Page 1740 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼トンネルの換気。 とっとこ 12/12/4(火) 17:14 ┗Re:トンネルの換気。 105号室 12/12/6(木) 12:38 ┣Re:トンネルの換気。 綿菜 12/12/7(金) 9:03 ┗Re:トンネルの換気。 おっちゃん 12/12/7(金) 14:22 ┗Re:トンネルの換気。 とっとこ 12/12/8(土) 23:09 ┗Re:トンネルの換気。 駄零者 12/12/22(土) 8:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : トンネルの換気。 ■名前 : とっとこ ■日付 : 12/12/4(火) 17:14 -------------------------------------------------------------------------
12月2日に起こったトンネルの天井崩落事故ですが。 換気のためのスペースで、天井内を真ん中で仕切り給気と排気に利用されている、との報道を見ました。あの天井内スペース内にデリベントファンか何か吊って換気してるってことなんですかね?天井に吸込口が設けられているのでしょうか?具体的にどうやって換気してるの?と気になりました。露出でデリベントファンで換気する方法しか知りませんでしたので。 |
TV解説で見ましたけど、送風機はトンネル内ではなく外にあるようでした。 その番組ではトンネルの断面図を使いこんな風に説明していました。 まずトンネル上部の右半分に新鮮空気を送る。(給気ファンがあるかどうかは見逃しましたが、ないと風は動かないと思います。) その空気はトンネルの壁の内側にあるダクトから路面すれすれにある給気口から吹き出されます。 その空気は排ガスと一緒に反対側の壁面から吸い込まれ、トンネル上部の左半分の道を通り、煙突のような排気口から出て行くという流れでした。 この方法はトンネルの途中に煙突のような垂直の排気口を作らないとならないためそれが出来ない場合はトンネルファンでトンネルの出入り口から排気するとも言っていました。(排気口に排気ファンがあるかどうかは見逃しました。) 他のニュースではトンネル上部の給気と排気がまざらないようにしている隔壁は1枚1トンもあるとのことです。 なんで布やプラスチックボードにしなかったんだと思いました。 それとトンネルといえば落盤防止ですよね。 鳥居のような落盤防止構造が当たり前じゃなないんですかね。 なんでつり天井にしたのか全く理解できないですよね。 |
完成が1975年のトンネルです。 設計はそれより何年も前でしょう。 基準・技術を当時と現在 同一視してはいけません。 軽量化の為に あのような大きなプラスティックボードが製作可能でしょうか? 布で密閉性が保たれるでしょうか? 破れたり割れたりする事は無いのでしょうか? 当時としてはあれが最適な工法だったのでしょう。 |
こんにちは、 何か地下鉄の隧道換気と同じ様な構造に近いのかな?という気もしますね。 >鳥居のような落盤防止構造が当たり前じゃなないんですかね。 北海道人にトンネル事故と言えば、 今から16年前の「豊浜トンネル岩盤崩落事故」が思い出されます。 総重量27,000tの岩盤が、一瞬にしてバスや乗用車にのしかかってしまい 岩盤除去の発破作業の生中継をテレビで確か4回程見た記憶がありますね。 |
みなさんありがとうございます。丁寧に教えて頂きよく分かりました。天井チャンバーのような方式なのですね。4キロメートル以上ある長いトンネルなのでそのような方式になったのかもしれませんね。途中で何カ所かに区切ってたてダクトを設け、大きな軸流ファンみたいなので排気と給気をしてるイメージですね。ファンは相当な静圧になるでしょうし天井チャンバーは負圧に耐えるものが必要だったのでしょう。 当時のアンカーは現場打ちだったでしょうし、天井内という腐食の起こり易い条件下で設置しているのに検査をしていなかったというのは技術者としては人災と言えると思います。 また残念なのは、天井版どうしの縁が切れていれば連鎖して落ちることもなかったのに… いつかは劣化することを考えて、あらゆることを想定して計画しなくてはなりませんね。技術者が経年劣化を理由にしてはいけないと思いました。 |
>当時のアンカーは現場打ちだったでしょうし、天井内という腐食の起こり易い条件下で設置しているのに検査をしていなかったというのは技術者としては人災と言えると思います。 仮に当時の技術としては通常だったとすれば、その時の技術者は責められないと思いますが、その後知見が進む中で問題があるとわかってきたときに、何らかの対応をする必要があると思います。 そういう意味では、人災と言えると思います。 笹子トンネルよりも東京寄りの小仏トンネルでは、すでに撤去されたといいます。 笹子も必要と言われつつ、経費削減で実施されなかったという情報もあります。 「民営化後、サービスエリアの充実など目に見えることばかり力を入れ、施設の管理・点検がひどいことになっていた」と指摘する声も。 中日本が、民営化直後の06年に発表した経営計画「チャレンジV」によると、保全などについて「02年度比3割コスト削減水準を維持しつつ、更(さら)なる削減をめざします」と明記しているそうです。 >いつかは劣化することを考えて、あらゆることを想定して計画しなくてはなりませんね。技術者が経年劣化を理由にしてはいけないと思いました。 その通りだと思います。 今回の場合は、メンテナンスの経費を削る考え方が技術者でないであろうトップの方針がおおもとにあるようです。 原発もそうですが、現場の技術者の声が反映されない社会に問題があるように思います。 無論技術者も何らかの行動が必要だと思いますが。 |
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