Page 1567 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼電算室PACの選定について 空海 07/3/11(日) 13:20 ┣Re:電算室PACの選定について 北品川庄司 07/3/11(日) 15:17 ┗Re:電算室PACの選定について masa 07/3/11(日) 19:27 ┗Re:電算室PACの選定について 空海 07/3/11(日) 23:31 ┗Re:電算室PACの選定について masa 07/3/12(月) 11:13 ┗Re:電算室PACの選定について 空海 07/3/13(火) 23:58 ┗Re:電算室PACの選定について 北品川庄司 07/3/14(水) 0:10 ┗Re:電算室PACの選定について 空海 07/3/14(水) 23:28 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 電算室PACの選定について ■名前 : 空海 ■日付 : 07/3/11(日) 13:20 -------------------------------------------------------------------------
初心者ですみません。 電算室(サーバや端末機が主流)で現在中温用の床置き空冷PACが設置されているのですが、端末機増設に伴い負荷検討を依頼されました。空冷PACを増設しようと考えてるのですが、負荷=PAC能力で良いのでしょうか?教えてください。 ちなみに、面積≒100u、構造体からの負荷=7000w、照明負荷=2000w、人は2人程度、サーバー負荷≒100,000wです。 |
構造体からの負荷というのが良くわかりませんが、 単純に言うならば 現状の設備でまかなえているのであれば 増設する電算機の負荷合計が新設するPACの容量という ことになります 空調負荷は下記の合計となります ・室内での発生負荷(照明、人、電算機、その他電気製品) ・侵入熱負荷(室外設計条件と室内設計条件の温度差分の侵入熱量と ガラスからの輻射熱) ・換気負荷(室外設計条件と室内設計条件のエンタルピー差×風量) PAC選定の際は実容量で考える必要があります 実容量とは諸条件でのロス分を見込んだものです |
増設する機器の冷房負荷は顕熱負荷なので、空冷PACの能力は、顕熱負荷×余裕率(15%〜32%)となります。 余裕率は機器の能力補償(経年能力低下や機器の性能補償)だけなら約15%、機器故障時の予備率を加算すると、約32%となります。 増設するパッケージの能力は顕熱処理能力で上記を満足する必要があります。 注意が必要なのは、電算室用高顕熱処理型パッケージ(装置顕熱比0.95以上)の場合はそれほど問題になりませんが、汎用パッケージを利用する場合は装置顕熱比が0.85程度になるので、顕熱処理能力でパッケージを選定した場合、必ず除湿が生ずる事です。 したがってパッケージ+加湿器が必要となります。 |
丁寧な説明ありがとうございます。 ただ、32%の詳細を教えていただければ助かります。 私なりに調べてみたのですが、BFやCFに関係するのでしょうか? なお、加湿は現在蒸気発生器が存在してます。 |
32%は一例です。 この意味は機器能力保障余裕率15%に機器故障時の余裕率17%≒1/6を加算したものです。この場合は7台のパッケージのうち一台が故障しても必要能力を満たせます。 通常は空調機の必要台数+1台予備で機器選定しますが、パッケージの場合は6台+1台(予備)で構成する例が多いです。 実際は、現在の設置パッケージの予備率で、追加パッケージの機器故障時の余裕率を決定する必要があります。 |
大変親切なご回答ありがとうございます。 後、サーバー負荷が45kwの場合、空冷PACは45kwで選定すれば良いのでしょうか? |
masaさんが丁寧に書かれています 良く読みましたか? |
スミマセンでした。 じっくり読み返して理解できました。 ありがとうございました。 |
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