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 ▼空調負荷計算 壁タイプ  punpun 04/2/2(月) 18:48
   ┗Re:空調負荷計算 壁タイプ  masa 04/2/4(水) 1:42
      ┣Re:空調負荷計算 壁タイプ  punpun 04/2/4(水) 7:41
      ┃  ┗Re:空調負荷計算 壁タイプ  NSP 04/2/4(水) 10:17
      ┃     ┗Re:空調負荷計算 壁タイプ  NSP 04/2/4(水) 15:02
      ┗Re:空調負荷計算 壁タイプ  NSP 04/2/6(金) 17:19
         ┣Re:空調負荷計算 壁タイプ  masa 04/2/6(金) 19:14
         ┗Re:空調負荷計算 壁タイプ  punpun 04/2/6(金) 19:15
            ┗Re:空調負荷計算 壁タイプ  NSP 04/2/7(土) 13:09

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 ■題名 : 空調負荷計算 壁タイプ
 ■名前 : punpun
 ■日付 : 04/2/2(月) 18:48
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   エクセルで空調負荷計算ソフトを作成しているのですが、
空調負荷の計算過程において選定する
「壁タイプ」についてですが
改めて考えて見ると昔からこの4タイプしか無い
ようですが非常に大雑把に感じます
空調負荷計算自体、仮定の下に行われる背景を
考えればどうでも良いように思えてしまいますが
どうも気持ちの良いものではありません
これに限らず、空調衛生、様々な”データ”が存在しますが
書物により数値が結構違います、
これらはこの先どうなっていくのでしょうか?
数十年変わらない(データを取る人が居ない?)のでしょうか?
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : masa  ■日付 : 04/2/4(水) 1:42  -------------------------------------------------------------------------
   数年以内に空気調和・衛生工学会の最大熱負荷計算法の改訂がありそうなので、壁タイプについては見直しがかかりそうな感じがします。 
壁タイプについては以前は8タイプの時もありましたし、熱応答から壁タイプを選定していた時もあります。
室の熱貫流については、環境工学系の研究者は実験を重ねていますので、研究成果が熱負荷計算法に反映されていくと思います。 以外に研究成果が進まないのは、配管・ダクトの局部抵抗係数(形状損失)で、意外に古い研究データを単位変換して使用しているのが実状みたいです。 地味な研究なので、実験をする人が少ないのかもしれませんね。
そのせいか、ループ配管の流量計算とかは非常に困難です。(クロス合流の形状損失は非常に限られた範囲しか実験値がありません)
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : punpun  ■日付 : 04/2/4(水) 7:41  -------------------------------------------------------------------------
   地味な研究、確かにそうかも知れませんよね
実際、細かなデータがあったとしても
ほとんどの場合経験値を踏まえた簡略計算しか
しないでしょうしね、
ルームエアコンの選定で
熱還流率がどうのと詳細計算をやっていたら
笑いですけどね・・・

とりあえず更新されると言う事なんですね
情報ありがとうございます
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : NSP  ■日付 : 04/2/4(水) 10:17  -------------------------------------------------------------------------
   その1「手計算による最大負荷計算法」の特徴
 1).伝熱負荷の計算に於いては、壁の種類を、近似単層壁置換計算により、8種類の
   typeに分類し、各typeに対して設定した、Respones_Factors(実効温度差用応答係
   数)を用いて算出される実効温度差(ETD) により伝熱負荷を算出する。
    壁typeの分類は、どの様な構造の壁であっても、近似単層壁置換計算により、明
   確なる根拠をもって、キチンと分類される。
    また、Respones_Factors(実効温度差用応答係数)が明示されているので、どの様
   な地区であっても、その地の緯度経度と、1日の時刻別の乾球温度が判明すれば、
   実効温度差を算出することが出来る。

その2「設計用最大熱負荷計算法」の特徴
 1).伝熱負荷の計算に於いては、壁の種類を、4typeとし、各type別の実効温度差表を
   用意し、これによって伝熱負荷を算出することとしているが、壁typeの分類に、明確な
   る選定法(根拠)がなく、また、壁type別の、Respones_Factors(実効温度差用応答
   係数)も明示されていないので、新たな地区の実効温度差を算出することが出来ない。


http://www.dmn.ne.jp/nsp/hikaku-2.htm
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : NSP  ■日付 : 04/2/4(水) 15:02  -------------------------------------------------------------------------
   「手計算による最大負荷計算法」による、壁タイプの分類は、下記による。
 
http://www.dmn.ne.jp/nsp/kanryu.htm
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : NSP  ■日付 : 04/2/6(金) 17:19  -------------------------------------------------------------------------
   >数年以内に空気調和・衛生工学会の最大熱負荷計算法の改訂がありそうなので、壁タイプについては見直しがかかりそうな感じがします。 
>壁タイプについては以前は8タイプの時もありましたし、熱応答から壁タイプを選定していた時もあります。
>室の熱貫流については、環境工学系の研究者は実験を重ねていますので、研究成果が熱負荷計算法に反映されていくと思います。
 
 
昭和47年に、空気調和・衛生工学会誌に「電算機による動的空調負荷計算法」及び、これと同一の計算原理に立脚した「手計算による最大負荷計算法」が発表されましたが、これらは、Respones_Factors 法に基づいた計算法であり、これによって、空調負荷計算法は、ほぼ、完成された感があり、今後に於いて、論理的にこれ等を越える計算法は、当分現われないだろうと思います。
 
平成元年に、「設計用最大負荷計算法」なるものが発表され、現在巷間に流布していますが、これは、Respones_Factors 法とは似て非なる「定常計算」による計算法で、根拠不明の部分が多く、先に発表された「手計算による最大負荷計算法」と比して、信頼性に於いて数段グレイドが低い計算法と思います。
 
数年以内に、「最大負荷計算法」の改訂があるとの事ですが、願わくば、改悪にならぬ様に念ずる次第です。
 
 
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : masa  ■日付 : 04/2/6(金) 19:14  -------------------------------------------------------------------------
   ちょうど、3月に空気調和・衛生工学会主催の熱負荷・空調負荷計算ソフトの将来についてのシンポジュームがありますね。
熱負荷計算法の改定の話題もでるのかな?
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : punpun  ■日付 : 04/2/6(金) 19:15  -------------------------------------------------------------------------
   NSPさんこんばんは、
詳しい説明ありがとうございます
NSPさんのところって負荷計算ソフトの
制作販売してましたよね確か、

>数年以内に、「最大負荷計算法」の改訂があるとの事ですが、願わくば、改悪にならぬ様に念ずる次第です。

具体的にどういうものが改悪なのかは
ワタシにはわかりませんが少なくとも”悪”のつく事態には
ならなければ良いかと思います
 ───────────────────────────────────────  ■題名 : Re:空調負荷計算 壁タイプ  ■名前 : NSP  ■日付 : 04/2/7(土) 13:09  -------------------------------------------------------------------------
   >具体的にどういうものが改悪なのかは
>ワタシにはわかりませんが少なくとも”悪”のつく事態には
>ならなければ良いかと思います
 
 
計算法の「改変」は、貨幣の「改鋳」に似た処が有ります。
 
利便性・簡易性を追求する余りに、その本質・品質の低下を齎す惧れがあるのです。
 
ロンドンの王立商品取引所を創立した、グレシャムの所謂「悪貨は良貨を駆逐する」を危惧するところです。
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