Page 540 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼伸縮継手の基準について 無力課長 04/11/2(火) 20:55 ┣Re:伸縮継手の基準について hatomori 04/11/2(火) 22:22 ┣Re:伸縮継手の基準について stein 04/11/3(水) 7:51 ┣Re:固定方法について hatomori 04/11/4(木) 3:22 ┃ ┣Re:固定方法について stein 04/11/4(木) 9:47 ┃ ┃ ┗Re:固定方法について hatomori 04/11/4(木) 12:41 ┃ ┗Re:固定方法について こてつ 04/11/4(木) 11:24 ┃ ┗Re:固定方法について hatomori 04/11/4(木) 12:48 ┃ ┗Re:固定方法について こてつ 04/11/4(木) 13:22 ┃ ┗Re:固定方法について hatomori 04/11/4(木) 16:29 ┃ ┗Re:固定方法について こてつ 04/11/4(木) 17:12 ┣Re:伸縮継手の基準について 兄やん 04/11/5(金) 12:52 ┃ ┗Re:伸縮継手の基準について stein 04/11/5(金) 21:40 ┃ ┗Re:伸縮継手関係・・・(少し脱線) おにぐん 04/11/6(土) 16:19 ┗Re:伸縮継手の基準について 無力課長 04/11/9(火) 23:31 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 伸縮継手の基準について ■名前 : 無力課長 ■日付 : 04/11/2(火) 20:55 -------------------------------------------------------------------------
現在某県立病院の衛生工事に従事しています。 そこで現在給湯配管の伸縮継手の検討をしているのですが、国交省の仕様書、指針には 伸縮を考慮して伸縮継手を設置するということで、単式の場合伸縮量35mm以下、複式は 70mmというような表記があります。そこで疑問に感じたのですが、伸縮量が最低何mm以上 ならば伸縮継手が必要となるのでしょうか?いろいろと手持ちの資料を探してみましたが、具体的な数値の表記はありませんでした。 最終的に施工図の承認を取る際に恐らく選定の根拠を聞かれそうなので、なにか良い文献等があれば教えて頂ければと思って書き込みしました。 |
伸縮量何mm以上はつけなさいとゆう規定はないとおもいます。 管の伸縮による引っ張り、座屈、分岐管に無理なチカラがかからないか。 固定点はどこか。などを考慮し伸縮継手をもうけるか否かをきめます。 すべての配管がルーズで(固定がなし)あれば、自由自在に伸縮して無理な応力 もかかりませんから伸縮継手は不要とゆうことになります。 建築現場では必ずどこかで固定されますからそれに伴い伸縮継手が必要になって きます。 座屈計算、引っ張り(抜け出し阻止力)など計算するのは面倒ですから 給湯(銅管、SUS)管などの場合、直管で20m〜30mを目安に設けます。 分岐管は3クッション配管などで変位を吸収するようにします。 あたりまえのことしか答えられなくて申し訳ない。 実際には、給湯管(SUS、CUP)の小口径の配管は30mの中間に伸縮継手をつけて 前後15mのところに固定点を設けてもとても伸縮継手で吸収しているとは思えません。管が歪曲するような気がします。(ガイド管があれば別ですが) 故に私は20mをお勧めします。 |
>そこで疑問に感じたのですが、伸縮量が最低何mm以上 >ならば伸縮継手が必要となるのでしょうか? 元工場設備屋です。 配管の熱応力計算は手計算では厄介です。現在では、この熱応力計算はコンピューターで行うのが一般的です。計算ソフトも市販されています。 しかし、簡単な配管系であれば、熱応力が許容値以下であるかどうか(=伸縮継手が必要かどうか)を判別する式が在ります。アメリカのANSI/ASMEの判定法です。以下の書籍に載っています。 千葉孝男、蒸気・高温水システム、p177、省エネルギーセンター1990 大野光之、配管技術ノート、p136、工業調査会2004 調べてみてください。 |
hatomiriです。 伸縮継手の話題がでているので便乗してみなさんにお尋ねします。 今回の場合給湯管ですから、Sus管か銅管だとおもいますが SGP管のようにUボルトで締めて溶接固定できない管の場合 どのような固定方法をとられていますか。教えてください。 |
>hatomiriです。 >伸縮継手の話題がでているので便乗してみなさんにお尋ねします。 >今回の場合給湯管ですから、Sus管か銅管だとおもいますが >SGP管のようにUボルトで締めて溶接固定できない管の場合 >どのような固定方法をとられていますか。教えてください。 いつもお世話になります。 配管の熱応力計算やサポート方法を理論的、現場的に詳しく書いた日本語書籍は意外と少ないですね(アメリカあたりにはありそうですが読めません)。需要はあると思うのですが、どうしてでしょうか。 コンピューターによる解析法が普及して詳細計算が可能になったためにこの分野の専門化が進み、生半可な知識は無用ということなのでしょうか。 しかし、 現場で苦労している若い設備屋さんには、不便であり、教育的もマイナスの流れのように思いますね。 |
こんにちは この問題で詳しくかいてある書籍をみたことがありませんね。 現実問題として蒸気管をのぞいて給湯管や空調配管では伸縮継手がなくても 規模によりますがなんとかなっているとゆうことだと思います。 固定をとっていない又しっかりしていないとゆうこともあると思います。 分岐管が多くある直管部などの伸縮継手は余程考えてとつけないと かえって逆効果だったりすのではないでしょうか。 |
>SGP管のようにUボルトで締めて溶接固定できない管の場合 >どのような固定方法をとられていますか。教えてください。 SGPなので、給湯ではなく蒸気または高温水の話としてレスします。 下記のメーカーに高温用断熱支持金具があります。 http://www.showa-cp.jp/ HPにはアップされていませんが、固定用のものがあります。最小干の溶接部位は出てきます。 断熱支持金具の保温部分が二重構造で、内側が石のようなもので出来ています。配管にL形のプレートを溶接固定(両側)して内側の断熱材をはさみ込んで固定します。 過去に一度採用したことがあります。受注生産品でした。 なお、ここまでしなくとも通常はUボルトで施工する場合、固定点はステーを配管に溶接固定するのが普通です。 |
こてつさん文章が悪くてごめんなさい。 SUS管、CUP管、HTLP管など固定のための溶接が困難な管の場合の 固定をどのようにしておられるかを知りたいのです。 |
hotomoriさんはベテランのようなので、もしかしたら知ってるかな?と思いましたが勝手に想像して回答してしまいました。こちらこそ失礼しました。 ところで御質問の件ですが、フランジをアングルで挟み込んだサポートとするのではないかと思いますが、よく知りません。 また、設計ではエルボの両端を振れ止め形式のサポートとして、固定として評価することもあります。 他の方のレスを期待します。 |
私が現場を監理する場合、HTVLPやSUS管は特注で固定用の部材を製作してもらいますが、CUPの小口径の場合むつかしいようです。 フレ止め形式のサポートにUボルトをダブルでかけて固定としたこともありましたが、すべってしまうような気がします。固定部のみSUSにするのも? |
銅管継手のカタログを見ましたが、ラップジョイント(RJ)というフランジがあるのでそれを用いてサポート鋼材で両側からはさみこむのがよいかと思いました。 但し、口径12.7φからです。 それ以下の口径はフランジ自体がありません。 思いつきですが、チーズを挿入して流れ直角方向はキャップを溶接し3方向をUボルトで固定するなんてどうですかね。 |
私の場合は、なるべく伸縮継手を使わないようにしています。 竪管はスラブなどで拘束されるため、延長方向の伸縮を継手などで 吸収しなければなりませんが、水平展開する配管の場合は、コの字に 配管してクッションを設ける方法を多用しています。 |
元工場設備屋です。 おっしゃるように、スペースに余裕があれば、配管ループでの対応がシンプルですね。 やむを得ず?伸縮継手を使う際の現場的注意は、こんなことでしょうか。 ●伸縮継手の両側配管を半径方向にしっかり止めておきましょう。そうしないと、屋外であれば、短い伸縮継手でも、日射熱だけで蛇のようにのたうちます。 ●伸縮継手は波形部分が疲労亀裂を起こし易いですね。疲労の原因となる繰り返し伸縮の回数は当初の見込みよりも多くなり勝ちです。大事な部分に用いる場合はスペアを準備しておきましょう。 |
以前 某工場で0.8Mpa蒸気管(屋外配管ラック上)の伸縮を スリーブジョイントで受けていたのが、固定方法がまずかった為、 スリーブがうまく入らず、膨大な反力(計算上1?トンだったような・・) が掛かり、配管ラックの梁のガセットぴプレートが切れてしまったのを 直したことが有ります。 スリーブジョイントでは、直近のガイドが重要なことが良くわかりました。 ちなみに、私も伸縮継手より、スリークッション派です。 |
短期間に多くのレスありがとうございます。 身近な所に大きな本屋も無いので、文献を探すのはあきらめました。 給湯の継手を小口径はそろばん玉鍛造ネジ継手にしようと言うことなので ある程度継手が回転するため、クッションの取り方で十分応力は吸収できる という結論となりました。 大口径のものは伸縮量15mm前後を目安に伸縮継手を使用しています。 結局無難な普段やっているのと何ら変わりないのですが、承認がおりなければ 違う展開もあるかもしれません。そうなったらまたご報告します。 ついでにSUS管の固定ですが、大口径のものを加工管で行うため、小口径も含めて 管に取付用のピースを溶接する予定です。 私の場合CUP管を大きな現場で使った経験が無いのでわかりませんが、HTLPも SUSと同様に加工をお願いしています。 |
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