Page 52 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 建築設備フォーラムへ ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼VPが溶けた? コーコー 07/5/15(火) 20:01 ┣Re:VPが溶けた? ada 07/5/16(水) 13:09 ┃ ┗Re:VPが溶けた? つなぎの水道屋 07/5/16(水) 18:32 ┃ ┗Re:VPが溶けた? コーコー 07/5/16(水) 19:20 ┣Re:VPが溶けた? 設備監督暦20年 07/5/21(月) 13:23 ┗VPが溶けた?その後 コーコー 07/6/21(木) 20:00 ┣Re:VPが溶けた?その後 つなぎの水道屋 07/6/21(木) 20:22 ┣Re:VPが溶けた?その後 おっちゃん 07/6/25(月) 17:55 ┗酸化熱・溶解熱 みっちゃん 07/6/29(金) 15:51 ─────────────────────────────────────── ■題名 : VPが溶けた? ■名前 : コーコー ■日付 : 07/5/15(火) 20:01 -------------------------------------------------------------------------■題名 : Re:VPが溶けた? ■名前 : ada ■日付 : 07/5/16(水) 13:09 -------------------------------------------------------------------------
>継手内部には溶け?てた所に錆びの様な物がこぶ状に付着していました。 >VPで何か化学変化がおきて溶ける?様な事はあるのでしょうか・・・ 昔、酸系統の排水(材質はHT)に濃アルカリを流されてしまって反応熱でレンコンの 様に変形したことが有りましたが、その時は配管全体に影響が出ました。 写真のケースでは局部的なので内部(流したもの)の影響では無い様な気がします。 外部の影響ではないでしょうか?写真では炭化している様にも見えます。 たとえば、 ◆新築時に溶接等の影響で既に穴が開いていた状態になっていて、それに気づかないまま断熱施工を行った。 ↓ ◆穴が開いているのは配管の横部分の様なので、新築時には排水水位が穴まで到達していなかったため漏れなかった。 ↓ ◆12年使用するうちに配管内に堆積物がたまり、排水し難くなって水位が上がり穴ま で到達。 ↓ ◆漏水発覚 こんな感じではないでしょうか? いずれにしてもサンプルをメーカーに送って調査してもらってはいかがでしょうか? |
>写真のケースでは局部的なので内部(流したもの)の影響では無い様な気がします。 >外部の影響ではないでしょうか?写真では炭化している様にも見えます。 私もadaさんがいはれるように新築時からその様になっていたのだと思います。 少し実験をしたのですが、1cm角のサイコロ状の鋳鉄を赤くなるまでトーチランプであぶりそれを半分切りにした(100A VU)に置いてみると置いた所のみ黒く焦げる程度でへこむ様な気配はありませんでしたので、熱いものが接触したとは考えにくいので 医療系とありますので銅管(酸素など)の溶接時にそっぽを向けていた溶接の先がたまたまこの部分あたっていて誰も気が付かず保温を巻いて今まできたのではないでしょか。 |
adaさん、御返事ありがとうございました。 つなぎの水道屋さん、実験までしていただきありがとうございました やはり言われる通り新築時の溶接等の影響が一番考えやすいような気がしてきました。 説明不足でしたが、穴が開いていたのは配管の横ではなく下だった(写真は下から撮りました)ので、こぶ状の異物が長年のうちに化学変化の様な事を起こしVPを溶かしたのではないかとも思っていました。 合っているか判りませんがVP用接着剤は塗ったときに管材の表面を溶かし融着させるような事も聞いた事があったので、VPを溶かす性質の物質があり、たまたまそうゆう物質が管内に入り込んだのでは・・・とかも考えていました。 ただその他の配管部分に影響が出ていないので、化学変化のようなものは考えにくい様な気がします。 たぶん同じ様な事を言われるかもしれませんが、メーカーにも聞いてみようと思います。 |
VPが溶けた?って言う投稿に驚き拝見しました。 私も皆様がレスしているように、設置時にロウ付け用火気の影響でなったのではないかと思います。 実際自分の現場でもたまたま同様な状況発見して、接続しなおした経験ありまして 似たような感じになっていました。 ドレン配管の内部もドレン水の影響による溶解(腐食)も見当たらなさそうですね。 冷媒の接続部の位置確認でロー付けのシュミレーションしてみたら納得できるのでは?・・・ |
ご返事遅れてすみません。 撤去した継手を分析できるかメーカーさんへ問合せた所、 快く対応してくださり、報告書が来たので結果報告いたします。 報告書より抜粋すると 観察結果 継手に付着物が見られる。 1.赤茶けた錆色 2.黒色の融解物質 3.繊維物 付着物の分析 1.顕微FT−IR測定 2.XMA分析 分析推定 1.黒色部:塩ビ樹脂の炭化物 2.茶色部:酸化鉄 3.繊維物:グラスウール 上記によりやはりロー付けか・・と思いましたが メーカーさんの見解は「あくまで推測」とした上で 1.配管内に酸化鉄が存在していた 2.排水管内に何らかの薬品が捨てられた 3.酸化鉄と薬品が反応し一時的に高い反応熱が発生した 4.その熱で塩ビ樹脂が溶かされ塩ビ継手に穴が開いた との事でした。 酸化鉄の熱反応とは冬場によく使うカイロでも同じ事のようで、 でも、塩ビを溶かす温度になるかは僕にはよくわかりません。 (高い反応熱が出る薬品があるのか?) 皆さんが言われたようにロー付けによるものでも 同じ分析結果が出るような気もしますし、 結局の所よくわかりません・・・が感想です。 いろいろ皆さん参考意見くださり有難うございました。 |
>観察結果 >継手に付着物が見られる。 >1.赤茶けた錆色 >分析推定 >2.茶色部:酸化鉄 >メーカーさんの見解は「あくまで推測」とした上で >1.配管内に酸化鉄が存在していた これは、ドレンパン部のネジや、その接合部での鋳物継手使用でそれららのモノが劣化、離脱するのであれば、なんとなく理解できるのですが。 >2.排水管内に何らかの薬品が捨てられた この辺りは、化学に疎いので少し納得いかない点ですが...。 |
20年以上前の高校化学科卒の「おっちゃん」です。 私はこのような事例に遭遇した事がないのですが、 医療施設のどういった用途の部屋なのでしょうか?...気になります。 また、天カセ等であれば吸込口下部に実験施設等はありませんか? 塩ビ系樹脂を溶解させるのは「芳香族炭化水素(フェノール系)」の物質が多かった気がします。 気化した物質が、ドレンパン内で水に溶け溶解させたのでは? 通常の状態では、塩ビは無機の酸やアルカリでは溶解されなかったと記憶しています。 酸化鉄は、塩ビの溶解とは別に無機の酸の蒸気が鉄部分を腐蝕させたのでは? ちなみに、硫酸は濃硫酸の時は案外安定していますが希硫酸(水で薄める)ですと 発熱を起こし酸化力が増してきます。 >1.配管内に酸化鉄が存在していた >2.排水管内に何らかの薬品が捨てられた >3.酸化鉄と薬品が反応し一時的に高い反応熱が発生した >4.その熱で塩ビ樹脂が溶かされ塩ビ継手に穴が開いた >との事でした。 > >酸化鉄の熱反応とは冬場によく使うカイロでも同じ事のようで、 >でも、塩ビを溶かす温度になるかは僕にはよくわかりません。 >(高い反応熱が出る薬品があるのか?) >皆さんが言われたようにロー付けによるものでも >同じ分析結果が出るような気もしますし、 >結局の所よくわかりません・・・が感想です。 > >いろいろ皆さん参考意見くださり有難うございました。 |
>メーカーさんの見解は「あくまで推測」とした上で >1.配管内に酸化鉄が存在していた >2.排水管内に何らかの薬品が捨てられた >3.酸化鉄と薬品が反応し一時的に高い反応熱が発生した >4.その熱で塩ビ樹脂が溶かされ塩ビ継手に穴が開いた >との事でした。 > >酸化鉄の熱反応とは冬場によく使うカイロでも同じ事のようで、でも、塩ビを溶かす温度になるかは僕にはよくわかりません。 >(高い反応熱が出る薬品があるのか?)皆さんが言われたようにロー付けによるものでも同じ分析結果が出るような気もしますし、 >結局の所よくわかりません・・・が感想です。 > 酸化熱は相当な温度になります。鉱石中の硫黄分・鉄分の酸化熱を利用した 酸化製錬法(生鉱吹、自溶炉ともいう)と呼ばれる方法ですと燃料なしで鉱石(銅の精錬方法の一つです)が熔解します。 私どもの周りにあるものでは、使い捨て懐炉が有名ですが、お菓子の中に入っている酸化防止剤も酸素と化合して酸素を消費するように作られた品物で、原理は懐炉と変わりありません。実際火災を起こした実例もあります。 懐炉は酸化抑制剤が入れられて、急激な発熱を押さえてありますが、酸化防止剤は余り抑制剤が利いていない場合が多いので可能性は高いと思います。 酸化鐵ではありませんが、同様に発熱して火災を起こす危険物が幾つかあります。 その一つは乾燥剤、生石灰(CaO)を水と反応させて乾燥するのですが水が多いと急激に発熱します。また水と反応したあとは強アルカリ【Ca(OH)2】になりますので大変危険な物質です。同様なことは濃い酸やアルカリに水を加えると大きな発熱量のため加えた水が沸騰(突沸)して大変危険です。 普通に使っている油も空気中の酸素で酸化した時に発熱します。オイルマッサージのあとタオルでふき取り纏めておいておくと熱の逃げ場がないので発火する場合があります。これは家庭の天麩羅油でも同様です。 |
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