Page 3044 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼配線用遮断器の温度測定について 小斎藤 15/6/22(月) 18:14 ┣Re:配線用遮断器の温度測定について 銀河 15/6/22(月) 19:26 ┃ ┗Re:配線用遮断器の温度測定について 小斎藤 15/6/27(土) 17:23 ┗Re:配線用遮断器の温度測定について 宗介 15/6/24(水) 17:26 ┗Re:配線用遮断器の温度測定について 小斎藤 15/6/27(土) 17:26 ┣Re:配線用遮断器の温度測定について 銀河 15/6/27(土) 18:07 ┣Re:配線用遮断器の温度測定について 宗介 15/6/27(土) 18:45 ┗Re:配線用遮断器の温度測定について 小斎藤 15/6/27(土) 19:34 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 配線用遮断器の温度測定について ■名前 : 小斎藤 ■日付 : 15/6/22(月) 18:14 -------------------------------------------------------------------------
設備管理業務に従事しております。今月配電盤点検に於いて、配線用遮断器の温度測定を放射温度計で実施しました。そこで疑問なのですが、周囲温度は40度以下でメーカーの規格に合っている場合、どの程度の計測温度から異常と判断すればいいのでしょうか? |
だいぶ古い資料ですが、三菱電機の ノーヒューズ遮断器、漏電遮断器技術資料 2007年版の 184、185ページに記事があります。 JIS C 8370 温度上昇限度(温度計法)として、 接続部 の中に、「すず、銀めっき及び銀合金」は 60K としてあります。 これは銅バーなどのネジ締めの接続部を想定しているのだと思います。 「その他」として 40K としてありますが、説明がないので、 その他が何を示すのか具体的なことは判りません。 圧着端子が「すず、銀めっき及び銀合金」だとすれば 60K が限度だと思います。 また「端子」という箇所には 60K となっているので、機器としては 60K が妥当でしょう。 周囲温度が40℃だとすれば、プラス60Kですから 100℃ がMCCB機器の限度でしょう。 しかし、接続される電線がIVの場合、被覆の温度許容が 60℃ が使用限度ですから、これから類推しても、周囲温度が40℃なら IVなら 20K, HIVなら 45K というのが、実用上の限度かと思います。 定期点検の場合は、過去の使用状況から、一定の温度が記録されていれば それから外れていれば、 20K 以下でも異常でしょう。 急に温度が上昇したとすれば、電流値が増えたか、周囲温度が増えたか、 接触抵抗が増えたなど異常なことです。 絶対的な温度より、「温度変化」にも着目すべきです。 |
60K、40Kなどの「K]とはケルビンではないと思いますがどういう単位なのでしょうか。各HPを調べても出てきません。知識がなくすみません。 |
銀河様が記載した通り、温度変化を見るのが大切だと思います。 今から記載する事は、参考程度に思ってください。 私はブレーカ温度が60度を超えたら、負荷電流を測定します。 測定値がブレーカ容量の60%以上80%未満なら様子見。 常時80%を超えるようなら、負荷の振り分けを検討。 負荷電流が低いのに、温度が高い時は端子類が緩んでないか確認します。 それでも異常がなければブレーカの経年劣化かと思います。 |
60℃という基準は銀河さんの書き込みが基準となっているのでしょうか。負荷電流の根拠などもあれば、併せて御教示ください。 |
宗介さんへの書き込みだと思いますが、わたしからひとこと。 >負荷電流の根拠などもあれば、併せて御教示ください。 内線規程の3605-3 の3項(2005年版)に、記事があります。 「連続負荷を有する分岐回路の負荷容量は、その分岐回路を保護する 過電流遮断器の定格電流の80%を超えないこと」と書かれています。 よって、これを守るとすれば定格電流いっぱいは流せません。 連続負荷とは、概ね3時間程度かと思います。 (わたしの考えですが・・)短時間なら、80%を超えても大丈夫でしょう。 そのあたりは、現場の負荷の運転時間、負荷率などにより、 設計当初からの計算があってしかるべきです。 連続負荷で定格いっぱいを流すと、MCCB内部の温度が上昇して、 過早トリップの原因になります。 また、MCCBの内部の熱(ジュール熱)は、接続された電線や銅バーを通して、 逃がすように考えられています。 ですから、MCCBより電線の温度が高くなるような施工や設計はうまくありません。 |
負荷電流の根拠…………ブレーカの温度が60度位なら負荷電流は60〜80%位だよ!って前任の電気主任技術者に教わったからです(笑) 多分、計算で算出出来ると思いますよ。 私は計算した事は無いですけど(笑) 私も電気主任技術者になった今は、巡回点検に行ってくれる人達にはそういう風に説明してます。(笑)ヘッポコなんで(笑) 異論は認めます( ー`дー´)キリッ |
御両名様、詳細なご説明ありがとうございました。どの設備にでも当てはまる過去との変化と、配線材料による基準について大変よくわかりました。また何かありましたらご質問させていただきます。宜しくお願いいたします。 |
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