Page 2730 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼HEASの最小換気回数について nagu 13/2/6(水) 11:08 ┣Re:HEASの最小換気回数について crz 13/2/7(木) 10:18 ┣Re:HEASの最小換気回数について ticktack1959 13/2/7(木) 11:30 ┃ ┗Re:HEASの最小換気回数について nagu 13/2/8(金) 15:53 ┃ ┗Re:HEASの最小換気回数について masa 13/2/9(土) 15:10 ┗Re:HEASの最小換気回数について kote 13/2/14(木) 13:41 ─────────────────────────────────────── ■題名 : HEASの最小換気回数について ■名前 : nagu ■日付 : 13/2/6(水) 11:08 -------------------------------------------------------------------------
HEASの清浄度クラスと換気条件についての質問です。 病室の換気条件について調べていてHEASというものがあることを知りました。 私は医療従事者で設計等に関しては全くの素人なので、質問が的外れかもしれませんが、教えていただけるとありがたいです。 HEASの清浄度クラスと換気条件で一般病室の外気量は1時間に2回と記載されていますが、 @窓を開放した場合のことでしょうか A1時間に2回換気をすれば室内の空気を全置換できるということでしょうか B1時間に2回換気をすれば室内の空気を置換できるように一般病室を 設計しなさい、という解釈でいいのでしょうか? C(窓を開ける前提なのですが)2回換気をするとして、1回何分ぐらいの 開放で置換できるとされているのでしょうか 以上4点についてご回答宜しくお願いします。 |
ご質問の内容は、窓の有無とは全く関係ありません。 ここでいう「換気回数が2回/h以上」は「1時間に2回以上窓を開ける」ことではなく、「空調設備または機械換気設備による1時間当たりの送風量(または排気量)が室容積の2倍以上の体積である」ということです。 「換気回数」という用語を調べて頂けるとよいと思います。 日本病院設備協会規格HEAS-02-2004(病院空調設備の設計・管理指針)では、p.5に「換気回数」の説明として「空調または換気の送風量または排気量(m3)を室容積(m3)で除した値で、一般に「回/h」の単位で表す。すなわち、単位時間当たりに室内空気を送風量(または排気量)で何回入れ換えられるかを示し、従来から換気の性能をおおまかに示す指標として用いられている。」と書かれています。 |
補足いたします。 病室が10m×10mと仮定しますと床面積は100m2になります。 天井高さを2.5mとすると室容積は250m3となります。 換気回数2回/時ですと500m3/hの外気導入が必要です。 清浄度を要求される空間は給気量>排気量として室内の空気圧が 高くなる様に設計します。この給気される所にフィルター (HEPAやULPA)を通して清浄度を確保します。 後は室内空気の循環でも フィルターを通して清浄度を確保するような設計をします。 ご参考まで。 |
crz様 ticktack1959様 ご回答いただきまして、ありがとうございます。 「回/h」 の意味が分かりました。 外気量、とついているのは、文字通り外気を取り込んで、ということでいいのですか? あと、全風量なんですが、「全外気方式および循環方式の空調機の送風量または3種換気方式での最小排気量」とあったのですが、「送風量または最小排気量」がよくわかりません。どちらか一方を満たせばよいということでしょうか? お答えいただけるとうれしいです。 宜しくお願いします。 |
ちょっと混乱されているようですね。 基準では、外気量の換気回数と全風量の換気回数の両方を満たす必要があります。 一般病室では、外気量の換気回数は2回/h、全風量の換気回数は6回/hです。 室内での全風量は6回/hを満たさなければいけません。 実現する為には、第3種換気装置のみの場合は、給気口及び排気装置(排気ファン又は換気扇)の風量は6回/h以上必要です。 空調機のみの場合は、空調機の風量は6回/h以上、空調機に供給する外気量を2回以上にするか、別の給気口及び排気装置(排気ファン又は換気扇)の風量を2回/h以上にします。 なお、全外気式の空調機の場合は、風量=外気量ですから、基準は自然に満たされます。 |
入院経験者の話です。 病室に窓はありますが通常は施錠されていて開けられません。事故「等」の防止のためと考えられます。自然換気を前提にしている設計があれば間違いです。本来ならば自然排煙もできませんが黙認されているようです。 防火管理者の講習で聞いた話では、火災時の避難も棟外への避難ではなく、二区画以遠への水平避難を前提にしているようです。小屋裏区画もあるので概算ではFDを多めに見込んだ方が良いのでしょう。 余談でした。 |
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