Page 1797 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼ビルマルチ必要能力について mozart 08/1/25(金) 23:36 ┗Re:ビルマルチ必要能力について masa 08/1/26(土) 1:12 ┣Re:ビルマルチ必要能力について K2 08/1/27(日) 14:29 ┃ ┗Re:ビルマルチ必要能力について mozart 08/1/28(月) 17:45 ┗Re:ビルマルチ必要能力について mozart 08/1/28(月) 17:43 ─────────────────────────────────────── ■題名 : ビルマルチ必要能力について ■名前 : mozart ■日付 : 08/1/25(金) 23:36 -------------------------------------------------------------------------
いつもお世話になっています。 ビルマルチの室内外機を選定する際の必要冷暖房能力についてですが、 通常熱負荷計算で算出した全熱負荷を元に選定していたのですが、 室内顕熱負荷を機器の顕熱除去率?(≒0.7程度)で割って 出てきた負荷と室内全熱負荷を比較して大きい方を必要能力とすると いった方法があると聞きました。 ビルマルチを選定する際はどちらが正しいのでしょうか。 また上記2つの方法に使い分けがあるのであれば教えて頂けないでしょうか。 何卒宜しくお願い致します。 |
基本的には、室内顕熱負荷を除去できる機器を選定しないと室内の温度は設計条件より上がります。 したがって、ビルマルチの装置顕熱比(顕熱除去率)は室内負荷の顕熱比と等しいか、大きくないといけません。 ビルマルチの装置顕熱比はおおむね0.82〜0.85程度なので、室内負荷の顕熱比がそれより大きい場合は、ビルマルチの全熱冷房能力を大きくして対応するしかありません。 その場合は、余分に除湿される為室内相対湿度は低下しますので、湿度条件に制限がある場合は加湿が必要になります。 室内の熱負荷計算で顕熱比が0.85以下で極端に室内負荷の顕熱比が低くない場合は全熱負荷でビルマルの能力を決定して問題ありません。(極端に室内負荷の顕熱比が低い場合は除湿機が必要になります) 室内の熱負荷計算でも、若干の顕熱余裕率は掛けているので、一般的な事務室であれば、室内負荷の顕熱比はおおむね0.85以下となるはずです。 |
masaさん 室内機の顕熱比ですが、ダイキンのカタログ(設計用技術資料)などから、 機種にもよりますが、0.65〜0.75くらいと認識しています。 事務所の顕熱比は高いので、いつも顕熱から全熱補正をかけて機器の能力を出しています。つまり顕熱負荷÷(0.65〜0.75)>全熱負荷となります。 メーカーには、いつもどうしてこの計算方法を設計技術資料に書かないのか言っているのですが、いまだに書いてないです。 でも、顕熱比の高いペリメータゾーンなどでは、失敗しやすいので注意が必要だと思います。 |
K2様 どうもありがとうございます。 そうですね。ダイキン資料ではおっしゃるとおりの顕熱比でした。 メーカーによって大きくばらつきはあったりするのでしょうか。 とにかく顕熱ベースでの機器選定を行います。 |
どうもありがとうございます。 大変参考になりました。 一度機器の選定を見直してみる事にします。 |
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