Page 2817 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼電気室の透過損失について 建築と設備の間 13/10/29(火) 15:17 ┣Re:電気室の透過損失について 荒純 13/10/30(水) 18:55 ┃ ┗Re:電気室の透過損失について 建築と設備の間 13/10/31(木) 13:14 ┃ ┗Re:電気室の透過損失について 荒純 13/10/31(木) 14:27 ┃ ┗Re:電気室の透過損失について 建築と設備の間 13/11/5(火) 13:14 ┃ ┗Re:電気室の透過損失について 荒純 13/11/5(火) 13:22 ┗Re:電気室の透過損失について マサカのおじさん 13/11/9(土) 9:01 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 電気室の透過損失について ■名前 : 建築と設備の間 ■日付 : 13/10/29(火) 15:17 -------------------------------------------------------------------------
共同住宅を設計してまして、 電気室:20uの上階と横に住戸が隣接してます。 下記条件により設計してます。 施主より音の問題がないか求められてます。 @躯体 コンクリート150mm(透過損失:51dB) A仕上 天井PB:9.5mm、空気層:40mm、GW:25mm(透過損失:32dB) 壁: GW32k:50mm B変圧器 50kVA*1、100KVA*1(騒音値:59dB) @コンクリートで51dBあれば、音源の59dBより、透過音は9dBとなり 暗騒音より小さく感じないと思います。 A仕上は行っても透過損失としては無駄なのでしょうか。 この場合、透過損失は合算できるのでしょうか。 ご教授の程、よろしくお願いします。 |
この場合の透過損失の数値は合算できません。 音源側に吸音等の仕上げが有る場合には相対的に透過音は 低減されますが、透過損失が増加する量は大きくありません。 また、変圧器が59dBに対して透過損失50dBを差し引いて、 という考え方にも間違いがあります。 正しくは部屋の面積と仕上げ等を考慮し、周波数分析を伴う 計算が必要になります。 だいたいの面積を教えて頂ければ概算はすぐに出せますので アップしてみて下さい。 |
ご回答ありがとうございます。 少し学生時代かじった程度なので悩んでおりました。 建築・環境音響学(前川純一著)より透過損失の数値を見ました。 ※室要件 電気室は、4.0m*5.0m*3.0mh 6面 コンクリート 150mm以上(平均透過損失56dB) 1面に 4.0m+3.0mhに1.5m*2.0mhの扉(平均透過損失32dB)があります。 何卒ご教授の程、よろしくお願いします。 |
当該の条件で計算してみました。 スラブ又は壁面の [RC-150t] を透過する場合には、隣接する 部屋の中で [NC-20] 程度になるので大きな問題はありません。 しかし扉から透過する場合には [NC-35] 程度となる事が予想 されますので、居室としての利用には問題が生じると思います。 ただ、電気室の扉の外ですから一般的には廊下ですよね? バックヤード的な場所であるなら全く問題は無いレベルです。 住戸に機械室や電気室を隣接させる場合には、相当静かな値でも 問題になることがございますので気をつけて下さい。 騒音だけでは無く防振にも気をつけて頂くことが肝要です。 |
ご教授のお礼遅れまして、申し訳ございません。 ありがとうございます。 電気室の扉はおっしゃる通り廊下側からです。 防振対策は重要と考えております。 支持等を考慮し設置いたします。 |
振動に関しましては対応できないのですが、騒音についての お悩みがある場合には会議室へアップして頂ければ何らかの お力にはなれるかと思います。(^_^) |
>共同住宅を設計してまして、 >電気室:20uの上階と横に住戸が隣接してます。 >下記条件により設計してます。 質問の内容と回答の趣旨が違っていますが、トラブル防止のための重要な問題点ですので意見を述べさせていただきます。 >施主より音の問題がないか求められてます。 とのことですが、分譲・賃貸を問わず、居室を電気室に隣接させれば、音の問題は必ず発生します。分譲マンションの場合は最悪で買い戻しを要求されます。 施主の不安はもっともです。 小生は、マンション設計にたくさん携わってきましたが、ポンプ室、電気室と居室を隣接させたことはほとんどありません。 特に、電気室の低周波を除去するのは非常に困難です。 コンクリートの遮音性能については計算するまでもありません。 しかし、躯体伝達音は完全には止められません。 配管騒音ほどではなくとも、電線管、ケーブル、吊り金物を経由して振動・騒音は躯体に伝達します。 サッシのグレードが上がっているので、居室内の夜間の暗騒音はコンサートホール並に低くなっています。 音に敏感な入居者がいたらクレームになります。 このようなケースでの対応策は、エンジニアリング的な防振対策でなく、建築計画で行うべきです。 小生の事務所では、電気室は居室に接しないよう配置するか、別棟とするのが設計標準となっていました。 間に合うなら、建築設計者に申し出て変更してもらってください。 マンションの音のトラブルについては、トラブル本に事例がたくさん紹介されています。参考にしてください。 |
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