Page 1256 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼アパート・マンションの排水通気管について ROKU3 06/2/13(月) 18:55 ┣Re:アパート・マンションの排水通気管につ... thor 06/2/13(月) 19:59 ┃ ┗Re:アパート・マンションの排水通気管につ... ROKU3 06/2/13(月) 21:38 ┃ ┗Re:アパート・マンションの排水通気管につ... hatomori 06/2/13(月) 22:00 ┃ ┗アパート・マンションの排水通気管について ROKU3 06/2/14(火) 12:42 ┃ ┗Re:アパート・マンションの排水通気管について hatomori 06/2/14(火) 20:19 ┃ ┗Re:アパート・マンションの排水通気管につ... ROKU3 06/2/14(火) 22:08 ┗Re:アパート・マンションの排水通気管について かわべ 06/2/14(火) 10:25 ┗アパート・マンションの排水通気管について ROKU3 06/2/14(火) 12:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : アパート・マンションの排水通気管について ■名前 : ROKU3 ■日付 : 06/2/13(月) 18:55 -------------------------------------------------------------------------
業界門前のおじさん、「ROKU3」です。(HNの使い分けはしていません。念為) いつもここの情報/質疑を勉強させて頂き、感謝いたしております。さて、今回は、一般の居住者としての素人質問で申し訳ないのですが、排水通気管に関わる二つの事例について、設計の常識として如何なものか、お教え願えませんでしょうか。 (1のケース) 私の住んでいるマンション(築20年余)ですが、各戸のトイレと台所が背中合わせになっている空間に、上下階を貫通する共用の排水縦管が通っており、私の家(最上階)から陸屋根を突き抜けて屋上に通気管が延びています。先日水回りリフォームでそこを開けた際に、管を触ったら、ねじ部から切れて、外れてしまいました。よく見ると、薄い鋼管で出来ていて、排水の「各種」蒸気で腐食していたようです。(「そういえば、時折変なにおいがしていた」とのかみさんの言もあり。) マンション等の排水通気管は、こういった腐食に弱い材質のものが使われる例が多いのでしょうか? (2のケース) 私の息子が住んでいる鉄筋コンクリート3階建ての外階段のアパート(これまたなぜか最上階)ですが、玄関の外に設けられているメーターボックスから水がしみ出ているので開けてみましたら、内部一面がぬれています。屋上からの雨漏りや、メーター周辺の水漏れを疑って調べて貰ったのですが、とりあえず異常なしとのこと。 で、ふとみると、メーターボックス内に、排水通気管の煙突状の開口部が設置されているのを発見。どうやら、下の階のお風呂やら、台所やら・・の排水の蒸気が、メーターボックス内にこもって結露している疑いが・・・ こういった、「最上階のメーターボックス内に排水通気管を開放」というのは、常識 or 良くあることなのでしょうか?また、結露防止のため有効な方策はありませんでしょうか? お教え頂ければ、大変助かります。よろしくお願いいたします。 |
2のケースについて、「煙突状の開口部」とありますが、おそらくそれはドルゴ通気弁だと思われます。 通常、ゴムシールで塞がれていて中の空気が出てくることはありませんが、そのゴムシールが上がったままに成っていると思いますので、点検を依頼されたほうが良いと思います。 形状はこちらで確認ください。 http://www.morieng.co.jp/kiki/kikihp/219e.html 1のケースについては、私がまだ小学生だった為、その当時どの程度使われていたか分からないので明言は控えさせてください。 ただ、現在は耐食性のある製品が使用されています。 |
thor さん 早速のご回答ありがとうございます。 確かに、情報を頂いたドルゴ通気弁と思われる形状のものが付いていました。 単にふたが付いているだけかと思っていましたが、このような構造になっていて、本来は、臭気や湯気の流出は防止できるわけですね。 アパートの大家さんが遠隔地に住んでいて、管理に無関心なので、こういった設備の点検ができていないのが原因と思われます。早速、息子に連絡をとりましたので、また、点検結果等わかりましたらご報告致します。 ありがとうございました。 |
色は違うかもしれませんが、下記のようなものならドルゴ通気です。 http://www.rakuten.co.jp/solaris/422248/670835/ もう調べられているようですが、ドルゴ通気は排気しません(吸引のみ)ので 室内の天井裏などにもつけることがあります。 1)の件ですが、薄い鋼管などありません。(ネジを切るのなら) その当時は屋上に貫通する通気方式がよく取られていました。 現在は見受けなくなりましたが、時々は採用されています。 その場合でも防水の関係で鋳鉄製の防水金物を打ち込んで延長の鋼管を 接続していました。 通気管に鋼管は現在でもよく使用されています。 内部のガスによる腐食と考えるより、防水継手とネジ接続部の 腐食は外面からの腐食ではないでしょうか。 |
hatomori さん、有り難うございます。 >>ドルゴ通気は排気しません(吸引のみ) 昔の「くみ取り式トイレ」の外でカラカラと回っていた臭気抜きをイメージしていまい、積極的に「空気を抜く」という役割もあるのかと誤解していました。考えてみれば、排水管内の蒸気etc.を空気中に放出する必要もメリットもありませんから、排水を円滑にするため、必要なときに空気を補給できれば良いわけですね。 素人の思いこみ、お許し下さい。ドルゴ通気弁関係の方にも失礼を致しました。 1)の方ですが、通気管の屋上への貫通部には、鋳鉄製のがっしりしたものが取り付けてあり、それに鋼管が繋がっていて、その接続部がザクザクに腐食していました。 かわべさんに書いて頂いたとおりの、4^5ミリくらいの軽い鋼管でした。修理(共用部分ということで、管理組合にお願い)は塩ビ管か何かでやり直したようです。 ということで、私のマンションの排水系等は、基本的には常識通りに作られていたようで、安心致しましたが、上からの雨水等(雨漏れはありませんでした)が腐食の原因だとすれば、最上階はは、皆同様の危険性を抱えているわけで、リフォームされるお宅には、この部分の確認をお願いしておかなければいけませんね。 ということで、やや安心致しました。有り難うございました。m(_ _)m |
いろいろ勉強されておられるようですね。 誤解が生じるといけませんので追記します。 本来の通気管は空気の出し入れができるように考えられたものです。 管内がプラス圧になることもありますので、その時はそれを緩和するため 空気を排出します。マイナス圧になるときは吸込みます。 その他管内の空気を入れ替えて、管内面を少しでも清潔? にしようとの考えもあります。 ドルゴ通気弁は空気を排出しませんから、マンションなど立て管に排水 が集中している簡単な配管経路の場合は使用しますが、 複雑な配管の排水の場合は使用しません。 (使用できないといったほうが良いかも) 参考です。 |
hatomori さん >>本来の通気管は空気の出し入れができるように考えられたものです。 ということは、私のマンションのように屋上に貫通して設置されている通気管などは、内気の「出入り」があるということなのでしょうか? だとすると、逆に、そこから豪雨の際に雨水が入ってサビの原因になることも・・・ 図面上は「通気管」と書いてあると、同じ機能を持つはず、というふうに簡単に考えてしまっていたのですが、この世界は、本当に奥が深いですね。 もっと勉強をして、門前のおじさんの竹箒が泣かないようにしなくちゃいけません。(^_^;) ありがとうございました。 |
ご質問の(1)のケースでは階数がわかりませんが 常識としてはマンションのトイレの排水立て管を延長した 通気管では呼びサイズ100Aになる場合が多いです。 鋼管であれば配管用炭素鋼鋼管(SGP)を使用します。 SGP100Aの規格は外径114.3mm、肉厚4.5mmです。 これより薄い規格の鋼管を使うことはないでしょう。 このねじ接続部分がさわっただけで外れてしまうというのは よほど腐食していたのでしょうか。 また20年前のマンションですとトイレ排水の立て管には 排水鋳鉄管が使われていることも多く、その場合最上階では 床上の腰高さまでは鋳鉄管、その上の屋根貫通までの 通気管部分はSGPを使用するという施工が普通です。 鋳鉄管のゴツさに比べれば通気管は薄いと感じられるかもしれません。 また一般に排水管部分は保温しますが通気管は保温なしです。 |
かわべ さま 早速のご助言有り難うございます。 私のマンションは、実質5階部分で、うちのトイレからの排水管が繋がっている部分から下は、分厚い鋳鉄管で、そこから上の天井貫通部までが軽い鋼管でした。大きさも、直径10センチくらい。 hatomori さまにご返信しましたとおり、 >>1)の方ですが、通気管の屋上への貫通部には、鋳鉄製のがっしりしたものが取り付けてあり、それに鋼管が繋がっていて、その接続部がザクザクに腐食していました。 かわべさんに書いて頂いたとおりの、4^5ミリくらいの軽い鋼管でした。修理(共用部分ということで、管理組合にお願い)は塩ビ管か何かでやり直したようです。 ということで、私のマンションの排水系等は、基本的には常識通りに作られていたようで、安心致しましたが、上からの雨水等(雨漏れはありませんでした)が腐食の原因だとすれば、最上階はは、皆同様の危険性を抱えているわけで、リフォームされるお宅には、この部分の確認をお願いしておかなければいけませんね。 といったことで、まずます安心致しました。 素人の疑問に皆様からお答え頂き、感謝致しております。 また、時折とんちんかんな質問をさせて頂くこともあるかと思いますが、よろしくお願いいたします。m(_ _)m |
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