Page 1689 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼銅管の溶接方法について コーコー 09/3/25(水) 14:24 ┗Re:銅管の溶接方法について こてつ 09/3/25(水) 15:38 ┗Re:銅管の溶接方法について コーコー 09/3/26(木) 8:21 ┗Re:銅管の溶接方法について EM 09/3/26(木) 9:22 ┗Re:銅管の溶接方法について コーコー 09/3/26(木) 10:56 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 銅管の溶接方法について ■名前 : コーコー ■日付 : 09/3/25(水) 14:24 -------------------------------------------------------------------------
いつも拝見し、勉強させて頂いております。 今回既設改修工事をしていて疑問となった事があり、教えて頂きたく投稿しました。 それは、大口径の銅管(給湯管 今回65・80A)の溶接の事ですが、 銅管の継手にはのみこみシロがあるのですが、溶接した時に、 @そののみ込みシロ全体に溶材がいきわたらなくてはいけないのか? A又は、継手先端部分に溶接を盛るだけの施工でいいのか?(配管を継手に十分差し込んだ上) という事です。 私の現場ではAの施工に見え疑問に思いました。(私が見えただけで実際は継手ののみ込みシロ全体に溶材がいきわたっているかもしれないですが・・・) 会社内・協力業者等聞きましたが、両論ありどっちが正解か疑問です。 ちなみにAが正解という人は、継手ののみ込みシロ全体を加熱させれない為、溶材をいきわたらせるのは不可能との事でした。 どなたか詳しい方見えましたら宜しくお願いします。 |
設計が専門なのでさほど詳しいものではありませんが、記事を見る限りでは http://www.copper-world.jp/haikan/05.html 40A(11/2B)以上 管サイズが大きくなるにしたがって、すきまも大きくなり、ろうが浸透しにくくなるので、この弱点を補うために、ろう付作業は、浸透作業とフィレット形成作業の2段階に分けて行う。 イ)第1段階の浸透作業:高めのろう付温度(760〜850℃)で、すきまにろうを十分に浸透させる。 ロ)第2段階フィレット形成作業:低めのろう付温度(680〜730℃)で、フィレットを確実に形成させる。 とあります。 のみ込みシロ全体に溶材をいきわたらせるのが、基本なのではないでしょうか。 また、口径が大きいと継手全体を加熱させれないとのお話ですが、そのような場合はリングバーナーを使うのではないでしょうか。(ステンレス管の溶接で実際に見たことがあります) ↓ http://www.chiyoda-seiki.co.jp/php/page.php?model_no=g_bn_05 |
こてつ様、早々にありがとうございました。 大変勉強になりました。 正直いままで配管するところを何も考えず見ているだけでした・・・ これからは現場の見方を変えていこうと思います。 |
参考にして下さい。 十分にいきわたらせるためには、十分に継手部を過熱 する。加熱しすぎると溶けます。火口を遠ざけ温度を確保しながら、 溶棒との溶解温度差を利用して、溶棒を継手部にあてると 隙間に溶棒がスーと溶け込んでいきます。 溶棒は下からあてても、上側に廻りこんでいきます。 冷たい部分には、溶け込んでいかないので十分な加熱が 必要だということがわかります。 溶接中は、火口の遠近により一定温度を維持します。 最終形は、45度より若干のテーパが内側に入った形が正解 となります。 |
EM様、親切なレスありがとうございました。 大変参考になりました。今度穴が開くほどよく現場を見てみたいと思います。 ホントに開いたら水漏れしますが・・・ |
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