Page 126 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼給水管の水圧試験 これからPRO 03/6/27(金) 9:02 ┗Re:給水管の水圧試験 老婆心 03/6/27(金) 13:28 ┗Re:給水管の水圧試験 老婆心 03/6/27(金) 13:31 ┗Re:給水管の水圧試験 老婆心 03/6/27(金) 13:35 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 給水管の水圧試験 ■名前 : これからPRO ■日付 : 03/6/27(金) 9:02 -------------------------------------------------------------------------
給水管の水圧試験を水処理の関係で気密試験にしたいのですがどのくらいの 圧力で測定すればいいのでしょう? もし、計算方法があれば教えていただきたくおもいます。 |
今月よりこの設備フォーラムを拝見しているものです。 今月は、ちょっと暇ができましたので 時間の許す限り投稿したいと思います。 水圧と空気圧 設備屋にとっては永遠のテーマです。 私なりの見解を述べます。(単なる設備屋ですから参考程度に) 基本的に比較対照できないもの⇒性質が違う 例 短距離選手(筋肉隆々瞬発力大) 水 液体の状態では非圧縮 マラソン選手(スタミナ豊富) 空気(気体) 圧縮自在 水の特殊性 水は4℃(3.98)で密度最大。これから臨界(374℃・22MPa)までは非圧縮性が支配。 温度上昇により徐々に分子間距離拡大(膨張)。沸点(飽和蒸気線)を超えれば沸騰。 押さえつければ圧縮水(沸騰防止) 一般に100℃を超えて加圧したものを高温水と呼ぶ。 この両者が、同じスタート地点で同じ力で勝負するとします。 結果として(ある時間過ぎれは)元気なのは当然、空気。 文字制限のため、連続投稿します。 |
水道本管工事で水圧試験で苦労している人もいる筈。 完全な満水状態が作り出せない。どこかに空気が残っており、これが圧縮されている。また、温度により溶存酸素量も変化します。 空間容積が微量のため、温度変化に伴う水の収縮に左右され圧力変動が大。 当然、管も弾性範囲内で変形します。 それを検査するもの 圧力計(ブルドン管形)は検出部にすでに空間がある。 こんな状態では正確な検査はできるはずがない。ISOの理念からみれば笑止千万。 漏洩の感受性から見れば、圧倒的な差があります。 しかしながら水には重量がある。 密閉回路にはパスカルの原理が適用されますが、水の場合には重力の影響を大きく受けます。 ここに大きな問題点があります。 試験が簡単とか凍結の心配がないという理由で空気圧で検査したいと思う人がいるから、この比較議論が存在します。議論の中で高さが一つも登場しません。 水圧検査の場合は、相対的な加圧が可能ということです。高所に必要以上の加圧の必要性はありません。 超高層の建物で、空調機やファンコイル・パネルヒーターに空気を適用(耐圧仕様)すればどうなるか。 また弁類の構造上の問題はどうなっているか。 ではそれがない場合 例えば汎用ベローズ型伸縮継手(ばね定数の問題)は空気圧に耐えられるか⇒外れないか 外れたらどうなるか。想像するだけでも恐ろしい。現実に大事故になっている話。 無知ほど恐ろしいものはありません。 高さの比較的ない設備(地域冷暖房施設)では 水圧1.5倍 気密1.25倍でやっいてるそうです。 これらを客先(相手は素人 じゃこっちも素人)に説明?。 続く |
許可されるアプローチの変更 工期内で耐圧試験を実施するのは施工者の正当な権利。 悪けりゃ、引渡し前に直す(たとえお金がかかっても) 表現のみ乱暴か 最終水圧テスト(規定値)前のテストはすべて暫定措置(機器接続後が要注意) 空圧であれば、弁の限界0.6MPa/1.5 0.4MPa程度で充分。(一般 1MPa以下の場合) ひたすら、お願いするしかない(水道管は許されない筈) ただし、シール剤が硬化するまで放置してから。これが原因もあるはずでは。 空調であれば温水になってからが本当の勝負。(動荷重と熱応力) 中間時 水圧試験後の水抜き不良⇒腐食(赤サビ等)はその時点から始まる。 良質なマグネタイト皮膜を作りたいなら 最終時点で通水(当然フラッシング後)、試運転へ。 897) いまさら、ベルヌイの式? との関連性 水圧試験時の空気溜り部での現象 圧力を上げると、内部空気が圧縮される(等温圧縮 外部へ放熱) 漏洩あれば、減圧・膨張(外部より吸熱) 微量のためごく短時間にこの現象発生。 この取扱量が多いシステム(絞り過程)が冷房屋の本業。 理想気体のエンタルピーは温度のみの関数。従ってエンタルピーが変化しないかぎり温度一定。それゆえ、理想気体を冷やすために絞り過程を用いることは不可。 (理想気体のジュールトムソン係数はゼロ) 以上 |
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