Page 3160 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼【窒素消火】FDあると排出できない気がしています 紅葉 16/5/27(金) 21:06 ┗Re:【窒素消火】FDあると排出できない気がしています masa 16/5/28(土) 11:49 ┗Re:【窒素消火】FDあると排出できない気がしています 紅葉 16/5/29(日) 15:15 ┗Re:【窒素消火】FDあると排出できない気がしています masa 16/5/29(日) 19:44 ┗Re:【窒素消火】FDあると排出できない気がしています 紅葉 16/5/29(日) 20:05 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 【窒素消火】FDあると排出できない気がしています ■名前 : 紅葉 ■日付 : 16/5/27(金) 21:06 -------------------------------------------------------------------------
窒素ガス消火設備の導入を検討しています。 消火後の排出装置を区画外(隣室)に設置し、ダクトは防火区画貫通する計画です。 (排出装置はスイッチによる手動起動) ダクトが区画壁を貫通するため防火ダンパーが必要ですが この計画の場合、対象室火災時ダンパー閉となりガス排出できない気がしています。 スイッチでの排出起動に連動して復帰するダンパーであればOKに思えますが 一般的にどうしてるものなのでしょうか? FDで上記のようのものがある?? SDにして復帰信号を受けられるようにする必要あり?? どなたか教えて下さい。宜しくお願い致します。 |
一般的には、FDは法規に適合していれば、熱感知器連動でも温度ヒューズでもかまいません。 基本的には、自動消火装置が動作すれば、FDが作動する可能性は限りなく少ないです。 消防法の技術基準では、ガス消火設備の警戒区域はダクトに防火設備であるPDが設置されていれば良い事になります。 防火区画は、建築基準法で規定されたものであれば、建築基準法に適合したFDが設置されていれば良い事になります。 したがって、法規としては、消火ガスの排出時にFDが解放されなければいけないという規定はありません。 ただ、消防法の技術基準では、消火ガスの排出装置は、原則として警戒区画外にある必要があるので、FDも区画外に設置すれば、排出時に区画外から閉鎖を解除できると解釈する事が可能です。 そうであれば、FDに関しては、ヒューズ式でも問題は無いのでは無いでしょうか? 問題がありそうなのは、隣接2区画で、その界壁が防火区画の場合です。 隣接2区画は同時起動の可能性があるので、その場合は、隣接2区画の間を一方のダクトが通過する場合は、FDを設置しない為に耐火ダクト仕様とするなどの配慮が必要でしょう。(なお、通過ダクトの場合でも、PDの設置は指導された事例もあります) なお、建築指導課の指導としては、消火ガスの排出を必要とする場合は、FDを設置しない計画とする事(耐火ダクト仕様など)、延焼のおそれのある壁に排出口を設置しない計画とする事などを指導されました。 |
お忙しいところご回答ありがとうございました。 排出装置は手動でなのでその際にFD復帰すれば良いわけですね。 2点ほど質問させて下さい。 排出装置は区画外が原則とのことですが 多くの行政の技術基準では「区画外から起動可能」と記載されていますが この部分の解釈でしょうか? であると起動装置のみが区画外(装置本体は区画内可)に思えます。 今回私の案件は直接消防確認しますが一般的な話として教えて下さい。 あと「隣接2区画でその界壁が防火区画の場合、隣接2区画は同時起動の可能性」 の部分が理解追いつかなかったのですが、 隣接2防火区画で同時火災という意味でしょうか? どのような室構造でどのような災害ケースかを少し詳しくお聞かせ頂けると幸いです。 |
排出装置(消火ガス排気装置)に関しては、多くの消防機関が警戒区域外設置を原則としています。(火災発生時に排出装置が機能を失わない為です) 例外的に認められるのは、ガス消火設備が法定設置で無い場合及び、排出装置が耐火仕様になっている場合などです。 なお、技術基準では、排出装置の電源は消防法上の非常電源の基準を見たし、その電源線は耐火電線とする必要があります。(区画内・区画外設置のどちらでもです) 操作回路については、必要な耐熱等級を満たす必要があります。 隣接した2室に関しては、その界壁(間の壁)が防火区画となっている場合を記載しています。 消火ガスの防護区域としては、不燃区画で開口部及び貫通ダクトに防火設備が設置されていれば良いので、防火区画とする必要はありませんが、建築計画上防火区画となる場合があります。 界壁が防火区画で無い場合は、FDは設置不要で、PDを防火設備とします。 なお、ガス消火設備の警戒区域が別でも、隣接した区画は同時起動の可能性があると考えます。(同時に火災が起きる場合があると言う事です) なお、同一階の場合だけで、上下階は隣接とは考えません。 |
ご回答ありがとうございました。 排出装置の位置についてはやはり都度確認が必要そうですね。 隣室2室の状況も理解できました。 |
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