Page 568 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼太モノ給水管は保温不要? punpun 04/11/24(水) 12:11 ┣Re:太モノ給水管は保温不要? stein 04/11/24(水) 17:18 ┃ ┗Re:太モノ給水管は保温不要? punpun 04/11/24(水) 18:27 ┣Re:太モノ給水管は保温不要? おっちゃん@寒冷地 04/11/24(水) 17:32 ┃ ┗Re:太モノ給水管は保温不要? punpun 04/11/24(水) 18:31 ┣Re:太モノ給水管は保温不要? ネムイ 04/11/25(木) 1:00 ┃ ┗Re:ワタシもネムイ! punpun 04/11/25(木) 10:23 ┃ ┗Re:ワタシもネムイ! おにぐん 04/11/25(木) 12:44 ┃ ┗Re:ワタシもネムイ! stein 04/11/26(金) 9:33 ┃ ┣Re:難しい話に・・ punpun 04/11/26(金) 9:44 ┃ ┃ ┗Re:難しい話に・・ stein 04/11/26(金) 18:23 ┃ ┃ ┗Re:難しい話に・・ punpun 04/11/26(金) 18:54 ┃ ┗お疲れ様です!! おにぐん 04/11/26(金) 21:23 ┃ ┗Re:報告洩れがありました! stein 04/12/3(金) 22:11 ┃ ┗Re:過冷却 noa 04/12/6(月) 10:46 ┃ ┗Re:過冷却 stein 04/12/6(月) 13:08 ┣Re:太モノ給水管は保温不要? 兄やん 04/11/25(木) 12:53 ┗Re:太モノ給水管は保温不要? おっちゃん@爆睡あけ 04/11/27(土) 9:12 ┗Re:太モノ給水管は保温不要? punpun 04/11/28(日) 12:32 ┗Re:太モノ給水管は保温不要? おにぐん 04/11/28(日) 13:26 ┗凍結防止用コマ katute 04/11/28(日) 15:01 ┗Re:凍結防止用コマ でっぱら 04/12/4(土) 7:37 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 太モノ給水管は保温不要? ■名前 : punpun ■日付 : 04/11/24(水) 12:11 -------------------------------------------------------------------------
40A(50A)以上は屋外露出配管の保温は不要と 聞く事がありが、理由は「凍結しない」との 事ですが実際どうなんでしょうか? ワタシが作業員をやっていた頃は 受水槽周りの配管はみな保温していたと記憶 しています この考えは北のほうでも通用するものなのでしょうか? 衛生についてあまり詳しくないのでご教授のほど お願いいたします |
元工場設備屋です。 大阪より西の地方に工場がありました。 地上にある保温していない50AのSGP水配管を、何度となく凍結破損させたことがあります。 自慢にはなりませんがね・・・。 |
>元工場設備屋です。 >大阪より西の地方に工場がありました。 >地上にある保温していない50AのSGP水配管を、何度となく凍結破損させたことがあります。 >自慢にはなりませんがね・・・。 西のほうでも凍るときは凍るものなんですね 寒冷地じゃないから大丈夫というのは 安心材料にはならないという事なんですね |
>この考えは北のほうでも通用するものなのでしょうか? >衛生についてあまり詳しくないのでご教授のほど >お願いいたします 口径に関係なく保温だけですと凍結する時は簡単に凍結し破裂します。 (一度揚水ポンプを凍結させた事があります・・・) 管内が常に流動していても最低限配管トレース(温床線)は巻きます。 (ただ、直圧部で温床線巻きを禁止している自治体もあります。) どちらかというと衛生配管は「保温」というより「防露」ですね。 寒冷地の屋外給水配管は埋設(凍結深度以下です。)が基本です。 受水槽室は室内に凍結防止用の暖房器を設置しますし、 マンションの室内でも水抜き対策はとりますよ。 |
たぶんワタシが北のほうで仕事をしたら 凍結事故頻発するんだろうなあ・・。 北のほうの設備の仕様(常識)ってこっちとは かなりかけ離れたものなんですね 勉強になりました |
初めまして 太ものって100A以上じゃなかったでしたっけ 基本的に外面側は凍結するけど内部まで凍結しないから保温しないこともあるとは 聞いたことはありますが、私は怖くて行ったことはありません。 定常的な降雪地域では通用しない事ですけどね、 PUNPUNさんはどこから仕入れた情報なんでしょうか?。 |
夜勤明けpunpunです 眠い・・。 >PUNPUNさんはどこから仕入れた情報なんでしょうか?。 会社で常識的なはなしになっています 根拠を知りたくて投稿しました |
>夜勤明けpunpunです 眠い・・。 > >>PUNPUNさんはどこから仕入れた情報なんでしょうか?。 > >会社で常識的なはなしになっています >根拠を知りたくて投稿しました 前に聞いた話ですが、冷蔵庫の排水などは、氷が断熱材代わりになるので 不要とか・・・(数値的根拠はわかりません) 確かに、口径が大きな配管は断熱していません。 外気温によりますが、外面からの凍結が始まっても完全凍結するまでに 水が流れたらそれ以上は、凍りませんよね。 その辺の計算は、steinさんにお願いしましょう! |
>確かに、口径が大きな配管は断熱していません。 >外気温によりますが、外面からの凍結が始まっても完全凍結するまでに >水が流れたらそれ以上は、凍りませんよね。 > >その辺の計算は、steinさんにお願いしましょう! 配管凍結問題は詳しく考えたことはありませんが、おにぐんさんのご要望にお応えして、 きわめて大雑把ですが、円柱の非定常熱伝導計算を計算図表でやってみました。 管径:0.05~0.4m 外気温度:ー5~ー10℃、 内容物:動かない水、氷 計算結果の詳細は省略しますが、管内の水がすべて凍結する凍結時間は、 おおよそ管径の1.1~1.5乗に比例するようです。 例えば、管径を2倍にすると凍結時間は約2.5倍になりますね。 用いた教科書は、日本機械学会、伝熱工学資料 改訂第2版、丸善1966 です。 鬼軍曹殿、以上報告終わります!!。 |
おにぐんさん 兄やんさん、steinさん 非常に勉強になりました でも難しい話なんですね、 結局のところ太モノは凍らないというより 凍るまでに時間がかかるから支障なしと と表現するべきだったんでしょうね |
前のレスで、凍結所要時間はおおよそ管径の1.1~1.5乗に比例すると書きました。 念のため、近くの大学図書館に行ってこの件を調べてきました。 運良く、北大の先生が書いた下記書籍が、書架の片隅にありました。 福迫・稲葉、低温環境下の電熱現象とその応用、養賢堂1996 そこに、実験式として、「凍結所要時間は管径の1.25乗に比例する」内容が載っていました。 小生の藪計算は、「中らずと雖も遠からず」で、一安心しました。 このデータが、何かの折に、皆さんのお役に立てればいいのですが。 |
脱帽です・・。 ありがとうございました |
steinさんリクエストに答えていただき有難うございます。 (ご足労掛けて申し訳ありませんでした。) 小生も勉強になりました。 今後ともよろしくお願いします! |
前のレスで、大事なことを報告するのを忘れておりました。 前に紹介した書籍にはこんなことが書いてありました。 水は、0℃では凍結が始まらない。 凍結結晶の核生成のため、過冷却(氷点を超えて冷やすこと)する必要がある。 静止している水道水の場合は、外気温がー4~ー7℃に下がらないと凍結しない。 相変化(液→固体)する物質の挙動は複雑なようです。 |
noaです。 >水は、0℃では凍結が始まらない。 >凍結結晶の核生成のため、過冷却(氷点を超えて冷やすこと)する必要がある。 >静止している水道水の場合は、外気温がー4~ー7℃に下がらないと凍結しない。 これって複雑ですよね。私はこの現象(過冷却現象)に少し携わっています。 学校などでは水は0℃で凍ると教えられますが、これがなかなか凍らないんですよ。 例えば、冷蔵庫のチルド室(-2~3℃)でどのくらいで氷ができるかどうかやってみると面白いかもしれません。 特に静止した水では最高-うん十度の水ができるとか。 この過冷却状態は非常に不安定なので、なんらかの衝撃があれば氷に変化してしまいます。 配管内に-5℃くらいの水があったとして、誰かがカツンと蹴飛ばしたとしたらその瞬間に氷に変化して、密度上昇で配管が割れてしまいます。 >福迫・稲葉、低温環境下の電熱現象とその応用、養賢堂1996 >そこに、実験式として、「凍結所要時間は管径の1.25乗に比例する」内容が載っていました。 ↑書籍の著者の一人。私の大学の教授です。(笑 |
>これって複雑ですよね。私はこの現象(過冷却現象)に少し携わっています。 >学校などでは水は0℃で凍ると教えられますが、これがなかなか凍らないんですよ。 >配管内に-5℃くらいの水があったとして、誰かがカツンと蹴飛ばしたとしたらその瞬間に氷に変化して、密度上昇で配管が割れてしまいます。 > 元工場設備屋です。 面白い現象を紹介頂き感謝します。 凍結現象は、普通の伝熱工学では扱っていないようです。 機械学会の最新版「伝熱工学資料」にも載っていませんでした。 分野的には、応用物理(応用熱力学)の分野でしょうか。ややこしい。 昨年、地域冷暖房設備会社で氷蓄熱槽をはじめて見ました。すごいですね。 設備屋は、自然現象を人のために有効に活用する巷の科学者でありたいですね。 少し、格好よすぎますか・・・。 |
福井で湿式の連送保温なし100Aが10年に一度の寒波で凍結しましたが、 凍結場所は北面の風の通り道でした。断熱のための保温も必要ですが、 表面熱伝達率に影響する風を防ぐために、場所によって薄くてもいいから 保温ラッキングの検討を奨めます。 福井でも一般には消火管の太モノ(100A)は保温しません。 給水管は防露します。 北海道は露出させません。 |
おはようございます。プン様 昨日、一昨日と仕事で地元へ車で帰っていました。 さすがに朝の4時まで飲んでいると、さすがに爆睡しました。 昨日の朝の気温が-5℃ 現場の仮設給水の露出部のエルボが 見事に割れていました。 天気予報を見ていると雪だるまが平気で顔を出す 山間部の峠は吹雪でヒヤヒヤもので車運転してましたし、 最高気温でも頭に「-」がつきだしてくる、 着ている物は段々厚くなる・・・ 鍋物が恋しくなる。 寒冷地はもうそんな季節なんですよね。 |
現場の仮設配管どうしよう・・ 保温してねぇや! |
>現場の仮設配管どうしよう・・ >保温してねぇや! ・・・凍ってパンクしてから修理! |
現役時代現場の仮設配管には、凍結防止用コマ を使ってました http://www.ntcl.co.jp/hutoukoma.htm メーカーは色々あるかも? 凍結防止弁も使ってみたが、凍結防止弁から出る水が凍った こともあった。 予想外の寒さはどうか解かりませんが。 |
>予想外の寒さはどうか解かりませんが。 以前メーカーに問い合わせたのですが、極寒地では無理だという返答をもらったという記憶があります。 北海道では、太かろうが細かろうが配管の露出は厳禁。保温しても殆ど役に立っていないように思えることもありますし、指定の埋設深度(1.2~1.4m)にある給水管でも場合によっては凍結するようです。 |
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