Page 141 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ピトーゲージ 新米 03/7/23(水) 19:46 ┗Re:ピトーゲージ 六馬身 03/7/26(土) 9:48 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ピトーゲージ ■名前 : 新米 ■日付 : 03/7/23(水) 19:46 -------------------------------------------------------------------------
消防用放水銃の圧力測定用としてピトーゲージがありますが、このピトーゲージの測定値から算出する流量の誤差はどの程度なのでしょうか?また、このピトーゲージによる流量算出は、一般家庭の給水装置にも利用出来るのでしょうか? |
計算例 1号消火栓の場合 D=(Q/(0.66×C×P^0.5))^0.5 より (ただし、ノズル定数C=0.98 吐出圧Pmin1.7kgf/cm2) 放水量/個 130l/min×1.1(割増し)=143l/min として計算すると D(ノズル口径)=13.02≒13mmφ となる。 この式から 1.7kgf/cm2以上の圧力があれば、基準をクリアすることになります。 上記条件でRe数≒232,000 測定部流速≒管芯最高速度と考えても支障なしか。 これを、一般の水栓等計測に使用した場合、C値が大きく変化(そうとう絞られる) します。 従って、計測には不適であると思います。 ただし、容器等によって計測してからC値を逆算すれば可能かもしれませんが 自己満足のデータで、対外的には提出できないでしょう。 流量計算の基本(開放の場合) Q=π/4×D^2×V V=(2gh)^0.5 より ※これを一般にはトリチェリの定理(Torricelli's theorem)といいます。 ベルヌーイの定理を連続の式で解くと 1/2×ρ(0)^2+ρgh = 1/2×ρ(υ)^2+ρg(0) ⇒ υ^2=2gh ⇒ V=(2gh)^0.5 Q=π/4×D^2×(2gh)^0.5 この式を変形すると(単位合せ) Q=0.6597×D^2×P^0.5 これは理論値なので、実験による係数C値を挿入すると D=(Q/(0.66×C×P^0.5))^0.5 となる。 D:mm Q:l/min P:kgf/cm2 C値を一般的には収縮係数と呼びます。 |
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