Page 1828 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼排水金物の仕様 三流現場技術員 09/11/21(土) 0:43 ┣Re:排水金物の仕様 つなぎの水道屋 09/11/21(土) 21:30 ┣Re:排水金物の仕様 減圧弁 09/11/22(日) 16:23 ┃ ┗Re:排水金物の仕様 常勝気流 09/11/22(日) 22:08 ┃ ┗Re:排水金物の仕様 減圧弁 09/11/23(月) 12:01 ┗Re:排水金物の仕様 三流現場技術員 09/11/23(月) 19:53 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 排水金物の仕様 ■名前 : 三流現場技術員 ■日付 : 09/11/21(土) 0:43 -------------------------------------------------------------------------
現在、小さな小さな公民館新築工事(公共)の現場管理をしています。 設計図に記載されている排水金物の仕様及び排水金物廻り配管の仕様で悩んでいます。設計図は、排水管種(VP管)に対して排水金物類が国交省仕様の“T3A”“COA”となっています。管種がVP管なのでVP管用排水金物類(差込型)・塩ビ製Pトラップにて監督員に承認を求めたのですが、設計・積算が国交省仕様の排水金物としているので ねじ込み式排水金物・鋳物製Pトラップに変更する様、指摘を受けました。今回は、監督員の指摘に従う事にしますが 実際にはどの様な施工方法が最適なのか悩んでいます。設計図(国交省仕様)に従うと、配管はVP管・・・排水金物廻りはねじ込み式金物・鋳物製Pトラップとなります。私は今まで 土間配管(埋設)部に於いては、塩ビ製Pトラップが腐食に優れていると考えていました。公共工事に塩ビ製Pトラップの使用は不適当なのでしょうか。 |
腐食を含めた耐久性を考えると、排水管に使う材料は、塩ビ等の樹脂系が最良だと思います。 ただ、仕様で謳われていて、監督官がダメといはれるなら、実用の有無は別にして、不適当になるのではないではしょうか。 |
標仕や標準図に記載される事柄はよくよく考えてみると頭でっかちで古臭いと感じられる部分もあるかと思います。 しかし、こうした統一基準があって初めて、ある一定の品質、技術基準が定められているのも事実なのです。 公共建築工事が発注されるまでに、発注者である公共機関から設計事務所まで色んな肩書きの色んな方々が係っています。 もし、それが技術的に素晴らしく優れた案件で、かつ工事費が抑えられる素晴らしい工法であったとしても、設計図書に定められた要綱(参考内訳書を含む)を変えてしまうという事は、発注までに係った方々の設計積算、及びそのチェックに対する不備を暗に認めてしまうことになります。 また、見積は参考内訳書の数量の通り行われていると思いますが、入札時に参考内訳書を札と一緒に提出した時点で内訳書に記載された材料、工法で契約した事になります。 (入札広告時に公開される金抜の内訳書は“参考”数量内訳書であり、異論や変更があれば、入札に先立って発注者へ質問できます。) 発注者と請負者との間で成立している契約は“参考数量内訳書通り”ということになり、厳密に言うと契約変更の手続きが必要となります。 こういった変更はお役所が最も嫌うところでもあります・・・。 土間埋設部に鋳鉄を使うのか、樹脂を使うのかで言えば勿論後者が正論かと思います。監督職員によっては、こうした技術的提案を優良であると判断した場合に限って承諾する方がいらっしゃるのも事実です。 しかし、(設計図書に記されている又は監督職員が)VE提案を認める公共工事でない限り、参考内訳書に準じた施工を行うのが原則であると私は認識しています。 |
参考数量とは 発注者の予定価格算出の根拠であり 入札者の工事費算出の効率化を図ったものだと思います 契約上の設計図書とは、図面と仕様書等でしょう 過大積算や見積り落ちはよくある話 参考なのにそれを根拠に指示する発注者もよくある話 |
ご指摘のとおりです。以下のように修正補足させて下さい。 ・8行目「設計図書に定められた要綱」に対して参考内訳書を含む、とありますが参考内訳書は設計図書の一部である、という意味ではなく、今回のケースのように排水金物等は設計図へ記号や略称が明記されている場合が殆どですので、内訳書が変われば設計図に変更が伴う事が殆ど、という意味で書かせて頂きました。 ・末尾2行「参考内訳書」が「工事費内訳書」の誤りです。 ですが実際はその参考内訳書通りに積算し、工事費内訳書を提出する企業が殆どだという実情があります。 乱文ゆえ誤解を招いた事お詫びいたします。 |
皆さんのご指摘有り難うございます。私も設計仕様・方針に従う必要がある事は 十分認識しております。しかし、鋳鉄製のPトラップを埋設するのは好ましくないとして今後も 確認・提案して行きたいと考えています。排水金物メーカーさんも、塩ビ製Pトラップと組み合わせた床排水トラップ(セット品)を市場に出してくれれば、設計仕様に盛り込んでもらえるのかもと今後の動向に期待したいです。 |
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