Page 1633 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼エアハンコイルの凍結防止最小流量の計算方法邦 ひろ 07/5/29(火) 14:52 ┣Re:エアハンコイルの凍結防止最小流量の計算方法邦 飲んだくれ 07/5/29(火) 17:30 ┃ ┗Re:エアハンコイルの凍結防止最小流量の計算方法邦 ひろ 07/5/30(水) 8:21 ┣Re:エアハンコイルの凍結防止方法について 団塊の空調屋Q 07/6/2(土) 12:25 ┃ ┗Re:エアハンコイルの凍結防止方法について ひろ 07/6/6(水) 13:34 ┗Re:エアハンコイルの凍結防止最小流量の計算方法邦 鉄人60号 07/6/6(水) 20:56 ┗Re:エアハンコイルの凍結防止最小流量の計算方法邦 hiro 07/6/22(金) 11:44 ─────────────────────────────────────── ■題名 : エアハンコイルの凍結防止最小流量の計算方法邦 ■名前 : ひろ ■日付 : 07/5/29(火) 14:52 -------------------------------------------------------------------------
はじめまして。よろしくお願いします。 今回、エアハンを外部に設置することになりました。 その他、ポンプ、配管、チラー(ヒートポンプ)も一緒ですが表題のとおり エアハンのコイルの凍結防止流量についてお教えいただきたいと思い投稿させていただきました。 通常のメインポンプとは別に、凍結防止用にラインポンプを付けようと思っていますが、コイルの凍結防止流量の裏付け(計算式)わからずに困っています。 どなたか、流量の算定方法がわかる方がいたらお教えください。 それでは、よろしくお願いします。 |
条件がわかりませんが 結論を言えば 定格流量を100%流すのが安全です。 また、送風機のインターロックを確実にする(水が止まっているときにファンは動かない)。入り口水温が たとえば10度以下にはならないことを確実にすること。・・などを気をつけてください。 屋外の水道の蛇口を少し開けて水を流しっぱなしにして凍結防止をすることがありますが、そういう発想で 最小流量を求めたいというのなら ちょっと違うと思います。 空調機のコイルはヘッダーから何十本も並列になっています。これらが、水量を絞ったときでも均一になるとは期待できません。エア(気泡)もあり、温度差もあります。特に水量が小さいと コイルの上と下で温度が同じにはなりません。空気側も均一ではありません。 空調機側にもポンプをつけると、ブリードイン方式になると思いますが、この方式は元来、コイル側一定流量で、冷温水の温度調整で空調機の能力制御するものです。 |
早速ご返信ありがとうございます。 水道の蛇口を開けて流しっぱなしにする感覚で 最小流量を求めたいと思っています。 ご指摘にとおり、ヘッダー方式では均一に流れないという事が あると実際に聞きました。今回は、通常のポンプを停止して 凍結防止用ポンプを運転して省エネを図ろうと客先より依頼がありました。 おっしゃるとおり、本当は100%流すのが一番安全だと思います。 もちろん送風機は停止してるのが条件ですが 省エネになる方法で他に良い方法があればよろしくお願いします。 |
半年振りでレスします。 団塊のQです。 >今回、エアハンを外部に設置することになりました。 >その他、ポンプ、配管、チラー(ヒートポンプ)も一緒ですが表題のとおり >エアハンのコイルの凍結防止流量についてお教えいただきたい コイルの凍結防止として回答してみます。但し私は、九州に住んでいますので寒冷地(北海道方面の方 かにのおっちゃんさん?)の具体的なフォローをよろしくお願いします。 1)ポンプの流量を最小にする場合(経験値?) ー10℃の低温冷蔵庫内で空調機(ブラインコイル)の容量制御でコイル内流速を0.3m/s以上で流れていれば冷水(実験の為水道水ブライン0%)は凍結しないのを確認してます。(但し1日程度の実験ですが循環してれば凍結しないのを確認) 今回の場合 まずエアハンメーカーにコイル内設計流速を確認して下さい。通常V=2.0〜1.2m/s程度で選定されていると思います。 従って 安全をみてV=0.5m/s程度まで流量を絞って良いと思います。 現場での確認は、流量計とエアハンコイルヘッダー上部のEア抜きプラグよりエアー無しで水が出るのをチェック願います。コイル出口の冷水(還)配管エア抜きで代用されてもかまいません。 2)ブライン(不凍液)を冷水配管に注入する方法 凍結の外気温度にあわせてブライン濃度(25%から40%vol)を決定してください。注意事項としては、ポンプ軸受け他配管系が密閉になっていることを確認願います。 ブラインの費用は発生しますがホンプが停止可能ですので一番省エネとなります。 3)流量を減らしブラインを入れる方法 最も安全策ですが、おすすめしません。 尚、参考までにこの季節(6月)になぜ凍結防止が必要か教えてください。九州では想定できないのでよろしくお願いします。 以上 |
ご返事おくれまして申し訳ありません。 山梨に住んでいますが、夏は暑く、冬は寒むい場所です。 実際に過去、何件か空調機コイルの凍結、コイルの破裂を経験してます。 ポンプの流量の件ですが参考になり大変たすかります。 おそらく、外部に設置した空調機の内部はー10度までは行かないとおもわれます。もちろん、OAダンパーを全閉、ファン停止の状態です。 6月に凍結の心配をしているのは、現在計画中の物件がありそれに対して プランを検討しているところです。 客先の意識が高い場合はいいのですが、実際には凍結破損してから クレームとなることが多いのが現状です。 本当は、ブラインを注入すればいいのですが、開放回路のため維持が 非常に難しいと思われます。 貴重なご意見ありがとうございます。 |
元工場設備屋です。 面白い問題です。このテーマは北さんが04.11.24スレを立てた 「太もの給水管は保温不要?」で議論したことがあります。 その時、福迫他著、低温環境下の伝熱現象とその応用、養賢堂(1996)を見つけました。 その中に、静止水は0℃では凍らず、それ以下の温度まで過冷却する必要がある、 市水の場合はー5〜7℃とありました。初めて知った事実でした。 今回の貴方が知りたい?直管内を流れる水のレイノルズと管閉鎖位置との関係を表す実験式は p173に載っているものではないか?と思います。確認してください。 この本の中で、水道管の配管凍結防止策として次の項目が挙げられています。 1)管自体を凍結温度以下の環境下に置かない。 2)管壁温度が凍結温度以下にならないように、 管内部より加熱(電気ヒーター、温水供給、地熱の利用)するか、水道水を循環させる。 3)水道水熱放散を抑えるために 管外表面に保温材を装着し凍結開始時間を遅延又は凍結軽減させる。 さて、今回の対象設備はこれから作る設備ですから、 冷水配管は完全に保温すること、これが大前提になります。 保温できない部分(コイル等)の温度降下を抑えるためにどうするかが問題となります。 具合の悪いことに、コイルは熱伝達が良いように作られていますから 流速を早めるほど、冷やす結果になるのではないでしょうか。 であれば、循環ポンプは 1)常時流すのではなく、コイル部分の冷水を入れ替える程度に断続的に流す。 2)コイル部分に冷水温度センサーを設置し、一定温度以下に下がったら、 コイル部分の水を入れ替える程度にちょっと流す。 3)加熱機として使う(軸動力は加熱エネルギーになる) 等が考えられますね。 |
お返事遅くなり申し訳ありませ。 0度では凍らないというのは驚きです。 確かにコイルの熱放出は非常によく、それが原因で凍結したこともありました。 断続的にコイルに流水するのは、非常に興味がありますが 実際には凍結が怖くてできないと思います。 流速の見極めが肝心になりそうですが やはり実際の数字は難しいかと思っています。 貴重なご意見ありがとうございます。 |
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━