Page 298 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼床置型パッケージ空調機 DIV 03/9/16(火) 17:02 ┣Re:床置型パッケージ空調機 FKEN 03/9/17(水) 10:44 ┗Re:床置型パッケージ空調機 シン 03/9/17(水) 12:32 ┗Re:床置型パッケージ空調機 PUNPUN 03/9/17(水) 12:54 ┗Re:床置型パッケージ空調機 DIV 03/9/18(木) 17:37 ┣Re:床置型パッケージ空調機 シン 03/9/18(木) 18:37 ┗Re:床置型パッケージ空調機 FKEN 03/9/18(木) 23:50 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 床置型パッケージ空調機 ■名前 : DIV ■日付 : 03/9/16(火) 17:02 -------------------------------------------------------------------------
ダクト吹の床置パッケージ(冷専)を使って設計中です。 対象部屋は、いちおうコンピューター室ですが、実際は通常の事務室相当です。 機器発熱+人体発熱が暖房負荷よりも大きかった為、冷房専用で考ました。 既設も冷専でした。 が、施主から湿度条件を50%+5%迄の条件が提示されました。 パッケージ空調機でも湿度制御は可能なのでしょうか? 機械室から対象部屋が離れている事・空調対象部屋に空調機を置くなと言われている為、電算機用PACは考えていません。 以上ご教授よろしくお願いします。 |
私も同様の設計条件で苦労した経験があります。 結論として、パッケージだけでは調湿は困難です。 そもそも電算室みたいな二重床空調でないようですので、 室温のばらつきも大きく、相対湿度制御はできないでしょう。 恐らく、装置近傍(装置冷却吸い込み面)での相対湿度を 要求しているものと推察しますが、高湿側はともかく、低湿側 制御としてそれなりの容量の加湿器は必須だと思います。 高湿側は、パッケージ空調機のSHFから負荷さえあればそれなり に除湿はするでしょう。 5%範囲での制御って、クリーンルーム並みですよね。 答えになってなくてすみませんが、諸先輩方の意見も参考にされて 下さい。 |
50%+5%までと書かれていますが、55%以下であること と解釈すればいいのでしょうか? (プラスマイナス5%ではないですよね) それでよければ室内にサーモとヒューミをつけてヒューミからの信号 からもパッケージのコンプレッサーが働くようにセレクターをいれて 除湿回路を組めばいいのではないでしょうか? プラスマイナス5%だとこんな簡単にはいかないですが、できなくは ないと思いますよ。 (内装を含めてかなり高い設備になるのでおそらくそこまでは必要ない のだとはおもいますが...) |
湿度目標値が50パーセントで、許容差がプラスへ5パーセント と言う事でしょう? 中間期や冬期はどうするのでしょうか? 完全な電算室で、常時熱負荷があるのであれば 年間冷房対応機でないとペケですね そうなると普通のPACでは無理です 恒温恒湿型のモデルで高圧圧力のコントロールが 必要になります この手のモデルは凝縮器バイパス弁が付いていて 低外気温でも冷房運転が可能となります ただ、「事務所」兼用(?)とあるのでそのあたりどうなんでしょうか? 言わずともお分かりかと思いますが 温湿度制御には再熱制御と加湿制御が必要となります PACのSHF特性も重要の事ながら、建物の構造もまた 湿度の制御には影響を与えてしまいます FKENさんのおっしゃる事も念頭に入れ 完全なコントロールは実際には難しい事を お施主さんに説明しないとクレーム扱いになるかと・・・ 特に事務所兼用というのが気になります(入退室の頻度とか) |
いろいろ返答ありがとうございます。(遅くなりすいません) ・基準の根拠として、コンピューター室にはASHRAEの基準で推奨湿度 50±5%って基準があるみたいです。(+5%ではなく±5%でした。スイマセン。) <PACのSHF特性も重要の事ながら、建物の構造もまた <湿度の制御には影響を与えてしまいます そうですね。そこまでシビアに考えるのであれば空調対象室に入る前に前室とかも必要になるでしょうし、人員もいるので恒湿って考えはできないなぁと思いました。 又、換気回数を多くしようかとも思いましたが止めました。 ・よってそこまで考える事もないだろうとの判断をつけました。 ・そこで再度質問させてください。 <高湿側は、パッケージ空調機のSHFから負荷さえあればそれなり <に除湿はするでしょう。 冷風になった時にそれなりに結露するからですよね!? 冷却する事により湿度が高くなり過ぎないって事を数値で出せないものでしょうか? 絶対湿度から除湿量を算定すれば良いのかな。 <室内にサーモとヒューミをつけてヒューミからの信号 <からもパッケージのコンプレッサーが働くようにセレクターをいれて <除湿回路を組めばいいのではないでしょうか? 冷えすぎないようにSAダクトにもサーモを入れると思うんですが、中途半端に冷えて送風の湿度が高くなると思うのですが・・・? 電気ヒーター(サイリスタ付)を使用するのでしょうか? 制御屋さんに確認をしてみますね。 |
湿度の条件はやはり±5%でしたか。 どうもすみませんでした。 ところで、±5%を実現しようとすると、温度を±1℃で制御しないと いけなくなってしまうのではないかと思うのですが... これってもう恒温恒湿室ですね(笑)。 湿度50±5%というのはあくまでもASHRAEの推奨湿度というだけであって、 どこまでを本当に確保しないといけないかをまず客先と打ち合わせをしたほうが よろしいかと思います。 実際にコンピュータ室として必要な条件としてはコンピュータの発熱を確実に 処理するための温度条件であって、(例えば24℃以下とか) 湿度のほうは高くなりすぎて結露をすることがないこと とか、 逆に下がりすぎて静電気をおこしやすくなる恐れがないことという程度 だと思うのですがいかがなものでしょう。 (30〜60%程度におさまっていれば十分なのではないでしょうか?) 本当に±5%が必要だとすると、(ないと思いますが) パッケージエアコンだとコンプレッサーをON-OFFさせられないので 常時(冬も)コンプレッサーを運転させて電気ヒーターと加湿器で追いかける ことになって、イニシャルコストもランニングコストもすごいことになりますよ。 |
>・そこで再度質問させてください。 ><高湿側は、パッケージ空調機のSHFから負荷さえあればそれなり ><に除湿はするでしょう。 >冷風になった時にそれなりに結露するからですよね!? 基本的には、PUNPUNさんのおっしゃるとおり、施主側と温湿度条件とその 制御対象部位について、十分な意識合わせをしたうえで、除湿再熱と加湿 制御をするしかないですね。 高湿側の除湿制御は中間期から夏期でしょうから、冷房負荷さえしっかり あれば、PACのSHF特性に期待した除湿は確保できるでしょうし、計算上の 設計判断だけで不安であれば、PACを複数台に分割して、除湿再熱による 積極除湿モードを備えた電算PACとの併用というのもあると思います。 (室規模によりますね) むしろ、冬期の加湿制御で、冷専で運転するPAC内蔵の加湿器では加湿能力 が追いつかないと思います(事務室機能併用なので換気もそれなりでしょうし)。 別置で蒸気加湿器を用意された方が良いと思います。 除湿および加湿制御については、PACの容量によって種々の機能があるよう ですので、制御設計だけでなく、空調機メーカからも情報収集されることを お勧めします。 |
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