Page 2157 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼床暖房架橋ポリエチレン管による酸素混入による配管腐食 東京床暖房施工店 12/10/26(金) 0:44 ┣Re:床暖房架橋ポリエチレン管による酸素混入による配管腐食 michiyo 12/11/1(木) 14:21 ┃ ┗Re:床暖房架橋ポリエチレン管による酸素混入による配管腐食 東京床暖房施工店 12/12/19(水) 13:08 ┗Re:床暖房架橋ポリエチレン管による酸素混入による配管腐食 水道屋の修理担当 12/12/19(水) 14:11 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 床暖房架橋ポリエチレン管による酸素混入による配管腐食 ■名前 : 東京床暖房施工店 ■日付 : 12/10/26(金) 0:44 -------------------------------------------------------------------------
私が施工した現場ではないのですが 床暖房配管は一般的な床暖房用架橋ポリエチレン管 配管材質SGP 床暖房同一系統に鉄製温水パネルラジエーター 循環水 水 が施工されており、 わすか2年で 床暖房配管内黒いスケールにより目詰まり 鉄製温水パネルラジエーター穴あき が発生しており、水質検査の結果鉄錆と判明しました。 おそらく、架橋ポリエチレン管の酸素透過による溶存酸素が増えた ことで鉄部分のSGPと鉄製温水パネルラジエーター 腐食している状況だと思われます。溶存酸素量はまだ調べていません。 普通であれば、床暖房配管に酸素と透過させないO2カットを使用すべき だと思いますが施工後で相談されたので対処療法しかできません。 検討した結果 配管洗浄の上、床暖房用ロングライフ不凍防錆液を入れて対応するしか ないと考えていますが、あくまで対処療法で根本解決になっていない気がします。 ボイラー水処理の溶存酸素除去装置設置、冷却塔やボイラー水処理剤、 ライニング(但し施工は困難)等があるようですが、このようなことで この方法で解決したという方法があれば教えて頂けると大変ありがたいです。 宜しくお願い致します。 |
穴あき・・・がやっかいです。 酸洗浄で他の部分での穴あきの可能性があります。ライニングも一手ですが、工法としては難しいですね。熱伝導の問題もありますし・・・。 このようなリスクを考えると、有機酸等の弱酸系洗浄剤もしくは中性洗浄剤(バブリングなど併用)を使用することにより、管内の汚れを除去した上で、冷温水系の防錆剤を利用されるのが望ましいようです。 冷温水系防錆剤にも色々ありますが、ケイ酸系の防錆剤が使いやすいと思います。管理濃度を維持しないといけないのと、初期投入時の薬剤消耗量が多いので、注意が必要ですが、一旦被膜が形成されれば濃度低下は少なくなり、ポンプのグランドなどから排出される量(補給水量)、に対する薬品濃度維持だけを考えて、管理をされればよいです。 定期的な水質検査で薬品濃度を管理されることは不可欠です。 脱酸素装置など溶存酸素除去の方法はありますが、装置を設置するスペースがいる、電源、メンテナンスの問題などありますので、あまりお勧めはしません・・・。 御参考に・・・。 |
教えて頂いてありがとうございます。 中性系で洗浄し、冷却塔等に使用されている防錆材入れて 水質管理を行いながら、サビが無くなるまで数回交換し もしも落ち着いたら防錆材入りロングライフ不凍液と することにしました。 これから実施してみます。 日本は架橋ポリエチレン管の 酸素透過に関する基準が示されていないので 日本でもドイツのように基準を設けるのが良いと思います。 また主管についても、アルミ3層管で継ぎ手部分でアルミ層と 接触していないヨーロッパの製品が望ましいことがわかりました。 |
もしかして、半密閉回路を組んでいませんか。鉄パネルは密閉でなければほぼ孔が開きます。膨張タンク大気圧に開放してありませんか。 架橋ポリのラインと熱交換器で分離できれば良いのですが。 一先ず、密閉回路を組んでみて、防錆剤を入れて様子を見るのはいかがでしょうか。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━