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 ▼温度差の多い熱量計算について  カプチーノ 12/10/28(日) 19:10
   ┣Re:温度差の多い熱量計算について  KF 12/10/29(月) 13:50
   ┣Re:温度差の多い熱量計算について  u7 12/10/29(月) 18:19
   ┃  ┗Re:温度差の多い熱量計算について  KF 12/10/30(火) 8:56
   ┃     ┗Re:温度差の多い熱量計算について  カプチーノ 12/10/30(火) 20:32
   ┃        ┣Re:温度差の多い熱量計算について  u7 12/10/30(火) 22:57
   ┃        ┣Re:温度差の多い熱量計算について  ならんちゃ 12/10/31(水) 12:43
   ┃        ┗Re:温度差の多い熱量計算について  AN 12/11/1(木) 14:47
   ┣Re:温度差の多い熱量計算について  鉄人60号 12/11/2(金) 20:32
   ┗Re:温度差の多い熱量計算について  ポール5 12/11/8(木) 18:32

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 ■題名 : 温度差の多い熱量計算について
 ■名前 : カプチーノ
 ■日付 : 12/10/28(日) 19:10
 -------------------------------------------------------------------------
   お世話様です。
いつも御参考にさせて頂いております。皆様のお知恵を拝借させて下さい。

25m2の水槽があり、そこに920℃に熱した3トンの鉄の塊(比重7.8)を入れて冷やします。
その25m2の水槽の温度を30℃に保ちたいとお客様の御要望がありました。
その時の熱量計算式ですが、

Q = mc(t2 - t1)

m:質量[g]
c:比熱[cal/(g・K)]
t1、t2:温度[℃]

という計算式に当てはめると、

25,000,000[g] × 水の比熱1[cal/(g・K)] × (920[℃] - 30[℃])
=22,250,000[kcal]
=25,872.1[KW]

となりましたが、これで合っているのでしょうか?
皆様の御意見宜しくお願い致します。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : KF  ■日付 : 12/10/29(月) 13:50  -------------------------------------------------------------------------
   鉄の持っている熱量が基準になります。
鉄比熱0.1kcal/kg・k、3トン、920度ですので放出する熱量は
3000*0.1*(920−30)=267000kcal=310kwh
になります。
ちなみのプールの温度基準を30度とすると
25000*(x−30)=267000、X−30=10.68となり、最大で40.68度になる計算になります。
以上

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : u7  ■日付 : 12/10/29(月) 18:19  -------------------------------------------------------------------------
   そもそも水槽からの熱損失計算が完全に抜けています。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : KF  ■日付 : 12/10/30(火) 8:56  -------------------------------------------------------------------------
   元の質問が理論計算ですので、それに沿った回答のつもりです。

1)また、実際に冷凍機を選定する場合には、1時間に何回鉄の塊が投入されるか  などの条件も不明です。計算したものは、kwhですのであくまでも1時間に  一回を冷却する冷凍能力になります。当然1時間に5回の投入ならば、5倍の  kwhが必要になります。
2)ご指摘のように放熱条件は不明ですので、考慮していません。
  実際にはプール表面、側面などから放熱しています。このために計算した冷凍  能力は余裕がを持ち、安全サイドになっていると思います。
3)放熱条件が明確ならば、その条件を入れて冷凍機能力は低下したほうが設備費  用は節約できます。当然プールを地面に埋め込むか、地上に置くかによって大  幅に放熱条件は、変わってくると思いますが、この方面は知識ゼロです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : カプチーノ  ■日付 : 12/10/30(火) 20:32  -------------------------------------------------------------------------
   >KF様、u7様

御回答、御返信ありがとうございます。
実際出されていました条件が、冒頭の部分しか無かった為、
やはり理論値での計算にての提案になると思います。

ちなみに水槽からの熱損失計算ですが、計算式は、

(物体の表面温度[℃] - 雰囲気の温度[℃])× 物体の表面積[m2]
 × 外気への対流熱伝達率[W/m2K]

 + 

((物体の表面温度[℃]+273.15)^4) - ((雰囲気の温度[℃]+273.15)^4)
 × 物体の表面積[m2]×物体表面の放射率×σ

σ:5.67051×10^-8

といった形でよろしいのでしょうか?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : u7  ■日付 : 12/10/30(火) 22:57  -------------------------------------------------------------------------
   概ねあっていますが、対流熱伝達率も高温になると大きくなるので、注意が必要と思います。

真面目にやれば、水槽の面ごとに異なります。当然、上面は高く、下面は低いです。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : ならんちゃ  ■日付 : 12/10/31(水) 12:43  -------------------------------------------------------------------------
   一般の温水プールなどは
@水面での水の蒸発による損失
A水面での熱伝達による損失
B水槽壁、床からの熱伝達による損失
C補給水による損失(オーバーフローによる)
D装置配管部での損失
E入浴者からの損失
などを考慮します。
水面の面積にもよりますが特に@が影響大きいです。
室内の温湿度や水面近傍での風速に左右されます。

めっき工場などは水槽にジャンボファンで風をあてて
冷却していたのを見学したことがあります。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : AN  ■日付 : 12/11/1(木) 14:47  -------------------------------------------------------------------------
   鉄の比重が大きいので 比熱は0.1より大きくなると思います。
20%以上大きく見積もるべきでは?

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : 鉄人60号  ■日付 : 12/11/2(金) 20:32  -------------------------------------------------------------------------
   鉄の塊の温度は920℃、水の沸点100℃よりだいぶ高いです。
鉄の熱伝導率は大きいですから、鉄の中心と表面の温度差は大きくはならないでしょう。
このことから、鉄の平均温度が100℃以下に冷えるまで、水の蒸発は続くと思われます。
つまり、この冷却工程では、かなりの割合で水の蒸発潜熱で鉄を冷やすことになると思います。
では、問題のプールの水の温度はどうなるか。
温度分布は非定常で、空間的にもかなり複雑になることが予想されますので、
エネルギー収支だけを追うマクロ計算では、この現象を表現できない思います。

 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:温度差の多い熱量計算について  ■名前 : ポール5  ■日付 : 12/11/8(木) 18:32  -------------------------------------------------------------------------
   >お世話様です。
>いつも御参考にさせて頂いております。皆様のお知恵を拝借させて下さい。
>
>25m2の水槽があり、そこに920℃に熱した3トンの鉄の塊(比重7.8)を入れて冷やします。
>その25m2の水槽の温度を30℃に保ちたいとお客様の御要望がありました。
>その時の熱量計算式ですが、


>Q = mc(t2 - t1)
>
>m:質量[g]
>c:比熱[cal/(g・K)]
>t1、t2:温度[℃]
>
>という計算式に当てはめると、
>
>25,000,000[g] × 水の比熱1[cal/(g・K)] × (920[℃] - 30[℃])
>=22,250,000[kcal]
>=25,872.1[KW]
>
>となりましたが、これで合っているのでしょうか?
>皆様の御意見宜しくお願い致します。


●鉄の表面積が必要です
球体と圧延鋼板では違います
●現実の製鉄ではその数式では無理です
初期
蒸気の幕が鉄塊を覆い、熱容量が小さくなります
水蒸気温度も非常に高いのですぐにプール室は飽和します

建物全体の設計が必要です
話を見てますと ボールベアリングのなましみたいに考えています

たんに水槽温度を保ちたいなら
鉄の塊を 徐々に水槽につけることをお勧めします

イメージはジャグジーに足から入るイメージです
接触面積だけの計算で済みます


鉄をただ冷やす事例は小生にはなく、
鉄の強固な組織と結晶状態を作るため
ですので専用ソフトでとなります

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