Page 1458 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼設備業界の技術継承問題 ひろ 09/1/19(月) 12:59 ┣Re:設備業界の技術継承問題 こてつ 09/1/20(火) 0:48 ┃ ┗Re:設備業界の技術継承問題 ひろ 09/1/20(火) 12:36 ┣Re:設備業界の技術継承問題 けろ 09/1/20(火) 1:22 ┃ ┗Re:設備業界の技術継承問題 ひろ 09/1/20(火) 12:50 ┗Re:設備業界の技術継承問題 masa 09/1/20(火) 2:07 ┗Re:設備業界の技術継承問題 ひろ 09/1/20(火) 13:05 ┗Re:設備業界の技術継承問題 masa 09/1/21(水) 0:25 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 設備業界の技術継承問題 ■名前 : ひろ ■日付 : 09/1/19(月) 12:59 -------------------------------------------------------------------------
初めて投稿します。 私は某設計事務所で機械設備設計及び管理業務をしています。 もしこの投稿を読んで気分を害される方がいらっしゃったら申し訳ありません。 以降、本題に入りますが 最近の役所物件で管理業務をしていて、気になる事があったもので。 (一部の設計事務所に限られるのかもしれませんが) ・通気配管が無い。または湿り通気を勘違いしている。 (良く見られるのは、床下つなぎで、あふれ縁も無視) ・熱負荷計算のやり方すら知らない。 (熱負荷計算ソフトを使用出来ても、設計基準さえ読んでいない。または理解していない) (最悪なのは、面積を拾い出した図面と契約図面が違うなど多々) ・建築構造を知らないまま図面を書いている。 (設計時期の問題もあるかと思いますが、せめてEXPの位置ぐらいは。。。) まだまだいっぱい有るのですが、ただの愚痴になってしまいますので この辺で止めておきます。 皆さんの投稿をい、いつも読ませていただいているのですが かなりの技術レベルをお持ちの方もいらっしゃるようですので。 こんな図面や設計計算書を見たとき、この業界はどうなってしまうんだろう とかお思いになりませんでしょうか。 もちろん契約して、お金を貰っている以上、1年目であろうがプロの仕事を して貰うのは当たり前と言う方も当然いらっしゃると思います。 ですが現実はこんなもんです。 設計変更をするにしても理由がありません。 役所に納めた時点で全て責任が無いと思っている業者が多いのも現実で。。。 (契約書を読んで仕事をしているのか本当に疑問に思うこともしばしば) こんな設備業界(一部の設計事務所)は、はやく淘汰されないかなと思います。 本当に技術力のある会社だけが生き残った時代が早く来ないかな。。。 |
おっしゃること、逐一ごもっともです。 >・通気配管 その通り >・熱負荷計算のやり方すら知らない。 全くその通り >面積を拾い出した図面と契約図面が違うなど多々 設計工程と品質管理上の問題と思いますが、役所物件ではいけませんね。最後に合わせる作業が必要です。 >・建築構造を知らないまま図面を書いている。 激しく同意 >こんな図面や設計計算書を見たとき、この業界はどうなってしまうんだろう >とかお思いになりませんでしょうか。 そこまでは思いませんが、こんな事務所にはニ度と頼まないぞ・・・と思います。 >もちろん契約して、お金を貰っている以上、1年目であろうがプロの仕事を >して貰うのは当たり前と プロの仕事をして貰うのは当たり前ですが、1年目(?)の人に設計をまかせるのはいかがなものかと。 >こんな設備業界(一部の設計事務所)は、はやく淘汰されないかなと思います。 設備業界のことまでに頭が及びません。自分が手がけた物件だけは納得いく仕事をするように心がけたいものです。 スレタイの「技術継承問題」ですが、書かれている項目はそれ以前の問題なので。 技術継承とはもっと高次元のものであってもらいたい。 熟練技術を数値化とか、リスト化とか言われますが本質はそこではなく、物事の考え方・ものの見方にあると私は思っています。 |
>設備業界のことまでに頭が及びません。自分が手がけた物件だけは納得いく仕事をするように心がけたいものです。 もちろん、人間がやる仕事ですから、誰にでも間違いがあるので、それを全否定するつもりは毛頭無いのですが 私も同じく、自分が担当した物件は、納得いかないまでもギリギリまで頑張って見直しする様に心掛けています。 でないと、後から施工業者からの問題提起が多くなるばかりですから。 自分で設計して管理もすれば尚更ですよね。(20代の頃は、いつも胃が痛かったです) >物事の考え方・ものの見方にあると私は思っています。 そうですね。 私もそこまで悟れれば良いのですが(まだまだ40前のバリバリ現役です) こんな図面などを見てしまうと、先に怒りが。。。いけませんよね。 早く、そんな人格が持てれば良いなと思っています。 |
> 最近の役所物件で管理業務をしていて、気になる事 ご提示の記事、ごもっともです。 一つひとつ挙げていけば、そりゃもういっぱいありますよね。 役所物件でさえ、こうです。いわんや民間物件をや。 設備業界に限らず、意匠設計だって惨憺たるものだと思います。 (たぶん、他の業界も……?) 「技術継承」も何もありません。あるのは「経営の継続」(というより「延命」)のみ。 実務にタッチせずお金の計算に明け暮れる経営層と、 「CAD・パソコン苦手」と言うようなベテラン50歳代社員ぞろぞろ、 よそから引き抜いてきた30〜40歳代の実動部隊少数、 定着しない、ど素人二等兵の20歳代が、ある程度。 小さい事務所だと、中間年齢層が居ない。 超低価格で目先の仕事を落札して、めちゃくちゃでも何でも とにかく納品して食いつなぐ。 なんか、そういう手合いが目につくような気がします。 >こんな設備業界(一部の設計事務所)は、はやく淘汰されないかなと思います。 >本当に技術力のある会社だけが生き残った時代が早く来ないかな 国交省は、それ(設備に限らず設計業界全体の淘汰再編)を狙って 諸改正を推進したんでしょう。 でも実際には、技術力ではなくて処世術に長けた会社だけが 生き残っていくと思います。 カスミを食って生きられるわけではないので。 それから、役所の技術職員も技術力無くなりましたよね。 「技術職員」と言えず「調査職員」とか呼んで誤魔化したり。 官も民も「技術立国」がどんどん遠のいていくようです。 |
>役所物件でさえ、こうです。いわんや民間物件をや。 そうですね。 私は、今の会社の前に東北(ついこの間、水道管の破裂があったところです) で設計をしていたのですが、現在は関東で仕事をしています。 以前の会社では、ここまでレベルの低い設計に巡り会った事がありませんでした。 ですから、地域性なのかもしれませんが、民間でも良いものもありますよ? (ただ、設計料はめちゃくちゃ安いですけど。。。) >小さい事務所だと、中間年齢層が居ない。 その通りですね。 私も以前の会社では、社長と数人の技術者でしたし。 今の設計料では、新入社員も雇えませんしね。 >でも実際には、技術力ではなくて処世術に長けた会社だけが >生き残っていくと思います。 それが一番つらいですね。 >それから、役所の技術職員も技術力無くなりましたよね。 役所の技術レベルが落ちたのは、自前設計をしなくなったからだと思いますね。 それと事務作業に追われて1年間の現場で1度も顔を出さない監督もいっぱい居ますね。 役所の技術職員も可哀想な立場だと思いますが、民間交流などは考えないんでしょうかね。 |
ひろさん、ひとつ質問をさせてください。 ひろさんの立場→公共関連工事の工事監理業務委託を受注されているのですか? 現場の状態→発注図書に、現場で解決できないような設計瑕疵が存在している状態なのですか? ひろさんが受注している業務が、公共関連工事の工事監理業務であるなら、設計変更権限はないので、現場で解決できない設計瑕疵が存在しているなら、発注元の監督員に設計変更の要望を出す事になると思います。 発注元の監督員は、設計担当者に設計変更要望を提出します。 設計担当者は、設計業務受託者に説明を求める事になります。 ここからの、動きは個人的な考えでは、以下のとおりになります。 設計担当者は、設計業務受託者に設計瑕疵が存在する事を通知して、瑕疵担保責任を求める。(設計変更業務を無償で行う事になります) 設計瑕疵が存在した場合は、設計受託者の評価点が下がります。 設計業務委託は、設計受託者の評価点と入札額の総合評価で落札者を決定するので、評価点が下がった設計受託者は適正価格での落札は困難になります。 したがって、最終的にそのような設計受託者は業務継続できなくなるはずです。 そのようになっていないのは、上記手続きが適正に行われていない現状があると思います。 |
>公共関連工事の工事監理業務委託を受注されているのですか? 公共関連工事の設計業務及び管理業務が主です。 >現場の状態→発注図書に、現場で解決できないような設計瑕疵が存在している状態なのですか? 現場で解決できるのは、納まりぐらいで、お金が絡めば権限が無いです。 変な設計であっても、予算がなければ間違ったまま納まっている物件も多々。 (あくまで管理ですので) >発注元の監督員は、設計担当者に設計変更要望を提出します。 これが、全然対応してくれないんですよね。。。 管理を請け負った以上は、全て見直しを含めて管理の仕事だと。 いつも違うと言うのですが、あまりに言うと私自身のクビが飛びます。 (実際に技術者の変更を余儀なくされた、現場も他で見ました) >設計変更業務を無償で行う事になります ついこの前も20枚の原設計図面を40枚ほど設計変更図面を書かされました。 全て無償です。(積算も全て私がやっています。金額入りで←何でもアリです。) 原設計事務所が、のうのうと生きてることが憎らしくなります。 >したがって、最終的にそのような設計受託者は業務継続できなくなるはずです。 >そのようになっていないのは、上記手続きが適正に行われていない現状があると思います。 私も、そう思っていたのですが、違う様です。 実際の動きとしては、赤点を付けると、その職員も罰せられる(左遷?)様で 職員も自分が可愛いので、失格になる業者が存在しなくなるといった構造な様です。 腐ってますよね。。。 この役所問題に関しては、個人の力では何にも出来ないので、何かしら大きな力でもって 動きがあれば良いんでしょうけど。。。 |
そこら辺が、適正に設備設計事務所の選定が行われていない原因なのでしょう。 実際竣工検査で、受託者の提出物を受領しただんかいで、設備設計受託者の責任は無くなっている訳です。 あとは、見えない瑕疵の問題ですが、図面で表現されている事を見落としたのは、発注元の責任でもある訳です。 工事監督員が黙認しているのなら、工事監理受託者も責任が無いわけですよね。(適切な意見は監督員に提出しているので、それを受け入れるのは、発注者側の問題です) |
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