Page 1307 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼サイフォン現象 boa 07/5/19(土) 18:11 ┣Re:サイフォン現象 コンプライアンス 07/5/19(土) 19:17 ┃ ┗Re:サイフォン現象 boa 07/5/19(土) 19:27 ┃ ┗Re:サイフォン現象 やま 07/5/20(日) 11:48 ┣Re:サイフォン現象 つなぎの水道屋 07/5/19(土) 20:19 ┃ ┗Re:サイフォン現象 boa 07/5/20(日) 11:40 ┃ ┗Re:議題とは違いますが つなぎの水道屋 07/5/20(日) 19:27 ┗今後のために みっちゃん 07/5/20(日) 12:52 ┗Re:今後のために boa 07/5/20(日) 18:58 ─────────────────────────────────────── ■題名 : サイフォン現象 ■名前 : boa ■日付 : 07/5/19(土) 18:11 -------------------------------------------------------------------------
言葉では伝わりにくいのですが,皆様のご意見をお聞かせ願えればと思い投稿します。 @地下水槽より水中ポンプにて陸上水槽に水をくみ上げます。 A地下水槽〜陸上水槽への導水配管は陸上水槽よりも高いレベルにあります。配管口径32A,GL+5m程度 B陸上水槽への放流口は陸上水槽の水位より低い位置にあります。陸上水槽水位GL+1.5m C導水配管内に空気抜き及び空気取入口はありません。 D地下水槽内水中ポンプは運転停止直後も水没しています。また配管途中にチャッキ弁はありません。 上記条件にて,地下水槽水中ポンプが停止後,サイフォンにより陸上水槽内の水が地下水槽内に流れ込むと思いますか? 当方の考えは,逆(陸上水槽から地下水槽へ)であれば,理解が出来るのですが,どうもわからなくて… 現場を確認するのが一番早いのですが,現場が遠方の為,今すぐには確認出来ないのですが,計画された設計さんが施工後に気づき,その質問に対して理論的に答えられなかった為,投稿させて頂きました。お知恵を拝借出来ればと思います。 言葉足らずかもしれませんが,よろしくお願いします。 |
>上記条件にて,地下水槽水中ポンプが停止後,サイフォンにより陸上水槽内の水が地下水槽内に流れ込むと思いますか? > >当方の考えは,逆(陸上水槽から地下水槽へ)であれば,理解が出来るのですが,どうもわからなくて… 内容が同じなのでは? |
レスありがとうございます。当方のサイフォンの考え方がいまいち理解できていないのかもしれません。 御指摘箇所の意味合いは,簡単に言うと逆流しなのでは?と言う事です。設置レベルが高い陸上水槽から地下水槽への放流に当たり,導水配管が陸上水槽より高くてもサイフォンによりいったん流れだした水がポンプが止まっても流れ続けるのは理解出来るのですが,今回の場合,地下水槽から陸上水槽への放流で,ポンプ停止直後逆流するという設計さんの考え方がいまいちよくわからないのです。 当方の知識不足であればお恥ずかしい話ですが… また上記の件もしかりですが,水中ポンプは水没しているため,ストローの原理で落水もしないためサイフォンが起こらないと思うのですが… どうでしょうか? >>上記条件にて,地下水槽水中ポンプが停止後,サイフォンにより陸上水槽内の水が地下水槽内に流れ込むと思いますか? >> >>当方の考えは,逆(陸上水槽から地下水槽へ)であれば,理解が出来るのですが,どうもわからなくて… > >内容が同じなのでは? |
>設置レベルが高い陸上水槽から地下水槽への放流に当たり,導水配管が陸上水槽より高くてもサイフォンによりいったん流れだした水がポンプが止まっても流れ続けるのは理解出来るのですが,今回の場合,地下水槽から陸上水槽への放流で,ポンプ停止直後逆流するという設計さんの考え方がいまいちよくわからないのです。 「上の水槽から下の水槽へサイホン現象で落水します」が正解だと思います。 1.上の水槽から下の水槽へポンプで送水している場合も 2.下の水槽から上の水槽へポンプで送水している場合も ポンプの位置が多少異なったとしても、ポンプ停止後の状態は、どちらも同じ システム状態を形成しています(吐水口空間なしの配管で上下水槽水を連結)。 1.でポンプ停止後のサイホン現象が理解出来ると仰っていますので、1.の場合 の落水する原動力が上下の水槽の水位差(位置エネルギー)である事も理解して頂 けると思います。決して慣性力ではありません。 そしてその位置エネルギーは2.の場合のポンプ停止後も全く同じ条件でシステム に作用しますので、ポンプ停止後ほどなく(圧送水の慣性力が水位差の位置エネル ギーに負けた瞬間から)落水が始まります。 1.の場合吐水口空間を設けてもポンプ停止後のサイホン現象は継続しますが 2.の場合吐水口空間(又はバキュームブレーカー)を設ければ配管内容積分の 落水で済み、サイホン現象が防止できます。 |
>C導水配管内に空気抜き及び空気取入口はありません。 私の考えかたが間違っているかもしれませんが、エアー抜きが無い時点で配管上部にエアーがたまりサイフォンがおきないのでは? >B陸上水槽への放流口は陸上水槽の水位より低い位置にあります。陸上水槽水位GL+1.5m >D地下水槽内水中ポンプは運転停止直後も水没しています。また配管途中にチャッキ弁はありません。 あと、これも間違っているかもしれませんが、ポンプには2種類あって押すポンプ、引くポンプがあり、設置されているのがどちらか分りませんが押すポンプであれば逆止弁が内蔵されているので問題なし、引くポンプであって逆止弁が無いのであれば1度目の送水は出来ても2度目からエアーがかみ送水できないのではないでしょうか? |
レスありがとうございます。 机上で考えていても,想像でしかないため,簡単な実験をしてみました。 2個のバケツに水を汲み,高低差をつけて設置,また満水としたホースの両端を親指で塞ぎ,塞いだままホースの頂部をバケツ水位より高い位置として2個のバケツの中にホースの口を入れ,指をはなすと,高い位置にあるバケツ内の水が低い位置にあるバケツ内に移動しました。 この実験を基にもう一度理論を考えた所,ホース内が満水で真空状態となり,バケツ水面を押す大気圧の逃げ場としてホース内の水を押し水が移動したと思われます。 よくよく考えれば,小学校の時に理科の授業で行った実験を思い出しました。 当然配管内にエア溜まりが出来れば,サイフォンは起こらないと思います。 (ホース内を非満水にして実験を行った所,やはりサイフォンは起こりませんでした) 実際の所,放流口が陸上水槽の水位より低い位置にありますが,地下水槽内のポンプが配管内のエアーを陸上水槽内で放出してしまいますが,導水配管が鳥居配管となるため,管内流体静止時に水より分離したエアーが存在すれば,サイフォンは起こらない事になると思います。ただし,ポンプ停止後,エアーが分離する迄の間にサイフォンにて逆流してしまうと思いますが… 自分自身上記のような結論で整理してみましたがどうでしょうか? 貴重なご意見ありがとうございました。 >>C導水配管内に空気抜き及び空気取入口はありません。 > >私の考えかたが間違っているかもしれませんが、エアー抜きが無い時点で配管上部にエアーがたまりサイフォンがおきないのでは? > >>B陸上水槽への放流口は陸上水槽の水位より低い位置にあります。陸上水槽水位GL+1.5m >>D地下水槽内水中ポンプは運転停止直後も水没しています。また配管途中にチャッキ弁はありません。 > >あと、これも間違っているかもしれませんが、ポンプには2種類あって押すポンプ、引くポンプがあり、設置されているのがどちらか分りませんが押すポンプであれば逆止弁が内蔵されているので問題なし、引くポンプであって逆止弁が無いのであれば1度目の送水は出来ても2度目からエアーがかみ送水できないのではないでしょうか? |
>水中ポンプは水没しているため,ストローの原理で落水もしないためサイフォンが起こらないと思うのですが… ストローの原理で落水もしないためとありますがこれは上部が真空になっているため落水しないのであると思うので逆にサイフォンが起こり易いと思うのですが。 >C導水配管内に空気抜き及び空気取入口はありません。 >D地下水槽内水中ポンプは運転停止直後も水没しています。また配管途中にチャッキ弁はありません。 文章からの憶測でしかないのですが、現場が遠方で、施工が終っていると言うことでそのままで行きたいという思いがあると思いますが、私の意見としてはエアー抜きをとり、逆止弁を取られるのが良いと思いますが。(現場が竣工し、様子を見て決断できれば一番良いのでしょうが) この場でつかの間の安心を得るよりも現場の施工で安心を得た方が良いと思います。 |
気が付かない間に解決しているようですが、水理学的にも、実用上にも重要な点なのでおせっかいですが幾つか参考資料を。 それと、如何なる場合でも、吐水口空間はとるのが基本です。 通潤橋の水路 http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/isibasi/siphon.html サイホン現象の破れる理由 http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=976773 サイホン流れシミュレーション http://www.hitachi-pt.co.jp/products/si/pump/technology/analysis/syphon.html Q.サイホン防止弁とは何ですか http://www.kyoritsukiko.co.jp/support/faq.html |
レスありがとうございます。 参考資料ありがとうございます。今回の件の確かめに利用させて頂きます。 > 気が付かない間に解決しているようですが、水理学的にも、実用上にも重要な点なのでおせっかいですが幾つか参考資料を。 > > それと、如何なる場合でも、吐水口空間はとるのが基本です。 > >通潤橋の水路 >http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/isibasi/siphon.html > >サイホン現象の破れる理由 >http://oshiete.eibi.co.jp/kotaeru.php3?q=976773 > >サイホン流れシミュレーション >http://www.hitachi-pt.co.jp/products/si/pump/technology/analysis/syphon.html > >Q.サイホン防止弁とは何ですか >http://www.kyoritsukiko.co.jp/support/faq.html |
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