Page 1376 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼流れを見る・感じる 鉄人60号 08/7/12(土) 9:18 ┣Re:流れを見る・感じる けろ 08/7/12(土) 13:06 ┃ ┗Re:流れを見る・感じる 鉄人60号 08/7/12(土) 14:00 ┣Re:流れを見る・感じる おば嬢 08/7/14(月) 9:39 ┣Re:流れを見る・感じる 鉄人60号 08/7/15(火) 9:36 ┣Re:流れを見る・感じる thor 08/7/15(火) 19:56 ┃ ┗Re:流れを見る・感じる 鉄人60号 08/7/15(火) 20:25 ┣Re:流れを見る・感じる 鉄人60号 08/7/20(日) 7:47 ┃ ┗Re:流れを見る・感じる つなぎの水道屋 08/7/20(日) 20:50 ┃ ┗Re:流れを見る・感じる 鉄人60号 08/7/21(月) 12:05 ┗Re:流れを見る・感じる 鉄人60号 08/7/23(水) 9:36 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 流れを見る・感じる ■名前 : 鉄人60号 ■日付 : 08/7/12(土) 9:18 -------------------------------------------------------------------------
流れと言っても様々です。 気体の流れは、天空を吹き抜ける自然の風の流れ 液体の流れは、山野や海を駆け巡る水の流れ 固体の流れは、地球マントルの流れ そして人の流れもあります。 スポーツにも勝負の流れ、運の流れがあります。 もっと大きいところでは、社会の流れ、時代・歴史の流れがあります。 設備屋関係でも、 エアコンの冷温風空気流れ、配管・ダクトの水・空気の流れ、 縁遠いお金の流れもあります。 このように流れをざっと拾い出してみると、たくさんあるのに驚きます。 目に見える流れもありますが、そうでないものが多いようです。 でも、注意深く向き合えば見る(感じる)ことができる、 流れとはそのようなものなのでしょう。 物を見るのと、流れを見るのとではどこが違うのでしょう。 物は瞬間的に、敢えて止めて見ることもありますが、 流れは継続して見ます、あるいは過去・現在を見ると言ってもいいでしょう。 流れを見ると、瞬間では見えないものが見えてくる、そう思いませんか? |
時々刻々変化する「流れ」をフーリエ変換して どのような周波数成分が特徴的であるかを見、理解するのが 「流れを読む」ということになるのでしょうね。 |
>時々刻々変化する「流れ」をフーリエ変換して >どのような周波数成分が特徴的であるかを見、理解するのが >「流れを読む」ということになるのでしょうね。 レスありがとうございます。 フーリエ解析を初めて知った時は、なるほどと感心しました。 残念ながら、仕事で使ったことはありません。 でも、計算に手間がかかるだろうと想像していたら 最近は高速フーリエ変換が可能になり、 騒音対策として、騒音と逆位相の波を生成して騒音を和らげる手法が実行されています。 さて、フーリエ変換で具体的に流れをどう読むのか、難しい問題ですね。 この領域は私の守備範囲を超えています。 |
あらあら(^ ^;)この前から鉄人ならぬ哲学しちゃってますけれども、 何か心境のご変化でも。お名前からひょっとして還暦ですか?? ひそかに哲学60号とお呼びしています・・・何か、書物を書かれてはいかがでしょう。出版目的ではなく、自分のための。市販に本の作り方の本もありますし。 |
構造物では力の流れを見ることができます。 カバーのない架橋は最も分かり易い対象です。 どう荷重を受けて、どう部材に配分し、最終的にどう基礎に伝えていくか これを力の流れというようです。 大規模な架橋もいいですが、私的には中小規模の架橋がいいですね。 どういう訳かこの規模の架橋は、設計に或る程度の自由度があるようで 色々な形の架橋にお目にかかります。独創的なものも多いようです。 じっと眺めていると、力の流れが見えてくるものもあり、なるほどと納得します。 その時は、力の流れと同時に設計者の考えも見えているのでしょう。 力の流れがはっきり見えるものは、造形的にも美しい、そんな気がします。 設備はこの点ではだいぶ違います。 見た目ではなく、ある程度使ってみて初めてその正しい評価が可能です。 使いやすいか、機能は果たしているか、能力は十分か等など・・・。 こういう面から言えば、 設備は、ユーザー情報の流れ(フィードバック)が大切だ、ということになりますね。 |
以前、交通流に関する論文を斜め読みしてふと、「人の移動速度」、「人口密度」、「人間のストレス」にもベルヌーイの定理が成立するかもと思いました。 この場合でに式を作るときも「速度」は2乗するのかなぁ |
>以前、交通流に関する論文を斜め読みしてふと、「人の移動速度」、「人口密度」、「人間のストレス」にもベルヌーイの定理が成立するかもと思いました。 > >この場合でに式を作るときも「速度」は2乗するのかなぁ レスありがとうございます。 ベルヌーイの式はともかくとして、 流体工学では、質量保存則(連続の式)とニュートンの運動方程式があります。 車の流れ(交通流)にも法則があるようです。 まず、車の台数の保存則があります。これは質量保存則に対応しています。 道に入った車は、道から出ることがなければ消えることはないという法則です。 これに加えて、 車の速度は車間距離に反比例するというドライバーの統計的特性があります。 車が混んできたら速度を落とす、納得できる特性です。 この二つの法則から、 交通信号機によって引き起こされる車の密度の波動現象等が見事に説明されます。 簡単な原則から、数学的に結果を導き出す。これも思考の流れでしょうか。 あるいは、論理の流れと言ってもいいでしょうね。 |
設備は流れの中で見て初めて、その機能、良さ、悪さが分かります。 特に、工場設備屋の場合はこのことが理解できていなければだめです。 設備導入のきっかけは色々です。自分で考えたもの、自分で見つけてきたもの 上司先輩から指示されたもの、あるいはメーカー・業者に勧められたもの等様々です。 しかし一旦採用設置した設備はそれが役目を果たし切るまで付き合います。 その付き合い(流れ)の中で、 設備と真摯に向き合い、見て感じてそして考える これが工場設備屋の仕事であり、同時に成長する必須プロセスのように思います。 優れた設備も多いですが、問題点のない設備はありません。 長期間使用するなかで機能、操作性、保守性、安全性での問題点が明らかになってきます。 機能面での問題点は、メーカーと話し合う機会もありますが 「そこまでは考えていません」などという回答をもらうこともあります。 設備を設置した当初はメーカー担当者が先生ですが、 設備を使い込むと、工場設備屋もそこそこあるいはメーカーを超えることもあります?。 操作性、保守性、安全性となるともっとはっきりした形でこの傾向が出てきます。 設備はある意味で教科書です。 但し、普通の教科書とは違って、そこに書かれた文字は時間の経過とともに増えてきます。 また、注意深く見ないと見ることのできない文字で書かれています。 おとぎの世界の話のようですが、そんな感じがしています。 設備屋の皆さん、そう思いませんか??? |
>一旦採用設置した設備はそれが役目を果たし切るまで付き合います。 >その付き合い(流れ)の中で、 >設備と真摯に向き合い、見て感じてそして考える >これが工場設備屋の仕事であり、同時に成長する必須プロセスのように思います。 私、住宅の仕事をしているので、このあたりは非常にあこがれます。 (ただ、転職すれば、といはれると悩みます) 住宅の仕事(特にリフォーム)では、色々な器具の設置位置については、非常に悩み考える楽しみのあるところもありますが、 設備(給排水)については、よほど、まずい事をしていなければそれなりに機能しています。 なので、私は、設備屋と思わず、水道屋と思っていこうと思いました。 |
>設備(給排水)については、よほど、まずい事をしていなければそれなりに機能しています。 > なので、私は、設備屋と思わず、水道屋と思っていこうと思いました。 設備にはたくさんの種類がありますから、設備屋にも色々な種類があって当然です。 どのような理屈でそれをより分けますか?無理な話です。 設備の仕事に携わっていれば、正真正銘の設備屋です。 日本には、たくさんの真面目な仲間がいますね。 その証拠に、このようなサイトが世の中にあるのだと思います。 頑張って下さい、設備屋さん!! |
仕事の流れもあります。仕事をすすめる順序・やり方です。 最近、若い人の仕事のスピードが早いと感じるときがあります。 少数精鋭(人員削減)で早くから仕事を任されるという厳しい環境のせいもあるのでしょうが、 仕事の進め方が整備されている、このことも良い方向に働いていると思います。 我々の時代は、仕事には試行錯誤の部分がつきものでした。 先ずやってみて、まずかったら修正する、そんなことが多かったように思います。 当然時間もかかり、時には失敗もありましたが、それが許される時代でした。 今考えてみれば、このことが自分の血となり肉となったのですが。 最近は経営的統制が徹底し、ISOの普及とあいまって、すべてが整備されてきました。 そして、仕事を短期間でこなし、失敗は許されない厳しい状況になっています。 こんな環境では、難しいこと、場合によっては簡単なこともメーカーに丸投げする そんな設備屋さんも多くなっているように思います。 良い、悪いではなく、そんな時代になったということです。 「やり方は任せてくれ、結果を見てくれ」の古い職人スタイルでは通りません。 あらゆる面で基準・規則に則った行動をする、そして、関係者の意見や要望を聞き、 求められれば、設備に関すること等を正確にそして丁寧に説明できる、 そんな設備屋が求められているようです。 難しいですね。当然個人では乗り切れないような感じがします。 設備屋さん同士が協力し衆知を結集してこの流れに乗る、これしか道はないようです。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━