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 ▼省エネ対応の空調制御について  エリブロコ 10/12/22(水) 10:47
   ┗Re:省エネ対応の空調制御について  生茶 10/12/22(水) 11:43
      ┗Re:省エネ対応の空調制御について  リストラ予備軍 10/12/27(月) 12:27

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 ■題名 : 省エネ対応の空調制御について
 ■名前 : エリブロコ
 ■日付 : 10/12/22(水) 10:47
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   以前、フリークーリングについて投稿した際はいろいろ意見を頂き、とても参考になりました。
その中であらたに疑問がでたので、意見を頂ければと。。。
空調機のCO2制御、外気冷房制御、ウォーミングアップ制御をする場合に空調機のファンもインバーターにした方がよいのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネ対応の空調制御について  ■名前 : 生茶  ■日付 : 10/12/22(水) 11:43  -------------------------------------------------------------------------
   搬送系設備のINV化は 費用対効果が高く見込めるものという
認識でいいと思います
ただ、”INV盤”がかなり高価となる場合が多いので
その内容をよく見て 過剰設備とならないようにすればいいでしょう

考え方はいろいろありますが基本的にINVは”消耗品”です
運転時間等のしっかりした管理の前提であれば
INV盤について 商用運転の切替という部分は削除できなくもありません
万一の場合はケーブルを手で配線しなおすという手間をおしまなければ
この部分は省略できます 
そうすると 盤の値段がぐっと下がります

運用する環境や運用者側の都合もあるので一概にそうだとは言えませんが
コスト削減のひとつでもあるでしょう

INV化すると その効果は3乗倍で効いてきますので

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:省エネ対応の空調制御について  ■名前 : リストラ予備軍  ■日付 : 10/12/27(月) 12:27  -------------------------------------------------------------------------
   エリブロコ さんの疑問点を明確にするため 質問を少し加工し2問にしました。

問1
空調機のCO2制御、外気冷房制御、ウォーミングアップ制御をする場合に
「同列の省エネ手法として」空調機のファンもインバーターにした方がいいのか


空調機選定時ファン能力に余裕を見ます。またフイルターが新しい時は抵抗が少
なく それも風量過多の要因です。適正(設計)風量にするためダンパーで調整
しますが風量を減らした分僅かですが電力が減ります。それよりインバータで周
波数を落としフアン回転数を少なくした方が大幅に電力の削減になります。
生茶さんの言われるとおり風量を10%減らすとして回転数を10%落とすと動力は
0.9*3で約73%になります。
つまりインバータをダンパー代わりの風量調整用に使えば省エネになります。
不使用の部屋の送風をMDなどで遮断して送風量を削減する場合もインバータ制御
は有効です。

問2
空調機のCO2制御、外気冷房制御、ウォーミングアップ制御をする場合に
空調機のファンもインバーターにした方が「より効果的なのか」

おさらいです。手法別に省エネ要因を整理しましょう

空調機のCO2制御、

定風量方式の場合 設計人員から必要外気量を決め施工します。運用上在室人員
が大幅に少なくなった時(営業部署や会議室など)外気過多になるので
その分の外気量を減らし外気処理負荷の削減を図りますが その時普通は外気ダ
ンパーと還気ダンパーを逆動作させ還気風量を増やします。
部屋の循環回数や吹き出し空気の到達距離確保の為です。
インバータは直接関係しません。

外気冷房制御、

外気温度が低い場合で室内冷房負荷が有る場合 送風温度は室内より低い温度で
送風できるので外気冷房になります。設計必要外気量より増やせば外気冷房能力
が増えます。外気系のガラリやダクトを送風量と同じに施工すれば全外気となり
冷房可能期間が増えます。外気を増やした分還気風量は減らします。冷房負荷を
減らせるので省エネです。(場合によっては冷凍機を停止できます)
インバータは直接関係しません。

ウォーミングアップ制御

ウォーミングアップは居室使用開始前に行います。その時在室者はいないので外
気取り入れは必要なく ウォーミングアップ中は外気取り入れ遮断を行い外気処
理負荷の削減を図ります。
インバータは直接関係しません。


以上のような定風量方式の時でダンパー切り替えによるダクト抵抗の変化により
送風量が変動しないようにするなら風量一定制御の目的でインバータを採用しま
す。この場合は必ずしも省エネとは限らず 動力が増える場合も有ります。
インバータが無くとも空調機のCO2制御、外気冷房制御、ウォーミングアップ制
御は可能です。インバータが普及する前もこれらの制御を行っていました。

生茶さんのアイデア「商用運転の切替という部分の削除」をもっと進めれば
インバータを盤に収納しないのも一法です。インバータの寿命は周囲温度に影響
されますから囲うことは有りません コストダウンで寿命延長(でも生茶さんも
懸念されてる客先の理解が必要です)

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