーキングしていますが、最近ここにも樋門ができました。 >扉の駆動は手動式です。 >川の水位が上がった時、誰が閉めるのでしょうか?、ちょっと心配になります・・・ このあたりの管理は、それほど心配なさらなくとも、消防団なりそれなりの管理体制はされているはずです。 洪水は、一番最初に被害に遭うのが、近辺の住民ですから、周囲の人たちが無関心でいることは、殆どないと云えます。 |
初めて書いたのはウオータハンマ試験装置でした。これは実際に施工もしました。 当時の会社は設備会社だったので試験装置を設計できる人は皆無だったのになぜか 新入社員の私に計画設計施工を担当させられた記憶があります。 基本計画をし、アルミと鉄の合金を使ったブースの設計から始まり、圧力制御 の方針を決めて配管設計・自動制御設計を行いました。今みたいに制御機器が 充実していなかったので基板から作った部分も有って難易度は高めでしたが、 予算的なものも自由に出来たのでブース内で散水高さを可変するのにスイベル ジョイントとエアシリンダを遊びで使ったり結構楽しめました。施工も職人さん たちとわいわいやって充実してました。もともと電子工学出身だったのにこの 業界にはまったのもこの経験が大きかったです。 あれから25年以上経ちますが、まだこの装置は現役で動いています。驚いたこと にブースには錆ひとつ有りません。 |
>初めて書いたのはウオータハンマ試験装置でした。これは実際に施工もしました。 >当時の会社は設備会社だったので試験装置を設計できる人は皆無だったのになぜか >新入社員の私に計画設計施工を担当させられた記憶があります。 > >あれから25年以上経ちますが、まだこの装置は現役で動いています。驚いたこと >にブースには錆ひとつ有りません。 25年以上使える試験装置がどんなものか、私には想像もつきません。 工場で設備を作っても、15年くらいすると更新の話が出始め、 20年前後で産廃物?になります。 adaさんが作られた設備は、多分、基本的なことを100%抑えた、 そして、他装置にはない特別な機能を持つ素晴らしいものなんでしょうね。 |
>25年以上使える試験装置がどんなものか、私には想像もつきません。 工場に設置したのではなく信頼性管理部門に置いたので、単に稼働率が低いからか もしれません。2-3年前に自動制御のメンテナンスに呼ばれたのですが、ポンプ類は 定期的に整備されているようでした。当時、客先の担当者に「10年ぐらいで錆びる ような物は作らんといてくれよ。」と言われたので、鉄工所と打合せをして当時では 珍しかったアルミと鉄の合金を外板に使いました。内部の水が掛かる部分はステン レスにして有ります。当時は現場に篭りっきりで会社にも帰らず図面は何回も書き 直しました。あいつは全然帰ってこないけれど現場で何してるんだと社内では言われ てたらしいです。 >adaさんが作られた設備は、多分、基本的なことを100%抑えた、 >そして、他装置にはない特別な機能を持つ素晴らしいものなんでしょうね。 何もかも初めてだったので書籍を大量に買い込み、基本に忠実に作りました。それ 以外に選択肢は無かったですし、結果的にはそれが良かったんだと思います。 スタート/ストップ検出に流量計のパルスを利用してるのですが、この部分に使え る制御機器が無かったので基板を起こしてあります。今見ると笑えるくらいジャン パー線だらけで当時の苦労が伺えます。試験結果は感熱紙にプリントアウトされる ようになってて8ビットマイコンしかなかった時代によくここまで作ったなあと感心 しました。今作れと言われても作れないかもしれません。 |
詳しくご説明いただき恐縮です。 試験装置の機能設計から構造計画、材料・センサー・記録計の選定 そして製作・販売までやられたんですね、脱帽です。 昔は、若い者にも大きな仕事を与えてくれました。 「失敗も仕事のうち」、そんな大らかな格言が生きていた時代でした。 実際には、従事する人が多かったので、 大きな失敗をしないようなダブルチェック体制が自然にできていたのだと思います。 最近は全ての面で余裕がありませんから、ダブルチェック体制も期待できません。 それに加えて、個人の失敗が会社損益に即響く、厳しい時代です。 それでも若い人は頑張っていますね。 何のかんお言っても、我々に比べれば、今の若い人は一人立ちが早いですね。 逆境が、強くたくましい人間を作っているのでしょうか・・・ |
>昔は、若い者にも大きな仕事を与えてくれました。 >「失敗も仕事のうち」、そんな大らかな格言が生きていた時代でした。 いや、図面を書いたのはこの物件が初めてでしたが、実は3億程度の規模の 工事管理を平行してやってたんです。当時設備で3億といえばそこそこの規 模だと思うんですけど、それを一人で担当してました。新入社員なのに… 1年間の工期の中で上司が現場に来たのは1回きりです。大らかと言えば大ら かですが、後になって考えるとちょっと無責任な会社だよなあと思います。 尤も工事の方は業者さんが優れたところでしたから多少トラブルはあった ものの可も無く不可も無く終わった感じでした。今になって思うと結構 危ない橋渡ってるなーとは思いますけど。 >実際には、従事する人が多かったので、 >大きな失敗をしないようなダブルチェック体制が自然にできていたのだと思います。 ということでダブルチェックどころかノーチェックでやってたんですよ。 信じられん。 >それでも若い人は頑張っていますね。 >何のかんお言っても、我々に比べれば、今の若い人は一人立ちが早いですね。 >逆境が、強くたくましい人間を作っているのでしょうか・・・ 若い人は優秀ですね。のみこみが早いし。私なんかもうついていけません。 |
>>それでも若い人は頑張っていますね。 >>何のかんお言っても、我々に比べれば、今の若い人は一人立ちが早いですね。 >>逆境が、強くたくましい人間を作っているのでしょうか・・・ > >若い人は優秀ですね。のみこみが早いし。私なんかもうついていけません。 若者は飲み込みが早い、というのは全く同感です。 最後にやっと噛み合いました。嬉しいです。 今後とも宜しくお願い致します。 |
ワタシがはじめて描いた図面って 設備図ではなく電気回路図でした 水冷PACの制御回路図で手描き+テプラで対応してました 一番苦労したのは 全体的なバランスだったでしょうか 見栄えはイマイチだった記憶があります 以前にも描きましたが、系統図と電気回路図は 見た目のバランスが難しいもので なかなか満足のいくものが描けないんですね 何年経っても変わらんでしょう 悲しい事に・・・。 |
>皆さんが給料を貰って初めて書いた図面作品は何ですか? 来週末検査の設計をなんとか追い込みかけて、昨日無事終わりました。 ・・・・・投稿サボってすいませんm(__)m ワタシ、最初に書いたのは2,000uの工場に設置した 30馬力パッケージのダクト図面です。 今思えば、なんて事無いのでしょうが 産まれて初めて、描いたモノが現実なり感動モノでした。 |
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