Page 1258 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼高温高湿庫の設計 OR君 06/2/13(月) 18:11 ┣Re:高温高湿庫の設計 OR君 06/2/13(月) 18:13 ┣Re:高温高湿庫の設計 stein 06/2/13(月) 19:03 ┃ ┣Re:高温高湿庫の設計 OR君 06/2/13(月) 19:38 ┃ ┗Re:高温高湿庫の設計 OR君 06/2/13(月) 19:53 ┗Re:高温高湿庫の設計 mu 06/2/13(月) 21:51 ┣Re:高温高湿庫の設計 mu 06/2/13(月) 21:54 ┗Re:高温高湿庫の設計 OR君 06/2/14(火) 8:48 ┗Re:高温高湿庫の設計 mu 06/2/14(火) 13:22 ┗Re:高温高湿庫の設計 OR君 06/2/15(水) 22:43 ┗Re:高温高湿庫の設計 stein 06/2/17(金) 7:42 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 高温高湿庫の設計 ■名前 : OR君 ■日付 : 06/2/13(月) 18:11 -------------------------------------------------------------------------
皆さんはじめまして。とある客先の工場より高温高湿庫 を作って欲しいとの依頼を受け現在色々な資料集め検討 しているのですが循環風量の算定の仕方がわかりません。 どなたか詳しい方いらっしゃいましたらご教授願いたいのですが。 よろしくお願い致します。 部屋の大きさ 10㎥ (1.5w×2.7d×2.5h) 部屋の構造 プレハブ冷蔵庫(内貼がSUS) 部屋の温湿度条件 80℃ 90% 熱源 蒸気貫流ボイラー(能力100kg/h) 加熱・加湿方式 蒸気スプレー+蒸気加熱コイル+*循環ファン*ここが問題点 |
なんだか文字化けしてしまったようですが 部屋の大きさは10立米です。 |
元工場設備屋です。 庫内の循環風は何のために必要なのでしょうか? (1)庫内温度を均一にする (2)庫に入れた物体の温度を、短時間で所定温度まで上げる ための風ですね。 風量としては、(2)の庫内に入れた物体の表面での熱伝達を促進するための 風量が大きいように思います。 従って 庫に入れる物体の形状、寸法、そして配置レイアウトを想定して どの方向から、どのくらいの風速で物体に吹き付けるか、 これを考えると、必要循環風量を求めることができると思います。 私のつたない経験から言うと、 物体に吹き付ける風速は3〜4m/s程度必要かもしれません。 ピント外れかもしれませんが、参考までに |
早速の返信まことにありがとうございます。 なぜそのような温湿度にするのかというと 車の部品を作っている工場なのですがその部品 の吸水率を3パーセント含んであげなくてはなら なく、80℃90%で2時間蒸してあげる 3%達成できるらしいのです。 部品は800×500×150Hぐらいの通い箱に30ヶ ぐらい入れて蒸すような感じです。 1度に吸水させる部品量は60ヶ(2ケース)ぐらいです。 部品は樹脂で1ヶあたりの大きさは1辺5センチ角ぐらいです |
どちらかというと(2)の庫内温湿度を均一に 一定に出来ればOKです。 >元工場設備屋です。 > >庫内の循環風は何のために必要なのでしょうか? >(1)庫内温度を均一にする >(2)庫に入れた物体の温度を、短時間で所定温度まで上げる >ための風ですね。 >風量としては、(2)の庫内に入れた物体の表面での熱伝達を促進するための >風量が大きいように思います。 >従って >庫に入れる物体の形状、寸法、そして配置レイアウトを想定して >どの方向から、どのくらいの風速で物体に吹き付けるか、 >これを考えると、必要循環風量を求めることができると思います。 >私のつたない経験から言うと、 >物体に吹き付ける風速は3〜4m/s程度必要かもしれません。 > >ピント外れかもしれませんが、参考までに |
使用状況によるのでないでしょうか 製品を出し入れするのは総入れ替え制なのか 順次入れ替え制なのか 総入れ替え制であれば、扉を開けて資材を出し入れした後 どれくらいの時間でその温湿度に立ち上がればいいかで必要循環風量が出ると思います。 保持時間の能力より立ち上げ時の能力の方が過大なはずですから 順次入れ替え制であれば、単位時間の入れ替え回数 入れ替え時のロスを計算して、それを温湿度許容誤差からはずれないような 温湿度供給条件、部分的な吹き出し空気条件の許容値を求め それから風量を算定すれば良いです。 入れ替え時のロスが殆ど無い様な構造(コンベア式で調整室付きなど)とすれば製品に吸水される水分量と、プレハブ冷蔵庫の熱ロス分を供給すれば良いだけでしょうから、それでも吹き出し空気条件の許容値を定める必要はあると思います。 製品から十分に離れた場所で熱源を供給できるなら、温湿度差を大きく取れるのでしょうけど、近い場所では大きい温湿度差は取れないはずです。 その場合は必然的に搬送風量は大きくなります。 また、攪拌を兼ねるならある程度の風速は必要でしょうし、攪拌を別のファンで行うなら製品から離れた場所で大きい温湿度を採る方が搬送風量が少なくて良いでしょう。 >皆さんはじめまして。とある客先の工場より高温高湿庫 >を作って欲しいとの依頼を受け現在色々な資料集め検討 >しているのですが循環風量の算定の仕方がわかりません。 > >どなたか詳しい方いらっしゃいましたらご教授願いたいのですが。 >よろしくお願い致します。 > >部屋の大きさ 10㎥ (1.5w×2.7d×2.5h) > >部屋の構造 プレハブ冷蔵庫(内貼がSUS) > >部屋の温湿度条件 80℃ 90% > >熱源 蒸気貫流ボイラー(能力100kg/h) > >加熱・加湿方式 蒸気スプレー+蒸気加熱コイル+*循環ファン*ここが問題点 |
製品の入庫時温度による熱ロス忘れてました。 |
ご回答まことにありがとうございます。 使用状況としては、製品総入れ替えです。 立ち上がり必要時間1時間とした場合 どのような計算式で風量を求めれば よろしいのでしょうか?熱損失は考えない として。よろしくお願い致します。 >使用状況によるのでないでしょうか >製品を出し入れするのは総入れ替え制なのか >順次入れ替え制なのか > >総入れ替え制であれば、扉を開けて資材を出し入れした後 >どれくらいの時間でその温湿度に立ち上がればいいかで必要循環風量が出ると思います。 >保持時間の能力より立ち上げ時の能力の方が過大なはずですから > >順次入れ替え制であれば、単位時間の入れ替え回数 >入れ替え時のロスを計算して、それを温湿度許容誤差からはずれないような >温湿度供給条件、部分的な吹き出し空気条件の許容値を求め >それから風量を算定すれば良いです。 > >入れ替え時のロスが殆ど無い様な構造(コンベア式で調整室付きなど)とすれば製品に吸水される水分量と、プレハブ冷蔵庫の熱ロス分を供給すれば良いだけでしょうから、それでも吹き出し空気条件の許容値を定める必要はあると思います。 > >製品から十分に離れた場所で熱源を供給できるなら、温湿度差を大きく取れるのでしょうけど、近い場所では大きい温湿度差は取れないはずです。 >その場合は必然的に搬送風量は大きくなります。 >また、攪拌を兼ねるならある程度の風速は必要でしょうし、攪拌を別のファンで行うなら製品から離れた場所で大きい温湿度を採る方が搬送風量が少なくて良いでしょう。 > > >>皆さんはじめまして。とある客先の工場より高温高湿庫 >>を作って欲しいとの依頼を受け現在色々な資料集め検討 >>しているのですが循環風量の算定の仕方がわかりません。 >> >>どなたか詳しい方いらっしゃいましたらご教授願いたいのですが。 >>よろしくお願い致します。 >> >>部屋の大きさ 10㎥ (1.5w×2.7d×2.5h) >> >>部屋の構造 プレハブ冷蔵庫(内貼がSUS) >> >>部屋の温湿度条件 80℃ 90% >> >>熱源 蒸気貫流ボイラー(能力100kg/h) >> >>加熱・加湿方式 蒸気スプレー+蒸気加熱コイル+*循環ファン*ここが問題点 |
10m3で立ち上げ1時間ですか、ずいぶんゆっくりで良いんですね。 計算式と言うよりその先は空気線図を眺めて下さい。 冷蔵庫外の温湿度条件から庫内の目標温湿度条件のエンタルピー差、 絶対湿度差、庫内の体積から必要供給熱量と、加湿量が出ますし、 RAとSAのオフセットをどれくらいで設定するかで、単位風量当たりの 搬送熱量、加湿量が出ます。 必要供給熱量、加湿量を単位風量当たりの搬送熱量、加湿量で割ると、 全必要風量が出ますので、それを立ち上げ時間で割れば良いだけです。 適宜に余裕率を負荷するのをお忘れ無く。 この先の計算迄はここで議論する内容では無いと思いますので、 ご自分で勉強してみて下さい。 |
mu様本当にありがとうございます。 小生、営業出身でなかなかわからない事が多いので もう少し教えてください。 今回の場合必要熱量の計算は1.2×10m3×(庫内比エンタルピ-庫外比エンタルピ) でよいのでしょうか?また加湿量は1.2×10m3×庫内絶対湿度-庫外絶対湿度) でよろしいでしょうか? またオフセットをSA80℃90%RA75℃80%と考えた場合どのように 単位あたりの搬送熱量・加湿量を計算すればよいのでしょうか? 時間があるときで良いですので教えていただけませんでしょうか? 宜しくお願い致します。 >10m3で立ち上げ1時間ですか、ずいぶんゆっくりで良いんですね。 > >計算式と言うよりその先は空気線図を眺めて下さい。 >冷蔵庫外の温湿度条件から庫内の目標温湿度条件のエンタルピー差、 >絶対湿度差、庫内の体積から必要供給熱量と、加湿量が出ますし、 >RAとSAのオフセットをどれくらいで設定するかで、単位風量当たりの >搬送熱量、加湿量が出ます。 >必要供給熱量、加湿量を単位風量当たりの搬送熱量、加湿量で割ると、 >全必要風量が出ますので、それを立ち上げ時間で割れば良いだけです。 >適宜に余裕率を負荷するのをお忘れ無く。 >この先の計算迄はここで議論する内容では無いと思いますので、 >ご自分で勉強してみて下さい。 |
元工場設備屋です。 立ち上げ時間は何についてですか、 庫内の雰囲気ですか、 加温加湿する製品ですか、 私は拙レスで、 (1)庫内の温度・湿度の均一化、(2)製品の短時間昇温 を大事なポイントとして挙げました。 (1)は難しくありません。 天井を低くして、天井・壁・床の断熱をきっちりやればOKでしょう。 問題は(2)です。これは意外と難しい。 昔、原料の加温庫を作ったことがあります。 庫内温度はすぐに上昇しますが、原料温度は簡単に上がりません。 原料表面の熱伝達を促進するのに工夫が要ります。苦労しました。 対策は拙レスの通りです。 顧客工場が求めているものを確認し、ついでに工場から関連ノウハウを聞き出して、 工場に喜ばれる設備を作って下さい。頑張って下さい。 |
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