Page 677 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ 会議室に戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼湿球温度WBの計算方法は? narcissus 04/9/16(木) 14:04 ┣Re:湿球温度WBの計算方法は? 前世紀の空調技術者 04/9/16(木) 15:26 ┃ ┗Re:湿球温度WBの計算方法は? ぱんだ 04/9/16(木) 17:09 ┣Re:湿球温度WBの計算方法は? ミロス 04/9/16(木) 16:01 ┣Re:湿球温度WBの計算方法は? JUNE 04/9/16(木) 18:32 ┃ ┗Re:湿球温度WBの計算方法は? punpun 04/9/19(日) 11:18 ┗ネックは水蒸気分圧? hama 04/9/16(木) 22:05 ┗Re:ネックは水蒸気分圧? narcissus 04/9/17(金) 9:26 ┗Re:ネックは水蒸気分圧? stein 04/9/18(土) 16:42 ┗Re:補足です hama 04/9/19(日) 11:08 ┣Re:補足です stein 04/9/19(日) 13:43 ┃ ┗Re:失礼しました hama 04/9/19(日) 18:53 ┃ ┗Re:蛇足ですが stein 04/9/20(月) 9:22 ┃ ┗Re:お礼と訂正 hama 04/9/20(月) 11:30 ┃ ┗Re:お礼と訂正 stein 04/9/20(月) 13:36 ┗Re:補足です hatomori 04/9/21(火) 7:03 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 湿球温度WBの計算方法は? ■名前 : narcissus ■日付 : 04/9/16(木) 14:04 -------------------------------------------------------------------------
乾球温度と相対湿度等の2点が判っているときの手計算で湿球温度を算定したいの ですが、ご存知の方がいれば教えて下さい。 |
手計算では無理だと思います。簡易式はみたことがありません。 私はパソコンで めんどくさい式をときました。 ふつうは 空気線図(知らないなんて言わないでくださいネ)をみます。これなら、乾球温度、相対湿度から湿球温度だけでなく露点温度もそのほかも一度にわかります。 なお、このサイトのリンクの中にそういう計算をしてくれるのがあったように思います。 |
私も、WBの手計算は無理な範囲と思っています。 自分自身ではEXCELにVBAを組み合わせて、条件が合うポイントをループ計算させるものを作っています。但し、簡易なので、小数点以下が0.1~0.2ずれちゃいますが…(^^ゞ >なお、このサイトのリンクの中にそういう計算をしてくれるのがあったように思います。 これ(↓)ですね。 http://www.suga-kogyo.co.jp/cgi-bin/j3oqvd82/ixval1si.cgi colorsさん、お試し下さい。 |
>乾球温度と相対湿度等の2点が判っているときの手計算で湿球温度を算定したいの >ですが、ご存知の方がいれば教えて下さい。 手計算で可能な程度の近似式をつくるのが手っ取りばやいと思います。 理論式ではなく、線図を数式になおす程度で満足してはどうでしょうか |
手計算でなければ以下のサイトに 空調・衛生設備の便利ツール集 http://www.air-sekkei.com/tools/ Air Calc 湿り空気状態値計算プログラム Duct Checker Pipe Checker Manning HX-Maker(β版) 便利なので いつも使ってます。 手計算をだんだん忘れていくのが 少し 問題ですが(^_^)\ JUNE |
PUNPUNのページ休止中・・・ すみませんワタシです |
図表なしで計算するときネックになるのは、 各温度における水蒸気分圧だと思います。 設備の世界で一般的に使う計算式は http://www.daiichi-kagaku.co.jp/situdo/notes/11/tec11.html に記載されています。 もっと精度を上げようと思えば、新実用国際状態式を使う方法もあります。 私は、田淵 敬義氏が作成されたSteam97.DLL(蒸気性状計算DLL) を使いました。PCでDLLを呼び出して求めるわけですが、 エクセルからDLLを使用する方法も記載されています。 ー各種アプリケーションから使う方が簡単だとは思いますがー 後は各文献等に計算方法が記載されているはずです。 図表ではなく計算で値を求めようと考える事は、基礎を理解するうえで 大切なことだと思います。頑張ってください。 |
色々とご教授頂き有難うございます。 私は建築設備業界の初心者です。 私も添付頂いた計算式を用いて飽和水蒸気分圧等々より算定したのですが 他にもあるのかなと思い投稿させて頂きました。基礎を固め知識を積上げて 行きたいと考えていますので今後とも宜しく御願いします。 |
元工場設備屋です。 空調分野は専門外ですが、hamaさんが紹介された第一科学のHPにある飽和水蒸気圧に関するsonntagの式を早速試してみました。 0~50℃の間で上5桁まで正確ですね。 したがって、この式と、同HPの載っているsprungの式、そして相対湿度の定義式を用いると、乾球温度、湿球温度、相対湿度の関係がExcelワークシート上で簡単に精度良く計算できますね。VBA等は不要です。 具体的な計算方法は、 乾球温度と湿球温度から相対湿度を求める・・・通常の計算 乾球温度と相対湿度から湿球温度を求める・・・ゴールシーク 湿球温度と相対湿度から乾球温度を求める・・・ゴールシーク です。試してみてください。 |
hamaですが、勘違いされる方がいたらいけないので、 設備の世界の水蒸気圧に対する補足をします。 ー間違っていたら、どなたか訂正願いますー (状態式はその状態を表す式であり、現実とは異なる。 使用用途によりその精度が決まる。) 便覧等に記載されている飽和湿り空気の表の各温度における 飽和水蒸気圧は、この計算式より求めたものだったと記憶してます。 同じ計算式で計算するのですから、値は合うと思います。 使用している計算式については便覧の12版あたりには書いて あったと思います。 自前の便覧は10版ですが、これには見当たりませんでした。 (持っている便覧で年齢がわかってしまいますが) 興味のある方は確認してみてください。 ですから97年の新実用国際状態式をdellにしたSTEAM97を使うと、値も 便覧記載の値と変わってきます。どちらがより正確かは、いえませんが。 便覧 空気調和衛生工学便覧 追伸 steinさんへ、揚げ足を取る気で書いているのではありません。 気を悪くなされないか心配してます。 ちなみに、国際状態式が今どうなっているのか、わかりません。 何せ、当方一介の施工屋の設備屋さんなもので。 |
> >ですから97年の新実用国際状態式をdellにしたSTEAM97を使うと、値も >便覧記載の値と変わってきます。どちらがより正確かは、いえませんが。 > ちなみに、国際状態式が今どうなっているのか、わかりません。 > 何せ、当方一介の施工屋の設備屋さんなもので。 私も、一介の元工場設備屋です。 このサイトで皆さんの色々な疑問や意見に触れることができ、感謝をしております。 さて、 どんな物性値も科学の進歩と共に、定義の精密化、測定方法の改良、そして測定精度の向上により日々更新されています。飽和水蒸気圧も例外ではありません。 しかし、現場で使う精度は4桁もあれば十分で、少々古い近似式も有効だと思います。hamaさんが紹介された一連の式を用いて、教科書の練習問題を数問解きましたが、すべて正解でした。現場で使えると思ったのでご紹介した次第です。露点計算もこれで簡単に解けますよ。 市販ソフトでなく、Excelなどを使って自分で設計計算したい人が増えているみたいで、良いことだと思います。この作業過程で物性値間の関係を理解していないと、正しく式を組み立てることができません。この作業は非常に教育的だと思います。 また、個人的にExcelゴールシーク機能を気に入っているもので、これを用いた計算法を紹介しました。 |
私も、steinさんのおっしゃる通りだと思います。 線図を見ただけでは基礎は身につきにくい。 計算等にて考える事がある時期大切な事だと思います。 値についても、設備の世界で使用するなら、十分な精度だと思います。 今回私が言いたかったことは、文献等に書かれている値が 絶対無二の値ではない、一つの目安にすぎない事を言いたかったのですが。 投稿の文面にご無礼があった事をお詫びします。 |
>線図を見ただけでは基礎は身につきにくい。 >計算等にて考える事がある時期大切な事だと思います。 ご丁寧な説明を頂き恐縮です。 技術者教育の話が出たついでに、熱力学の良書をご紹介します。 日本機械学会、JSMEテキストシリーズ 熱力学、177p、丸善(2002)¥1,886 この本は、次世代技術者のために日本機械学会が英知を結集して編纂した教科書のようです。内容は熱力学の基礎から、燃焼(燃料電池も含む)、ガス・蒸気サイクル、冷凍サイクルと空気調和まで幅広く、教育的に丁寧に書かれていると思います。値段が安いのがいいですね。 最近では、お勧めの教科書だと思います。 |
ご教授ありがとうございました。 今日便覧12版を読み直してみました。 飽和水蒸気圧の値として 便覧で使用している式はウィクスラー・ハイランドの式でした。 液体の水と接する場合(0.01℃以上) In(10^3Ps)=-0.580 022 06 x (10^4)/T +0.139 149 93 x 10 -0.486 402 39 x (10^-1)T +0.417 647 68 x (10^-4)(T^2) -0.144 520 93 x (10^-7)(T^3) +0.654 596 73 x 10InT 氷と接する場合(0.01℃以下) In(10^3Ps)=-0.567 453 59x(10^4)/T +0.639 252 47 x 10 -0.967 784 30 x (10^-2)T +0.622 157 01 x (10^-6)T^2 +0.207 478 25 x (10^-8)T^3 -0.948 402 40 x (10^-12)T^4 +0.416 350 19 x 10InT 以上訂正します。 出典 便覧12版 1基礎編 P82~P83 |
> ご教授ありがとうございました。 > 今日便覧12版を読み直してみました。 >飽和水蒸気圧の値として >便覧で使用している式はウィクスラー・ハイランドの式でした。 > >液体の水と接する場合(0.01℃以上) >In(10^3Ps)=-0.580 022 06 x (10^4)/T > +0.139 149 93 x 10 > -0.486 402 39 x (10^-1)T > +0.417 647 68 x (10^-4)(T^2) > -0.144 520 93 x (10^-7)(T^3) > +0.654 596 73 x 10InT > 度々お手数をかけ、恐れ入ります。 暇に任せて、0~50℃間での、sonntag式と上式の計算結果を比較しました。 結果は、 0℃付近を除いて、sonntag式値が上式値に比べて大きいけれども、 (計算値差/計算値)は、3/10000以内でした。 現場で使う分には、差はないと考えていいようですね。 |
>自前の便覧は10版ですが、これには見当たりませんでした。 >(持っている便覧で年齢がわかってしまいますが) hamaさん、はじめまして hatomoriともうします。 横レスで恐縮ですが 自前の便覧 私のは何版かなとおもってさがしましたら、 昭和42年版の改定版(発行は48年)でした。(何版かもわかりません) あまりにもふるすぎますが 給料の安い時に買った高価な本ですの 処分できないのです。 最近は技術書を読む根気がなくなりました。 (トシのせいですかね) |
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